上越市ガス水道局所管の本支管工事における談合疑惑解明が求められている中、告発した業者からこのほど官製談合疑惑がくっきりと見えてくる資料をいただきました。
この資料はガス水道局がホームページなどで公表している入札結果データをもとに各工事の落札率をグラフ化したもの(ガス水道局入札談合疑惑資料3)と説明データ(ガス水道局入札談合疑惑資料4)です。「もう談合をやめましょう」と呼びかけた業者が入った入札では落札率が最低制限価格に近くなり、入らない場合は高くなって予定価格に接近する傾向がよくわかります。特に平成25年度の数値がはっきりしています。こういう数値が出たことについてある関係者は、「最低制限価格などが行政側からもれることでもないかぎりありえないのではないか」と話しています。なかには一部、その傾向からずれているものがありますが、それらについては、なぜそうなったかが説明データに書いてあります。
これとほぼ同じ資料がガス水道局の談合情報等調査委員会にも提出してあるとのことですが、議会への報告はありませんでした。党議員団では、これらの点も含めて3月議会で質問することにしています。
なお、ガス水道局本支管工事に入札談合疑惑解明をするために議会は百条調査委員会を設置してほしいという陳情が3団体から出ていて、その審査は10日の午後、市議会第1委員会室において行われます。