今朝も青い空が広がっています。おはようございます。牛舎脇の大きな榛の木ではミンミンゼミが盛んに鳴いています。昨日。今春と言ったらいいのか、前の冬と言ったらいいのでしょうか、テレビで「青い雪」についての研究がされているとの報道がありました。空が青く見えるのも関係あるのかなと、ふと思いました。
昨日は朝市宣伝の後、市議会食料農業農村議員連盟の管内視察でした。板倉区で午後2時過ぎまで農家民宿、水耕栽培の工場、光ヶ原高原での野菜栽培などを見てきました。
最初に、横浜から農家民宿をやりたいと板倉区久々野に移住し、開業したばかりの「泊処 来食の(くくの)」を訪問しました。宿主の大淵さんは「ゆっくりすごしていただけたらと思っています」と言って、豊かな自然とともにゆっくり過ごしていただくことに力点を置いておられました。古民家を活用した宿で私が気に入ったことのひとつは窓です。子ども時代、わら二階にあった小さな窓を思い出しました。
続いて、「新鮮で美味しい野菜を食卓へ」を目標に板倉区筒方で水耕栽培の研究をしている上越ニュービジネス研究会の取組を視察してきました。非結球レタスのほか、ネギなどいくつかの野菜で実験を重ねていて、一部は販売もしているそうです。レタスは播種から育苗、定植、育成を経て収穫するまでに約6週間。収穫した葉を口にしてみたら、パリッとしてとてもいい感じでした。この取り組みを知ったあるグループホームからは、「みんなで楽しみながら育ててみたい」という声が寄せられているとのことでした。研究会では、当初、太陽光など自然エネルギーを使った栽培をしたいとしていましたが、いまはまだそこまでいっていないといいます。今後、どう発展していくのか注目していきたいと思います。
最後は、板倉区の光ヶ原高原でそばを作っている新井清三さん、ブロッコリーを栽培をしている中島茂さんの話を聞いてきました。牧場が廃止された後、草地が荒れるのを防ぎ、跡を継いでくれる若者の出現を待っているという新井さん、経営的には厳しい中で、「ここにいるのが一番いい、老人の趣味の世界だ」と言って笑いました。中島さんも、「雪のない時期に一回きりの出荷、雪が降ったら終わり」とたいへんさを言いながら、それでも、ブロッコリーや大根栽培についてうれしそうに語りました。農業を愛し、ふるさとを愛する二人の生き方に感動を覚えたのは私だけではなかったようです。帰りのマイクロバスの中で、参加した議員はみんなが「すごい人だ」と評価していました。この二人の努力が無駄にならないよう、行政に働きかけなければと思います。写真の左から2人目が中島さん、3人目が新井さんです。
きょうは午前中に活動レポートの原稿書き、午後からは厚生常任委員会の勉強会、夕方からは富岡の芙蓉荘で市民との意見交換会です。