昨日行われた柿崎区地域協議会と板倉区地域協議会を傍聴してきました。9月議会以後の地域協議会は初めてですので、総合事務所の在り方の見直し問題がどう報告され、どう審議されるか見てみたかったからです。
午後2時から開催された柿崎区地域協議会では池田総合事務所長が18日に行われた市議会総務常任委員会への提出資料を基に説明し、その後、意見が出されました。「地域を熟知していない職員がいる中で機動的に動けるか疑問であり、不安だ」など全体として市の見直し案に批判的な意見が圧倒的でしたね。
私のメモから主な意見を紹介しましょう。
●計画についてはこちらでダメだと言っても実施するのではないか。市民感覚からすると、いずれ総合事務所がなくなると感じる。
●スケジュールが決まっていて、すでに決まっているんだとなると無力感に襲われる。市長は市民とキャッチボールというが、実際はドッジボールでどんどん倒されていく感じがする。地域を知らない職員がいる中で、(産業建設グループが)機動的に動けるのか疑問だ。非常に不安に思っている。
●職員数削減ありきになっているのではないか。総合事務所が機能するのか。市民はますます遠のく。
●市議会総務常任委員会で出された意見にも行政はきちっと対応していないという情報がある。議員の意見すら対応しないのでは、地域協議会で意見を出してもそうなるのではないか。
●大変な財政状況の中で産業建設グループだけを集約しても意味はない。かえって困ることが多くなるのではないか。
●合併の時も町内会長の負担は増えないということだったが増えた。今回も町内会長の負担増にならないのか、市民のみなさんの迷惑にならないのか検証していただきたい。
板倉区地域協議会は夕方6時からの開催でした。これまで市が示した参考案では、中郷区、板倉区、清里区、牧区、三和区の5つの区の産業建設グループを一か所に集約するということになっています。面積の広いし、区の数も一番多いのでどういう声が出るのか注目しました。
10分ほど遅れて会場に到着。すでに議論が始まっていました。ここでは10月下旬に市が総合事務所のグループ設定、産業建設グループを集約する総合事務所の案を示すということから、板倉区に集約総合事務所を持ってくるにはどうしたらいいのかということで、「市が案を発表したら終わりだ。発表する前に地元の声をまとめるべきだ」「地元議員から力を発揮してもらい市に申し入れてもらいたい」「何も抵抗しないで決まってしまうのでは納得できない」など様々な意見が出ていました。
柿崎区も板倉区も地域協議会の会長の会の進め方が丁寧なのには感心しました。