おはようございます。今朝はまずまずの天気です。何という名の小鳥でしょうか、チュン、チュンという鳴き声が聞こえてきます。写真は昨日、新潟日報社の20階で撮ったものです。
昨日は新潟市に行ってきました。元新潟大学学長・長崎明さんを偲ぶ会があったのです。生前、吉川町時代の青年団の講演会の講師を引き受けてもらったり、市議選初出馬の際には応援メッセージも寄せてくださったりしていましたので、出かけてきました。会には県内各界から100人近い人たちが参加されていました。
会では呼びかけ人を代表して関根征士さんが長崎先生の経歴と活動を紹介されました。46歳で新潟大学学長になられた経緯や学長を下りて以降の教育、平和、環境保護などの活動をたどり、「きょうは長崎先生のお人柄を偲びつつ、心温まるつどいにしてください」と結ばれました。
スライド上映では元県立植物園園長、松山雄二さんが説明役でした。少年時代などのめずらしい写真や県知事選の時などの懐かしい写真がたくさん出てきて、参加者を惹きつけました。
長崎先生を偲ぶスピーチのトップバッターはにいがた自治体研究所副理事長の福島富さんです。「にいがた自治体研究所の理事長になってほしいとおそるおそる要請したら、『いいでしょう』と言われ、驚いた」「長崎先生が立候補された知事選は『長崎知事選』と言われ、昔の小作争議のような状況をつくりだし、県政の転機となった」と語りました。
「山と酒と花をめでる会」の霜野好克さんは、「平ヶ岳の登山の時のこと、コサックダンスをやられ、足さばきが軽やかで70代の人には見えなかった」「7.11水害後、何回も糸魚川に調査に来られたが、来られた時はいつも雨で、『ああ、長崎はきょうも雨だった』と言っていたものです」とエピソードを語り、会場を沸かせました。
献杯の発声は吉田三男先生でした。ビールのジョッキを持った遺影を見ながら、「長崎先生がもう準備をされているので、長い話はやめて献杯しましょう」とユーモアたっぷりのコメントを入れ、「献杯」されました。
懇親会ではあちこちで懐かしい再会がありました。学生時代の先輩で、県弁護士会会長の味岡申宰さんにも会いました。そうそう、会が始まる前にうれしいことがありました。吉田三男先生のお連れ合いと長崎先生のお連れ合いが私が座っているテーブルに来て下さったのです。時どき私のホームページをのぞいていてくださることをお聞きしただけでも感激だったのですが、40年ほど前に吉川町青年団の用事で長崎先生の家にお邪魔をしたことまで憶えておられたのにはびっくりでした。
最後に中村洋二郎弁護士が呼びかけ人を代表して閉会の挨拶をされました。ここでも「長崎先生はどんなにひどい政治の中でも、微笑みながらみんなをまとめ、頑張ってこられた」とエピソードを紹介され、これからも頑張っていきましょうと呼びかけられました。たくさんの勇気と元気をもらった、とてもいい会でした。
市政レポート1631号と「春よ来い」の第279回、「いもじり」をホームページに掲載しました。ご笑覧ください。