大島区竹平の「のうの」(屋号)出身者を親に持つ「いとこ」が19人います。このうち14人の「いとこ」と2人の連れ合いが集まって総勢16人で楽しい「いとこ会」を昨日、きょうと越後湯沢の温泉で行いました。これまで4、5人で声を掛け合い、飲み食いすることはありましたが、対象者全員に案内し、「いとこ会」を行ったのは初めてです。会では、それぞれが自己紹介し、近況や子ども時代の思い出などを語り、大いに盛り上がった会となりました。会を準備してくれた「のうの」の文英さんや千葉や埼玉の「いとこ」に感謝です。
会では、子ども時代、それぞれの家を行き来し、「いとこ」同士が兄弟のようにして育てられたことが語られました。年上の者が年下の「いとこ」を子守りして背負っていたときに背中に何となく温かなものが流れたと思ったら、オネショだった。柿をもらいに遠い道のりを歩いて、暗くなって帰ってきた。そんな話が次々と出て、みんな懐かしく思い出していました。
私が初めて知ったこと、やっと思い出したこともあります。足谷の「いとこ」は一年の大半を「いんきょ」(屋号)で過ごし、いろんな仕事を教え込まれたといいます。たぶん、私が高校時代のことだと思いますが、東京へ出た時、千葉の叔父が迎えに出てくれたのか、会いに来てくれたのか……、そのことを教えてくれたのは千葉の「いとこ」です。高校時代だとすれば、東京駅を下駄でカランコロン音を鳴らしながら歩いた時だったのでしょう。叔父がそこまでしてくれたのかと胸が熱くなりました。
「いとこ会」のために事務局担当をしてくれた千葉の「いとこ」は会員名簿や「のうの」の家系図を作成してくれました。また、文英さんも家系図と私の「春よ来い」の第221回、「母が語る昔の話」をプリントし用意してくれました。これらの家系図で、親たち、またその親などの名前と関係を知ることができます。また、亡くなった年月日が入ったものもありました。これらは、とても貴重です。来年も今回とほぼ同じ時期に「いとこ会」をやることにしたそうですので、来年は写真などの記録も集まり、さらに盛り上がるかも知れません。
私は昨日、前日の寝不足と草刈り疲れで爆睡しました。少しぬるめだったけれどもとても温まる温泉にも2回入ることができました。「いとこ」たちの写真もたくさん撮ることができました。きょうは地元で行事があるために、朝、7時前にホテルを出なければならなかったのは残念でしたが、今回の「いとこ会」で楽しさを味わい、しかも疲れもとることができ満足でした。