おはようございます。今朝は晴れ。気温は18度前後なのでしょうか、寒くも暑くもなく、ちょうどいい感じです。写真は朝7時前、柿崎区川井で見た米山の風景です。さわやかでしょう。
昨夜はめずらしい夢を見ました。牛がお産をした夢です。それも2頭です。母牛の乳をしぼってやらなければと思いながらも、忙しくてしぼってやれない。困ったなと思っているところで目が覚めました。でも夢に登場した牛は母牛も仔牛も毛は赤茶色です。よく考えてみれば、乳牛ではないので、人間が乳搾りをしないでもよかったのです。夢はおもしろくできているもんですね。
昨日は第2回上越市地域協議会検証会議(座長岐阜大学准教授山崎仁朗さん、他に3委員で構成)が行われました。一昨日の地域協議会会長さんたちとの意見交換会などで出された論点がどう引き継がれて議論されていくのかに注目して傍聴してきました。同じような問題意識を持っていたのかどうかわかりませんが、一昨日に傍聴された人の多くが傍聴されていたのには驚きました。
昨日は地域協議会の検証にかかわる多くの課題がある中で、①地域活動支援事業のあり方、②諮問・答申のあり方、③委員の定数、任期、報酬などについて、④公募公選制の下でどう裾野を広げていくか、の4点に絞って3時間近く活発な議論が展開されました。
このうち地域活動支援事業については、改善策をめぐって様々な議論が行われました。一昨日の会長さんたちとの意見交換会では金額が多すぎる、足りないとする意見や他区への流用、残額の繰越などの意見がありましたが、検証会議では、「500万円の基礎部分を厚くし、人口割りの部分を薄くしたらどうか」「3次募集までは必要ないのでは」「事業の執行時期との関連で流用は難しい」「柔軟に使える仕組みとするために繰り越しがあっていいのでは」「市が本来やるべき事業をこの事業を使ってやるのはいかがなものか」「地域のソフト面を活性化させるという本来の趣旨にそった活用を」などの声が出されました。興味深かったのは、今後の課題として、人件費でも使うことができるようにすること、団体設立を促すために財政支援することも検討しましょうと決まったことです。新たな改善策が見えてきた感じがしました。
諮問・答申のあり方についてはこの間、(仮称)厚生産業会館基本構想案や名立区地域協議会が提出した特養ホームについての意見書をめぐりいろんなところで議論されてきた経過があります。昨日の会議では、「行政と地域協議会がお互いに話し合っても2者間で解決できないときには第3者機関が入ることも必要ではないか。ドイツなどで行われている市民集会、住民集会など市民を巻き込んで議論することも必要だ」「行政は基本的にオーケーをもらうために諮問している。どうしましょうかと訊くものではないのではないか」「(もめたとき)議会がどうかかわるかという問題もある」「議員が悩み深いやりとりを見て、議会に反映させることはありうる。それをどう担保させるかだ」などの意見が出されました。市全域に影響のある問題については全区の地域協議会が自主審議事項としてとりあげることには異論はありませんでしたが、全区の地域協議会に諮問することについては、「条例の趣旨からすると区域を限定することになる」「自主審議で意見書を出せばいいのではないか」「全市的なことは議会で議論することになるのではないか」などとまとまらず、今後、さらに検討することになりました。
委員の定数、任期、報酬などについては、短時間の議論となりました。「13区では、人口減、高齢化のなかで減らしてもいいのではという意見が複数区から出た」「何で減らすのか、その理由は何かを明確にする必要がある」「なり手がないという実態がある。何が適切かはむずかしいが、ドイツでは人口で決めている」「会長との意見交換会では、一度にがらっとメンバーが替わって、実質的に動き出せないという問題が指摘されている」「半数改選があってもいいのではないか。スムーズに委員を確保出来るなら、2年ごともあってもいい」「報酬については、報酬をくれという話ではないと理解している。(1200円が安すぎるという話だ)」などの意見が出されました。これらも今後整理されることでしょう。
公募公選制の下でどう裾野を広げていくか。この問題は力が入った議論となりました。「実際に女性や若者が出たところでは活性化している。長い目で見ながら努力していくことが必要だ」「地域協議会で一つひとつの成果を積み上げながら裾野を広げていかないといけない」「出前協議会方式が広まってきたという印象があるが、全体としてまだかたい議論がされているというイメージがある。子育てではどんな悩みを持っていますか、と軽く入れるイメージがほしい。まちの人たち、団体の人も定例会に加わって審議する方法があってもいいのではないか」「いくつかの協議会を傍聴してきたが、もっと気軽にやってもいいのではという印象を持っている」「楽しいことがないと若い人は入ってこない」「会長も判断も大きい。女性や若者が発言しやすい雰囲気づくりをするためにも会長間で交流が必要だ。仕事を休んでも出席できるようにするためには、市長等から地域協議会の意義をもっと発信してもらい、雰囲気を全体として盛り上げていくべきだ。住民組織、諸団体とも連携して裾野を広げていく必要がある」など発言が続きました。
昨日の会議は全体として、一昨日の意見交換会の到達点をふまえたいい議論になったと思います。この検証会議は今後も行われ、今年度中には検証結果、改善策がまとめられる予定です。