おはようございます。今朝は曇り空です。いつも小鳥たちは4時5分頃には鳴き始めるのですが、今朝は10分ほど遅かったです。
昨日はホテルで朝食をとった後、市役所へ向かいました。総務常任委員会の管内視察というか、現地調査があったからです。調査はこのところマスコミなどでも取り上げられている老朽危険空き家の現状把握が目的です。市が危険空き家として把握している87の家屋のうち、昨日は11の家屋を調査してきました。
調査に入ってまず驚いたのは、町場の中にこういう家屋、建物がいくつもあることでした。屋根に穴があいていて崩れ始めているもの、道路に倒れる心配があるので、つっかい棒をしてあるもの、屋根のトタンなどが強風で飛ぶ可能性があるのでネットをかぶせてあるものなどがありました。これらを見て、近所の人たちは迷惑しているし、通行人にも危険が及ぶこともあるなと判断してきました。ある駅の近くでは、老朽家屋が連なっていて、そこに危険家屋がありました。たまたま出会った高齢者の方から、「たぬきの住処になっている。あそこは亡くなって誰もいない。そのそばの家は施設に入っておられ、ここもまた管理する人がいないのです」と言われて、問題は今後、大きく広がっていくという予感がしました。高齢化が進み、他人事ではないのです。どこでもこういうことが起こりうると思います。写真は個人情報保護の問題もあり、家屋を紹介できませんが、ご理解ください。
終わってから市役所で委員会を開催し、約1時間議論しました。委員会では、「危険状態になるまでに把握しておく必要がある。危険度調査はどのようにしているのか」「87の老朽危険家屋のうち、市税の滞納がある件数はどれくらいか」「老朽危険家屋の管理者に通知を出しているというが、どんな中身か、また、通知後の次の一手としてどんなことを考えているのか」「住宅用地にたいする課税標準の特例の解除については老朽危険空き家を無くすために逆効果となることもある」などの質問や意見が出ました。市の答弁でわかったことですが、所有者が判明している81家屋のうち、連絡しても返事がないケースは43にも上っているとのことでした。深刻ですね。委員会では今後も引き続き、この問題の解決策を求めて話し合っていくことにしています。
市政レポート1605号、「春よ来い」第253回、「用水普請」をホームページに掲載しました。ごらんください。
さて、きょうは午前中に生活相談、午後からは月例議員懇談会、議員勉強会と続きます。