まずは昨日のことから。昨日は午前と夕方、二つの農業団体幹部と懇談しました。ひとつは関川水系土地改良区です。同土地改良区は組合員数が6000人を超え、受益面積も7000ヘクタールを超えていて、土地改良区としては県内2番目に大きい組織です。衆院新潟6区予定候補の高橋みきこさん、平良木市議とともに訪問し、滝沢理事長さんや玉井事務局長さんと懇談させてもらいました。
懇談は主にTPP問題が中心です。同土地改良区ではすでに総代会で反対決議をあげていますが、最近の野田総理のTPP参加表明については、農業農村に重大な影響を与えるものだという認識は私たちと共通でした。TPP参加によって、米価が下がり、農業の担い手がいっそういなくなり、農地の維持管理はいま以上に厳しくなります。土地改良費などの滞納も増えるのではないかということでした。懇談が終わってから、同土地改良区の用水路の仕組みや発電所のジオラマを見せていただきました。
夕方は大潟区にある朝日池総合農場の代表、平澤栄一さんとの懇談です。日本共産党からは衆院比例代表北陸信越ブロックの藤野やすふみさん、高橋みきこさん、上野市議が参加しました。私は牧区地域協議会を傍聴してきたため途中からの合流でした。平澤さんはTPP参加問題だけでなく、消費税増税問題を重視した発言をされていました。この二つで「農業は壊滅的な打撃をこうむる」との発言が印象に残りました。農産物直売所については、おもしろい話を聞きました。農場で飼っているヤギが大変な人気でだといいます。子ども連れで来る人もいれば、一人で来て長時間にわたってヤギをじっと見ている人もいるとか。