吉川区敬老会の日でした。75歳以上の高齢者のうち320人が参加されました。場所はゆったりの郷の体育館です。
式典では村山市長と佐藤副議長が味のある挨拶をされ、好評でした。市長は自分の家族のことにも触れながら、人をほめ、人からほめてもらい、楽しく元気に暮らすことの大切さを訴えていました。方言丸出しの話に参加者からは度々拍手が起きました。佐藤副議長は8年前に同じ会場で挨拶したことから入り、「越後の三大名刹のうち残っているのは赤沢の雲門寺だけだ」などと吉川区の魅力を語りました。
私の役目は万歳三唱の音頭とりです。万歳をする前に少し話をさせてもらうのが恒例となっていますが、きょうは先日亡くなった俳優・大滝秀治さんの話をさせてもらいました。大滝さんのお母さんは吉川区の出身で、お父さんも頸城区の出身らしいと紹介すると、驚きの声があがりました。休憩時間には大滝さんの情報をいくつか寄せていただきましたが、戦争中には吉川区の米山に1カ月ほど疎開されたことがあったといいます。
第二部は㈱ゆったりの郷が受けて、民謡あり、舞踊あり、そして歌謡曲あり、楽しい会となりました。このうち、キングレコード専属歌手の葉月みなみさんの見事な歌いっぷりには拍手喝さいでした。持ち歌も良かったですが、最後の三波春夫の「俵星玄蕃」が聴衆に強い印象を与えたようです。歌は力強く、何人もの参加者が「ばかいかった」と言っていました。
恒例となった「ゆったりの郷中村一座」の芝居は今回も大好評でした。今回は従業員以外からも舞踊でがんばった老川さんなど数人が加わり、何と何と、温浴施設の持ち株会社をテーマにして、ゆったりの郷への支援を訴えました。芝居を観た人からは、「この芝居のお陰で第三セクターの持ち株会社問題がわかった」という声が出るほどリアルで、しかも面白い内容でした。その一部を動画で撮りましたのでご覧ください。
第二部の最後は金婚夫婦へのプレゼントの贈呈でした。これは新企画でした。プレゼント贈呈の前に金婚夫婦のひと組である宮野入政雄さん夫婦にゆったりの郷の中村支配人がインタビューしました。「どうして結婚することになったのか」との問いに、政雄さんは、「おヨネさんみたいなおせっかいな人がいて、その人の世話で一緒になった。おれは誰でもよかった」と答え、会場は爆笑に包まれました。また、今後どうしたいかと問われ、「一時間でいいから長生きしたい」。これにも大きな拍手でした。