おはようございます。今朝は寒かったですね。私のところでも気温はひとケタ台、9度まで下がりました。そのかわり、外は快晴です。きょう、明日、あさってと文化行事、イベントを計画されている人たちはにこにこ顔じゃないでしょうか。
さて、昨日は中山間地対策特別委員会の浜松市視察の2日目。中山間地域、天竜区で頑張っているNPO法人、「夢未来くんま」を訪ねてきました。まずは上の写真、ごらんください。阿多古川の清流です。きれいでしょ。これを守るために、地域の人たちは子どもの頃から、川と生物の関係を学び、どういう生物がいなくなったら川の汚れが出てきたかを判断できるといいます。
NPO法人、「夢未来くんま」は平成12年に設立された特定非営利活動法人ですが、昭和の40年代から地域おこしの活動をやってきた婦人会など女性陣の奮闘がありました。他に先駆けた農産加工や文化活動などは高く評価され、平成元年には農林水産祭の農林水産大臣賞、天皇賞を受賞しています。昨日はその活動の中心になっていた2人の女性、副理事長の金田さんと副理事長兼事務局長の大平さんから案内していただき、これまでの取り組みについて学んできました。
お二人の話を聴いて思ったのは、地域おこしにかける情熱です。農産加工、農家民宿、自然学習、文化活動などいずれも全力を挙げて、粘り強く活動を続けてきたことが分かりましたが、その根底には「夢未来くんま」が大事にしている「豊かさ」「優しさ」「楽しさ」があるなと思いました。この法人は全戸加入ですが、組織的にも、みんなが助け合って楽しく活動できる仕組みづくりを重視していることもわかりました。そしてもうひとつ、中山間地域を活性化させていくには持続的な組織が必要だということです。これらのことについては近く整理し、市政レポートに書きたいと思います。
視察が終わろうという頃、駐車場に見たことのない車が停まっていました。農協の移動金融窓口専用車です。キャッシュカードを使えない人たちにとってはたいへん喜ばれているということでした。こんな配慮は中山間地で必要だと思いました。
きょうは「しんぶん赤旗」日曜版の配達、集金、その他で大忙しとなります。