がんばって最後は笑顔になる。吉川区駅伝大会で審判車に乗り、各中継所で見た選手たちの表情のことです。「がんば」「頼むよ」そんな声を出しながらタスキを渡す選手たち、一生懸命走り切ったあとの満足感なのでしょうか、素敵な笑顔がいくつも見られました。
スタートは旧JA源支店前。今回の駅伝に参加した7チームの第1区走者や家族、役員が1時間も前から集まりました。そのなかには高校生の伊藤毅さんがいました。スマイルカフェなどで会ったことのある生徒さんです。スタート前にお父さんが一緒に走りウオーミングアップしている姿が印象に残りました。午前9時半に7人の選手がきれいにスタート。伊藤さんは1.5キロ付近で先頭に立ち、2.2キロの区間をトップで走りぬきました。
2区から3区へは上越地域消防事務組合勤務の竹内友幸さんが見事な走りでトップを奪いましたが、その後は、このところ3連勝中の旭ランナーズが圧倒的な強さを発揮し、約20キロを1時間13分10秒で走り、4連勝しました。写真はハイツ桜咲前の中継所です。旭ランナーズの渡辺孝さんから渡辺敬子さんへタスキをつないだところです。
9区間の駅伝大会を成功させるためには、競技役員を一定数確保しなければなりません。山岸晃一会長の話ですと約30人は必要ということでした。でも参加チームが少ないために、この確保が難しい。このため、一人の役員が掛け持ちしたり、選手が交通整理員を務めるなどして頑張りました。ランナーの田中裕紀夫さん、田中時弘さんなどがそうです。このうち、田中時弘さんは旭ランナーズのアンカーとしてテープを切りました。
選手のみなさんはそれぞれがんばりましたが、そのなかでも気になった選手が何人かいました。その一人は野呂貴大さん、「森と緑の感謝祭」で一緒に記念植樹した中学生です。頑張り屋の生徒だろうと予想はしていましたが、2区でトップの竹内さんに続き、2番目の早さで走ってくれました。そしてEnjoyランナーズの吉藤嘉彦さんもそうです。いつも子どもさんたちがこの大会を盛り上げてくれていたのですが、今回は子どもさんたちに代わって父親の嘉彦さんが参戦、チームを3位に導きました。写真は吉藤さん。
チームとして今回話題となったのは初参加の総合事務所プラスαチームです。参加チームが少ないということで急遽チームを結成し、頑張りました。市役所職員が地域に溶け込んでがんばってくれるのはとてもうれしいですね。監督は佐藤正明次長です。アンカーを務めた渡辺美樹さんは、さすがに疲れた様子で旭地域生涯学習センターグランドへ入ってきました。ゴールした美樹さんは、「来年は走れる人を探してください。私は仕事で頑張ります」と言っていましたが、今回の頑張りを評価され、来年も走ってくれることでしょう。写真は美樹さんを迎えた佐藤監督と武藤和美総合事務所長です。
駅伝大会は旧吉川町時代から通算で48回目でした。再来年は50回目になります。記念大会には、私も体重を落として参加する予定です。まあ、せいぜい2キロを走るのがやっとでしょうが。