雨が梅雨時らしい感じで降っています。おはようございます。ちょっと寒いくらいですね、今朝は。朝の4時過ぎから印刷作業をしていますが、4時半頃には朝焼けもちらっと見えたのに、いまは完全に雨です。いよいようっとおしい季節に入たようです。
昨日は総務常任委員会でした。注目は2つの請願が採択されるかどうかでした。ひとつは「憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使容認に反対する意見書提出に関する請願」、いまひとつは、「入札監視委員会の開催と入札制度検討委員会設置に関する請願」です。結果から言いますと、前者は賛成3、反対4で不採択、後者は賛成4、反対3で採択でした。
このうち、「憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使容認に反対する意見書提出に関する請願」は、「立憲主義を守る市民有志の会」(代表、馬場秀幸弁護士)から提出されたもので、政府並びに関係機関に対して、憲法解釈変更による集団的自衛権の行使を容認しないことを求める意見書を提出することを求めたものです。
趣旨説明した馬場弁護士は、「居ても立っても居られない思いできた。集団的自衛権というのは簡単に言えば、他国のやる戦争に参加する権利だ。日本国憲法では、第9条で戦争放棄・戦力不保持を規定しており、日本の歴代政権も、同9条の趣旨から、日本の武力行使については、他国からの急迫不正の侵害に対する必要最小限度の防衛行為のみしか認められないとして、集団的自衛権の行使ができないものとしてきた。集団的自衛権の行使が憲法9条の規定に反するものであることは明白だ。安倍内閣はこともあろうに、この集団的自衛権の行使を容認するために憲法9条の解釈変更を閣議決定ですることを企図している。これは憲法を破壊するクーデターだ。仮に、どうしても変えたいというのであれば、憲法改正手続きに従って行うという王道を進むべきだ」とのべました。
委員会での意見表明では、「国会で議論されている中で、意見書提出は時期的にも重要だ。大賛成だ」「願意はよく理解できる。時の政権の解釈で国の根幹にかかわる事を決めるのはおかしい。憲法を否定することにつながりかねない」「歴代の自民党の重鎮と言われる(多くの)幹事長の発言でも解釈改憲の不当性は明らかだ。世論調査でも解釈による改憲反対は多数になっている」などという賛成意見が出ましたが、賛成は3委員にとどまりました。反対した委員は、「請願の内容は理解できるが反対だ。いまの世界情勢を考えると、解釈改憲で必要最小限のことをしなければならない」「請願書の趣旨では集団的自衛権反対と解釈改憲は立憲主義に反することが並列的に扱われている。これでは賛成できない」などとのべていました。反対した委員の理由は、請願趣旨説明などで論破されたものや十分説明されたものを持ち出すもので、理解できませんでしたね。
いまひとつの「入札監視委員会の開催と入札制度検討委員会設置に関する請願」が採択されたのは極めて当然です。ガス水道局所管の入札で談合したという業者が事実を告白し、市長も「談合の疑いあり」ということで公取委に通知を出している中で、市長部局発注工事も含め入札をしっかりと監視し、一位不動や入札不調時に最低価格入札者と随意契約している実態は何とかしなければなりません。
きょうから一般質問です。私は12番目ですので月曜日の最後か火曜日のトップになるでしょう。