おはようございます。今朝は雨風になったり、曇ったりといった天気です。昨日も30度前後の気温になったことで、体がなんとなくおかしな感じです。
昨日は長野市議会との交流会でした。毎年、恒例となっている会ですが、今年は長野市が会場でした。毎年、「講演会+懇親会」または「視察+懇親会」という形になりますが、今回は後者でした。 旧松代町(現在は長野市松代町)にある気象庁精密地震観測室と今年7月にオープンしたばかりの児童発達支援センター「にじいろキッズらいふ」を視察してきました。どちらも長野市議会事務局の松坂次長がバスガイドと間違えるほどきれいな声で、しかもたっぷりと説明してくださいました。前職は観光課長だったとか。もちろん、現地では担当の人の専門的な説明もありましたよ。
旧松代町はこれまでも2回ほど訪ねたことがありましたが、地震観測室訪問は初めてです。同室の橋本徹夫さんがパワーポイントを使って、精密地震観測室の沿革や仕事の内容について説明してくださいました。同観測室では、世界で発生する地震を観測できるだけでなく、核実験も探知できるそうです。説明の中で活断層の地震発生確率ランキングも明らかにされました。上越市に近い糸魚川ー静岡構造線は30年以内に発生する確率が14%で第2位、高田平野東縁断層はほぼ0~8%で第9位でした。地震発生の仕組みや津波についてもわかりやすく説明してもらいました。
橋本さんからは同観測室のセンターや地下のトンネル内の地震観測機器などを見せてもらいました。昨日の長野市は30度を越える暑さでしたが、トンネル内は14度、ひんやりして快適な空間でした。夏でも冬でもこの気温は一定であり、それが観測機器のためにはいいのだそうです。年季の入った古い地震計も最新のコンピューターがずらりと並んだ観測センターも見てびっくりでした。私たちの命と安全を守る観測の最前線でどういうことが行われているかを知ることができました。
昨日は上越も長野も青空が広がっていました。地震観測室を出てバスに乗ろうとしたとき、空を見たら見事なうろこ雲が空いっぱいに広がっていました。
続いて訪問したのは、児童発達支援センター「にじいろキッズらいふ」です。社会福祉法人、長野市社会事業協会の理事長さんや事務局長さんなどが説明と施設の案内をしてくださいました。同センターは障害児相談支援事業、児童発達支援事業、放課後等デイサービス事業などを行っています。障害を早期に発見し、ライフ・ステージに応じた支援していく、きめ細かな体制がとられているのには感心しました。同センターは1966㎡の建物で、総事業費は4億5600万円。同法人の事務局があるほか、指導訓練室、プレイルーム、会議室、デイサービス施設などが配置されていました。市議会の厚生常任委員会メンバーのみなさんは、上越市の若竹寮も見ているが、4億5600万円にしては施設がよくできていると驚いていました。
懇親会では日本共産党議員団の佐藤久美子、小林義和市議も参加していました。佐藤市議とは20日告示の長野市長選のことや議員団の活動などについて話ができました。また、他党派議員とも議会での活動や日常活動などについ語り合うことができました。議会改革や産業振興など、市が違っても共通課題がいくつもあります。いい意見交換ができたと思います。