鴨川市のホテルから車で南房総市に行き、中山間地域等直接支払制度や故郷・水と土保全対策事業を活用して農業や集落維持のために頑張っているところを視察してきました。車窓から見えた太平洋は青くサーフィンをやっているひ人たちの姿も見られました。道路沿いには君が代菊(?)やイワブキらしき黄色い花が咲いていました。ハウスのなかではたくさんの花が栽培されていることも確認できました。
視察地の説明と意見交換は和田浦の道の駅の隣のコミュニティ施設で行われました。説明にあたっては市議会産業委員会のメンバーが3人も参加してくださり、感激でした。川上委員長は挨拶の中で、「ここは東京が近く、暖かい。何をつくってもお金になる」と言っておられましたがうらやましかったですね。昨日の視察目的は同市の吹代地区での中山間地域等直接支払制度などを活用した環境保全型農業の取組の実際をよく見ることでした。栗原議員から農道の補修整備、伐採草木のチップ化と堆肥化、世代間交流事業について説明してもらいました。
説明と意見交換の後は隣の道の駅へ。ここは9月にオープンしたばかり。市内では8つ目の道の駅といいます。同市では調査捕鯨も行われていて、クジラに関するもの、それからカーネーションやカサブランカなどたくさんの花がたくさん置いてありました。同施設は旧役場の跡地に造られたもので、支配人さんからは、「旧町場がなくなったなかで地域の人たちの大事な交流の場になっている。さらに、南房総地域全体をアピールする場にもなっている」と言われました。
その後、現地へ入りましたが、中山間地域と言ってもここは緩傾斜地域でした。同地区は竹があちこちで見られました。これらの竹や伐採した木などをチップ化して堆肥にしている現場も見せてもらいました。竹には乳酸が含まれているのでしょうか、1年くらいで堆肥になるそうです。堆肥の3年物はボロボロの土になっていて、カブトムシの幼虫がたくさんいました。これらの取組はまだ全市に広がってはおらず、今度、どう展開させていくのか注目です。栗原議員の話では、荒廃農地をよみがえらせ、3反規模の市民農園をつくりたいとおっしゃっていましたので、それらにも活用されればいいのかなと感じました。