柿崎区地域協議会(佐藤健会長)が16日開かれ、新市建設計画の変更案などについて活発な議論が行われました。
新市建設計画の変更案については市長からの諮問です。東日本大震災や長野県北部地震の発生に伴い国が法律の改正を行い、合併特例債の発行期限が延長されたことを受けて、合併協議会で決めた新市建設計画の一部を変更するので地域協議会の意見を聴きたいというものです。
市が示した変更案の中には「し尿処理施設増設整備事業」など7事業を削除し、新たに(仮称)厚生産業会館建設事業、新水族館建設事業、上越斎場建設事業など5事業を追加することが含まれています。
この追加をめぐり、「計画変更の背景を考えると合致しない事業があるのではないか」「災害対応中心にやるべきだ」「これまでいろんな事業を切ってきた。(新たに)こうしたものを造る整合性はないのではないか。もっと13区に目を向けてほしい」などの批判的意見が相次ぎました。特に(仮称)厚生産業会館建設に対する批判が多かったですね。
最終的には柿崎区地域協議会として変更案には同意するものの、付帯意見をつけることになりました。高田区地域協議会が市の示した(仮称)厚生産業会館の基本構想案について「不適当」との答申を出しているだけに、付帯意見がどんな内容で書かれるのか注目です。
黒川工業団地にメガソーラー建設の動き
黒川工業団地にメガソーラー(大規模な太陽光発電施設)建設の動きがあることが柿崎区地域協議会で明らかになりました。これは宮澤副会長の質問によって明らかになったものです。
総合事務所側は答弁で、「10月に産業立地課から話があった。メガソーラー関係企業が候補地を探していて、黒川工業団地もそのひとつになっている。企業は現地を確認している。まだ正式決定ではないが決まったら地元に相談させてもらいたい」とのべていました。
会議後、地元のある人に聞いたら、「どんな計画なのか早く知りたい」という声が出ていました。