きょうは地元のカメラマン、平田一幸さんに会いました。今春に発刊予定の新随想集のカバー写真などをどうするかについて話し合いをしたのです。まだ、どんな話を本の中に入れるか最終決定していないのでむずかしい面もありますが、私としては、春を目指した「希望を感じる写真」にしたいとお願いしました。きょうの話では、昔と違って、いまは人物写真が撮りにくくなったという話から始まって、風景写真と人、撮影タイミングなどについていろいろ教えてもらいました。夜明け前の、30分くらい続くブルーの空をバックに撮った桜、吹雪の中、マント姿で歩く人を撮った話など、とてもおもしろい話でした。
このところ、読みたい本が溜まっています。総選挙で読むことをすっかり忘れていたのは片山ユキヲの漫画、『花もて語れ』第6集。この集には郷土の児童文学者、小川未明の『野ばら』の朗読のことが載っています。『野ばら』は戦争をしてはいけないことをやさしく訴えた児童文学です。未明の文体は少々凝っていて、朗読するにはむずかしいと思っていましたが、そのむずかしさを超える朗読術がこの漫画には描かれています。政権が代わり、再び平和を求める声を大きくしなければならなくなっているときに、いい漫画本が出たものです。
夜は党会議でした。4日の党中央委員会の旗開きでの志位委員長のあいさつと上越地区党の方針についての報告を聴いたのち、総選挙結果やその後の動きについて、意見交換しました。