おはようございます。今朝は雨です。きょうは地元町内会の祭りですが、23日は雨の日が多いですね。
昨日は市政レポートを印刷後、浦川原、大島、安塚と回りました。これらの地域では、先日の雨被害はたいしたことがなかったようです。上の写真は大山温泉の上の方で撮ったものです。ソウメンカボチャがたくさんなっているので、懐かしくなりました。というのは、かつて、わが家の牛舎の堆肥場付近には種もまかないのに、このカボチャがたくさんなったことがあったからです。
午後からは文教経済常任委員会でした。小木直江津航路の運航支援について、佐渡汽船㈱から木村専務と尾崎経営企画部長を参考人として召致しての質疑、支援する上越市側の担当幹部に対する質疑が行われました。
最初に佐渡汽船㈱の方から中型高速カーフェリーの導入計画概要の説明がありました。この中で明らかにされた主なものは、以下の通りです。
●航海時間を片道100分以内とすることで、1隻体制による利用しやすい2往復ダイヤが可能となる。ゴールデンウィークや夏季繁忙期などでは、需要に応じて3往復ダイヤも可能。
●新たに購入する船については、納期と建造実績からカタマラン(双胴船)を軸に検討をすすめていること。
●小木直江津航路の収支シミュレーションをしたところ、平成27年度、輸送人員20万人、航送換算台数3万6500台で試算すると、平成24年度実績と比較して、運航収益は3億2600万円増えて10億8400万円に、運航収支は2億2200万円改善され、マイナスの1000万円となる見通しである。
●今年の9月には造船会社と建造契約を締結したい。
●運航ダイヤは北陸新幹線との接続を含めて検討していく。
佐渡汽船㈱に対する質疑では、日本共産党議員団の上野議員が、「支援スキームに狂いを生じた場合、いったん立ち止まるというのは間違いないか」と確認しました。これに対して木村専務は、「まさしくその通りだ」と答えました。さらに、同議員は、「収支シミュレーションによると、新船舶導入で運航収支のマイナスが大きく減るとなっているが、そんなに効果を発揮できるのか」と質問しました。これについては、尾崎部長が、「100分運航が可能になれば、利用しやすいダイヤが組める。それに北陸新幹線開業に伴う改善もある。夢の数字を出しているわけではない」と答弁しました。他の議員からは、「収支シミュレーションは平成27年だけではだめだ。複数年を示すべきだ」などの質疑がありました。
この後、上越市当局が小木直江津航路についての「公的支援の考え方」を明らかにしました。この中で、「負担割合に係る佐渡市との協議は平行線だが、その後の協議で、『公的支援にあたり、両市それぞれの立場で、それぞれの根拠を基に支援すること、またその結果、船舶購入費に不足が生じた場合は、佐渡汽船㈱が自ら負担すること』については、8月19日に佐渡市との間で合意した」、その結果、「当市の負担割合は21.7%とし、支援額を上限2億6040万円とする」とのべました。簡単に言うと、合意は出来ていないが時間がない、ついてはそれぞれの市が考える根拠に基づき、支援を行おう、足りない分は佐渡汽船㈱で出してもらうということです。なんか、しっくりしませんでしたね。こんな形で公的支援が決められていいのでしょうか。