おはようございます。今朝も穏やかな天気になっています。けっこう気温も高いので、雪解けが一気に進むのではないでしょうか。わが家の周辺もごく一部に残っているだけとなりました。
昨日は一般質問でした。私は小型除雪機事故対策、総合事務所の産業建設グループ集約問題、そして公民館の運営及び配置に関する基本方針案の3つをとりあげて、市長や教育長の見解をただしました。
小型除雪機については一昨日も松之山で57歳の方がなくなるなど、今冬も各地で事故が相次いでいます。市内では死亡事故には至らなかったものの、機械の下敷きになる、衣服を巻きこまれるなどの事故が7件発生しています。私は、小型除雪機の所有状況、事故実態を訊くとともに市長会などで本格的な事故対策を協議するよう求めました。
答弁の中で市長は、合併後8年間に市内で3人の方が亡くなり、57人の人たちが重軽傷を負ったことを明らかにしました。事故にあった人たちの約7割は65歳以下の人だということです。また、事故原因ですが、「投雪部の雪詰まりを取り除く際に、エンジンを止めずに作業を行ったため回転部に手を挟まれて負傷された事案が約半数」を占めていたそうです。今後は、市民への事故防止の呼びかけなどのいままでの取り組みに加え、新たに、事業者等との協力も検討していきたいと答えました。市長会での問題提起については、理解してもらえませんでした。
13区の総合事務所は4月から4つのグループに分けられ、柿崎、浦川原、板倉、木田庁舎に産業建設グループ職員を集約します。この取り組みは1年間試行し、来年4月から本実施するとしています。この取り組みで、柿崎、浦川原、板倉の3区総合事務所以外では職員が激減し、災害発生時の初期対応やまちづくりがどうなるのかという不安や懸念の声が市民から上がっています。私は、こうした声をどう思うか、そして試行段階で市民サービスの低下がはっきりしたら本実施は見送るべきだと主張し、市長の見解を求めました。
これに対して市長は、「災害発生時におきましては、まさに総合事務所と木田庁舎の関係課等の間において機動力を発揮した対応が図られることが可能」となる、「災害時における職員の参集方法を見直すなど、体制の充実も図った」と答えました。地域づくりの関係では、「各区の特色や独自性を確保することを基本とし、その上で、広域的な視点に立って、それぞれの地域が持つ資源等を最大限に発揮し、相乗的な効果を得ることのできる地域施策を企画し、推進してまいりたい」と答えました。私は災害発生時の職員配置や指揮命令がどうなるかをただすとともに、まちづくりについては第5次総合計画づくりの時に各区で議論して決めた地域別計画を戦略的計画として位置付け、推進していくべきだと提案しました。
総合事務所産業建設グループの集約問題では、「地域自治区設置に関する条例」の改正をせまりました。同条例の7条には地域協議会の権限について書かれており、「地域自治区の事務所が所掌する事務に関する事項」についても自主審議できるとされています。柿崎、板倉、浦川原の集約総合事務所の所掌事務の範囲はこれまでの区内だけでなく、他区にも及ぶことになりますが、総合事務所の所管区域の変更など改正措置をとらないと矛盾が生じると訴えました。これにはまともな答弁が返ってきませんでした。最後に、試行に入る前に法的な整備をするよう求めましたが、このままずるずると試行に入って行くならば、大きな問題となるでしょう。
公民館の運営及び配置に関する基本方針案については、先の文教経済常任委員会で説明があり、公民館関係者や活発な取り組みをしている地域住民から大きな関心が寄せられています。私は、「まずは、公民館の果たすべき役割と活動方向についての議論を先行させるべきで、それが十分になされない中で施設配置の基準を示すのは早すぎるし、手順が違う」「『分館施設等の再配置』に関する3つの基準を決めるにあたって、関係住民との話し合いはしてきたのか。また、今後の話し合いの中で変更もありうるのか」などを教育長に問いました。
答弁の中で教育長は、「基本方針(案)は、分館施設等の再配置を含め、これからの公民館の全体像となる基本的事項を市民の皆さんに明らかにし、意見を聴くための案だ。今後の進め方としては、基本方針(案)の内容を議会の皆様からご理解いただいた上で、その後、地域協議会への説明やパブリックコメントを行い、広く市民の皆様のご意見をいただく予定としている。その結果を踏まえて、必要があれば教育委員会で修正を行った後、再び、社会教育委員・公民館運営審議会委員に諮り、議会の皆様にもお示しした上で、最終的に決定していくという過程を踏んでいく」とのべました。「必要があれば教育委員会で修正を行う」と明言されたことは重要です。大いに議論していきたいと思います。
きょうは休日です。ほんとうは休みにしたいのですが、やるべきことが山ほどあります。原稿書き、生活相談、学習会と続きます。でも少しの時間を割いて里山に入りたいなぁ。野の花たちが待っていてくれるはずだから。