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医療費の伸び、昨年度は0.7%にとどまる

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 おはようございます。今朝もいい天気になりました。実りの秋、イネはもちろんのこと、クリも収穫時期を迎えています。わが家の近くでは、たくさん生っていて、とてもいい姿を見せてくれています。写真は、この栗の木の今朝の姿と空です。

 昨日は厚生常任委員会でした。議員控室でインターネット中継を見ながら生活相談などの対応をした後、午後の後半から委員会の傍聴をしました。

 注目した議論のひとつは昨年度の国民健康保険特別会計歳入歳出決算の審査です。すばらしい議論でした。市が平成20年から取り組んできた糖尿病・高血圧等生活習慣病予防について、「上越市の疾病別医療費の状況と今後の課題」としてまとめ報告、それをめぐってじつに活発な議論が行われました。

 報告の概要は、「医療費の伸びは対前年比約3%で推移してきたが、平成24年度は0.7%の伸びにとどまった。60~74歳の医療費が安定化してきており、糖尿病等は改善傾向にある。健診受診とその後の保健指導による効果が現れてきているものと考える。今後は50歳代の受診率の向上、保健指導の徹底で脳出血等、循環器疾患減少に向けた取り組みを強化したい」というものです。

 これに対して中川委員は、脳出血、高血圧性疾患などがこの間、一時減少したものの、再び増加していることの分析、健康診断を受診した人の発症率等を問いただしました。また、日本共産党議員団の平良木委員も、「効果が現れてきたというが、まだ1年こっきりだ。手放しで評価できないのではないか。疫学調査は何年も調査して結論を出すものだ」と質問しました。

 中川委員の質問に対しては、担当の国保年金課長だけでなく、健康づくり推進課の渡辺副課長が専門家としての見解をのべました。副課長が堂々とした態度でテキパキと答弁するので、感心してメモをとるのを忘れるくらいでした。報告にあった、「脳出血者は健診・医療機関も未受診者が多い」「男性が多い」ことなどが具体的に、丁寧に明らかにされたのです。栗本健康福祉部長も、平良木委員の質問に、「まだ期待の段階だ。さらに分析が必要だ。例えば、糖尿病についていえば、いい薬が出て下がったのではというのもある。もう少し様子を見なければならない」と応じていました。

 担当課がまとめた報告は全体で7ページ。表あり、個別分析ありで、じつにわかりやすいものでした。それがあったから、昨日のような真剣な議論ができたのではないでしょうか。そして、もうひとつ、昨日の委員長のさい配は見事でした。

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 きょうも厚生常任委員会です。なるべく早く市役所へ行って仕事をしたいと思っています。一般質問の通告の締め切りも明日の夕方までです。この準備もしなければなりませんし、市政レポートの原稿書きもあります。忙しい一日になりそうです。

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2013年09月11日 06:42に投稿されたエントリーのページです。

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