きょうの午前、市議会建設企業常任委員会がありました。(仮称)厚生産業会館の基本構想案については高田地域協議会が不適当との答申を出し、そこに添えられた意見について市は考えをまとめ、17日に地域協議会に説明してきました。きょうの会議では、その経過と内容について市側が報告し、委員などから質問を受けました。
特徴的だったのは、委員からの質問や意見は建設促進派であろうと慎重派であろうと、地域協議会ともっと協議すべきだという声が多かったことです。本城委員は新潟日報の投書を紹介しながら、「市は地域協議会と合意を得る努力をもって丁寧にすべきだ」とのべました。また櫻庭委員は、「高田区地域協議会の答申がどう取り扱われるか、市民の関心の的になっている」とのべ、答申の尊重を促しました。また番外で発言した永島議員も「このままでは『市民がど真ん中』ではなく、『行政がど真ん中』になる」と行政の動きを厳しく批判しました。私も番外で発言、「『答申を参考にする』というなら、具体的にどこを参考にするかはっきりさせて話し合う姿勢が大事だ」と訴えました。
きょうの会議で小林都市整備部長は、質問に答える中で、今年度中に予定した基本設計については「スケジュール的に難しくなってきた」とのべました。今年度予算では、昨日から始まった基本構想案のパブリックコメントの経費のほか、地質調査業務、基本設計業務委託の費用などが盛り込まれていました。