18日、19日と東京へ行った際、お土産に持っていったものは吉川区原之町の小浜屋菓子店の「尾神サブレ」と浦川原区の㈱自然芋そばの「越のかおり 米の麺」です。いずれもわがふるさとの山、尾神岳にちなんだ食べ物で、「尾神サブレ」は尾神という固有名詞が入っているので、いつも土産品として使っています。「越のかおり 米の麺」は今回初めて持参しました。これは「越のかおり」という米粉向きの米の新品種と尾神岳から湧き出る大出口泉水を使って作られた話題の食品です。
今回の東京行きでうれしかったことのひとつは、このお土産がきっかけとなって話が盛り上がったことでした。じつは新潟大学の古厩忠夫先生(故人)が最後の入院をされる1か月前に、一緒に尾神岳に登った思い出があったのです。その日は、先生が県立吉川高校(当時)で講演されることになっていたのですが、わが家に立ち寄っていただき、父や母と一緒にお茶を飲んでもらいました。その後、私が尾神岳のヤマアジサイとブナ林を案内したことは鮮明に記憶しています。19日に先生のお連れ合いを訪問した時には、「夫がぶな林の中の坂をひょいひょいと登っていく姿にはびっくりした。こういう世界もあるのかと喜んで、写真を撮りまくっていた」と話されていました。
話は尾神岳のことから大学での話につながり、一緒に先生のお連れ合いを訪問した後輩たちも「大学の階段を二段ずつ上がっておられた」「国際交流会館で賑やかにやるのが好きだった」などと故人の思い出を語ってくれました。写真は、尾神岳のブナ林を訪れた時の写真と尾神サブレ。いずれも古厩さん宅にて撮影したものです。