夢を追い続ける生徒たちはどうしているだろうか。どれだけ成長しただろうか。昨年開校したばかりのの新潟県立吉川高等特別支援学校の学習発表会を見に出かけてきました。学習発表会は昨年に続いて2回目、越後くびき野100キロマラソンと重なりましたが、昨年以上に大勢の人たちが同校に集まりました。
10時から始まるスマイルカフェの前に校長の赤松先生から会場を案内していただき、今年のスマイルカフェやハッピィカフェの取組、ビル清掃などの各種検定のことなどを教えてもらいました。「接客を身につけることは、どんな仕事にも役に立ちます」「生徒が目標を持って取り組むためにもいろんな検定に積極的に取り組んでいます」という先生の言葉が印象に残りました。
さてスマイルカフェは今年2回目の参加です。今回はカプチーノを注文しました。ふんわかした泡がたっているコーヒーと言えばいいのでしょうか。美味しかったです。「喫茶店」には生徒の親や兄弟、それに地域の人たちが次々と入ってきました。私のすぐそばに立っていた背の高い生徒はじつに落ち着いて接客していましたが、生徒の中にはマニュアルから抜け出せず、明らかに一人で参加している人にも「何人ですか」と訊く生徒もいました。でもこれも成長過程です。そう遅くない時期に応用動作が出来るようになるはずです。
スマイルカフェをやっていた管理棟3階の北側にある教室棟3階では2年生による「レストラン接客実演」が行われていました。昨年、スマイルカフェで緊張したところを見せていた生徒が笑顔で落ち着いて接客している姿を見てびっくりしました。1年間という時間は短いように思えますが、生徒はぐんと成長するんですね。「レストラン」からはスマイルカフェの様子も見えました。
生徒たちが清掃検定を受けていることをきょう、初めて知りました。「ビル清掃実演」では1級、3級の検定合格の生徒が実演していました。モップなどは音をたてないようにと、動かし方にもルールがあるんですね。写真の生徒は1級の生徒です。ごみがきれいに一列になって真ん中に集まっていく様子を見て、これはたいしたもんだと思いました。
午後の「ステージ発表」、昨年よりも大きく増えて30人になった生徒たちが繰り広げてくれた演奏やダンスにうっとりしました。会場には旧吉川高校時代の先生も数人来ておられました。みんな、生徒たちがしっかり学んでいるか心配なのでしょうね。
コメント (2)
初めてコメントいたします。
吉川高等特別支援学校のPTAの会長をさせて頂いています。伊藤といいます。
6日の学習発表会のスマイルカフェの時、カプチーノの写真を撮っていらっしゃるところを見て、もしかしたらホームページに載せるのかと思い、Googleで検索したらこのページにたどり着き、このコメントを書いている次第です。
「この学校を立ち上げる時から、いろいろだず触って来た方だ」と、校長先生から聞いています。
このように名前は知っていたのですが、顔と名前を一致させることが、苦手なため、何度かお会いする機会があっても顔が覚えられず自己嫌悪に陥ると共に橋爪さんに不快な思いをさせてしまったのではないかと、申し訳なく思っています。
このページを見て、立ち上げた後も、子供たちを見守っていただき、ありがたく思っています。
他の親と話をしていると、「この学校に来てから子供の表情が良くなった」「明るくなった」と言う声をよく聞きます。学校の指導ももちろんですが、地域の方々皆さんのバックアップもあるのだとつくづく思います。
今後会う機会がありましたら、声をかけて頂きたいと思います。先ほど、書いた通り顔と名前が一致させられず、躊躇していることが多々あります。声をかけていただければ会話もスムーズに行くかと思います。
また、人生の先輩としてアドバイス等をいただければありがたいです。
今後ともよろしくお願いします。
投稿者: 伊藤 勝 | 2012年10月07日 22:55
日時: 2012年10月07日 22:55
コメント、ありがとうございました。正直言って、私も会長さんではないかと思いながら、ひょっとすれば、今春、異動された先生かもと迷いました。
吉川高等特別支援学校の生徒は大好きです。何事も一生懸命取り組み、そして成長していく。生徒たちのおかげでまちも活気づきましたし、私も元気をもらっています。
学校の生徒のことは私の随想、「春よ来い」でも書いております。第155回、179回、204回です。時間がありましたならば、ごらんください。
投稿者: ホーセ | 2012年10月08日 06:55
日時: 2012年10月08日 06:55