まだ強い風が吹いています。おはようございます。昨日からの強風、なかなか収まりませんね。この風にはまいりました。外での活動ができる程度の風になってもらわないと困ります。
昨日は総括質疑2日目。滝沢一成議員と平良木議員が登壇し、地方創生、新水族博物館など箱もの建設にたいする市長の認識などを問いただしました。大型ハード事業を次々と打ち出す市長の考えを訊かれ、市長は、「私自身が箱ものを次々と建てるということではなく、現実的にそういう場面に立ち会っているということだ」とのべました。福祉関連予算との優先性をどう検討したかという平良木議員の質問にも、「施設整備と福祉関連施策は優劣をつけずに、それぞれの事業ごとに判断する」と答えていました。昨日の質疑では答弁側にとって「思わぬ質問」も出て、関係部長が何度も動きまわる場面もありました。
昨日の本会議で(仮称)厚生産業会館の建設の是非を問う市民投票の実施について提案しました。連日の街頭演説で声が枯れているのにはびっくりでした。提案理由は以下の通りです。
(仮称)厚生産業会館の建設については、基本構想の段階から高田区地域協議会が「不適当」とする答申を行うなど、行政の提案に対して市民からは多くの疑義が出されています。特に、昨年示された基本設計では、基本構想で示された概算建設費を大幅に上回る費用がかかることなどから、多くの市民の間から、建設の是非にまで及ぶ異議が出されています。
一方、基本設計を行うにあたって取り組まれてきた市民ワークショップでは、この施設を利用・活用する予定の市民を中心にして施設内容を練り上げるとともに、一刻も早い建設を望むとの声も出されています。
こうしたことを背景に、日本共産党議員団が昨年10月に行った市民アンケートには、2413通の回答が寄せられ、市民の間には次のように様々な疑義があることが明らかになりました。
アンケートの結果は、「(約28億9500万円の)新提案による建設に賛成」が7.1%、「(約18億3500万円の)当初の規模程度にすべき」が17.7%、「いったん白紙に戻す」が67.6%と、圧倒的多数の回答が現在の基本設計による建設には異議を唱えるものでした。この結果は、一昨年、基本設計が示されていない段階で市が行ったパブリックコメントの結果とはまったく異なるものであり、まさに市民は現在の基本設計による建設を否定しているとすら言えるものでした。
ただし、このアンケートは、配布した数が6万枚(市内7万3千世帯のうち、6万世帯に配布)であるのに対して、返送されたのは約2400ということであり、すべての市民の意見を網羅したとは言えません。同時に、パブリックコメントへの意見を一桁上回る2000を超える規模の回答が寄せられたことから、一定の市民の意見が表出されていることも確かです。
以上のことから、現在の基本設計に基づく(仮称)厚生産業会館の建設の是非については、市民意見が大きく二分されていることが明らかであり、市民に直接その賛成または反対の意思を問う必要があります。
したがって、上越市自治基本条例第39条及び上越市市民投票条例の規定に基づき、市民投票の実施を求めるものです。
きょうは街宣です。