この度、上越市選挙区から再来年春の新潟県議会議員選挙に立候補することになりました。きょうの午後、記者会見して発表したところです。上越市は平成17年1月に13町村を編入して出来た県内で3番目に大きい都市ですが、これまで日本共産党の議席獲得はなりませんでした。今度こそ議席を獲得して、県民の暮らしを守る強力な複数議員団をつくっていきたいと思っております。
記者会見には日本共産党新潟県委員会の樋渡委員長、上野、平良木両市議会議員とともにのぞみました。選挙にあたって、いまの段階で私が考えていることをいくつか話しました。以下はその概要です。
1つは、柏崎刈羽原発の再稼働を阻止し、原発ゼロをめざすということです。柏崎刈羽原発は世界最大規模の原発です。いまの原発の技術はまだ未完成で、使用済み核燃料の処理もできない状況です。先日、20数年ぶりに米山に登ってきました。上越市には、思っていた以上に近いと感じました。私は、現在、動いていない原発を二度と動かすことなく、再生可能エネルギー重視のエネルギー政策を発展させていきます。
2つは災害対策です。新潟県はいろんな災害が発生しています。私も水害で2度被災していますが、地震、豪雪、水害、地滑りなどの対策を強化していきます。とくに豪雪対策については、「豪雪それ自体が災害である」という立場に立って、災害救助法の適用世帯の抜本的な拡充を求めていきます。
3つは、介護、医療、福祉、そして子育て支援策の充実です。医師数は全国で42位(2010年調査、人口10万当たり新潟県は191人、全国平均は230人、富山県241人、石川県266人、長野県214人)、歯科医師、薬剤師も全国平均以下。療養病床は214.9床(人口10万人あたり)で全国平均(263.7床)を下回っています。とりわけ、上越市は65.4床)と極端に低い。これらを何とかしたいと思います。子ども医療費助成は小学校卒業までで全国最低です。しかも子どもが3人以上いないと助成を行わないということになっています。だから、すべての子どもの3割しか助成ができていない実態となっています。これを中学校卒業までに拡大するために頑張りたい。
4つは、地域産業、地域経済振興策の充実です。①上越市食料・農業・農村条例の新潟県版をつくり、地域内自給率の向上、安全安心の食料生産基地を目指したい。また、②中山間地域にもっと目を向けて、山林を活用することでエネルギーの自立を目指します。また、中山間地域に今も残っている人との絆、自然を大切にした地域づくりをしていきます。いわゆる「里山資本主義」の実践です。③さらに、中小企業振興基本条例を制定し、中小企業支援センターの設置をして中小業者を支援します。また、上越市など多くの市町村で取り組まれている住宅リフォーム助成制度を県でも実現させたい。
5つは、北陸新幹線、並行在来線対策に力を注ぎます。市民や3市連絡会などと協力して、使いやすい新幹線・並行在来線を実現していきます。特に並行在来線に関しては、JRからの経営分離によって、市民や地元自治体に大きな負担が予想されます。したがって関係3市の市長や知事とも協力して、国やJRの支援を強く求めていきます。
最後に、政策とはちょっと違うかもしれませんが、県民に身近な県政・県議会をつくっていきたいと思います。特に県議会については、他党派議員とも協力しながら、議会報告や県民の声を聴く場づくり、県民参加を進めていきます。党議員団や個人的な議会報告活動も旺盛にやっていきます。
記者からは「現職3市議がいるなかで、橋爪になった理由はなにか」「今後、1年以上の運動の中で中だるみが出るのではないか。どんな活動をしていくのか」などの質問が出ました。さて、これからが大変です。まずは明日、人間ドッグへ行って体のチェックをし、無理をせず、がんばって5人の中の一人になりたい思います。よろしくお願いします。
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