第5回「森と緑の感謝祭」が吉川区の吉川中学校をメイン会場に行われました。主催は上越市、妙高市、上越地域振興局など7団体で構成する上越地域森と緑の感謝祭実行委員会(実行委員長は村山秀幸上越市長)です。会場には構成団体の役員、緑の少年団員、町内会長、吉川中学校の生徒など約300人が集まり、森林が果たしている役割を再確認するとともに、美しく緑豊かなふるさとを残していくことを誓い合いました
記念式典では村山市長が挨拶した後、山崎政美上越森林管理署長が来賓を代表して祝辞をのべました。山崎さんは、森と人間の関係について語るために「おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました」で始まる桃太郎の昔話を持ち出し、昔は木々を燃料に使っていたことなどを紹介、「山林とのつながりを思い出してもらいたい。体験活動などで森の恵みを得ていることを実感してほしい」と訴えました。写真は挨拶する山崎署長です。
式典では表彰もありました。(公社)にいがた緑の百年物語緑化推進委員会緑化功労者表彰、緑の募金表彰、標語コンクール実行委員会表彰です。このうち、緑化功労者表彰では最近、森林整備の分野で活躍著しい頸北林業研究会(江村昇会長)が表彰されました。また、標語コンクールでは、最優秀賞に吉川小学校の弓納持樹(ゆみなもち・たつき)さんの「森林は未来に残す宝物」が選ばれました。
昨日の式典で、「森と緑の感謝祭宣言」を行ったのは吉川中学校生徒会の皆さんです。生徒を代表して4人が登壇、「森は、清らかな水と空気をつくり、災害を防ぎ、美しい風景と豊かな海をはぐくみ、多様な文化を生み出す源となっています」「私たちは、緑を守り育てる活動を続けながら、自然を大切にする心を多くの人々に伝えていきたいと思います」「森や花を愛する心、ふるさとを愛する心を忘れずに、美しく緑豊かなふるさとを残していくことをここに誓います」という宣言を分担して読みあげました。
記念植樹は中学校グランド脇の広場です。ここは平成8年の新潟県植樹祭で梅の木が植樹された場所でもあります。今回は植樹の余地のある空間を利用して10数本のヤマボウシが植えられました。私は7番の木が受け持ちで、吉川中学校の野呂貴大(のろ・たかひろ)さんと一緒に植えました。大きくなって赤い実をつけたら、食べに出かけようと思います。