昨日は午前から市役所へ行き、政務調査費事務や当面する課題の整理などの作業をしました。お盆をはさんで1週間ほど家で仕事をしてきたので、市役所での仕事は久しぶりでした。
午後からは安塚区地域協議会を傍聴しました。目的は9月議会準備です。というよりも、もっと具体的に言うならば、7月27日に行われた総務常任委員会での議論を踏まえて、総合事務所の産業建設グループの集約問題を地域協議会にどう説明しているか、またそれに対してどういう反応があるかをこの目で見ておきたかったのです。
説明にあたって市は、総務常任委員会で説明資料として使った「将来的な行政組織の再構築に向けた総合事務所の在り方について」という文書を17枚のスライドにまとめ、それを使って説明していました。スライドにすると、長い文章の大事な点をクローズアップして短く書くことになるので、わかりやすかったですね。
委員からの意見表明では、「地震だって、原発(事故)だってある。産業建設グループの集約だというが、できないことをやろうとしているのではないか」「災害対応のために新たな体制整備を行うというが、現在いる部署を離れ、人間だけ集まっても、応援に行った人はお客さんになりやすい。現状の方がいい」「(相談ごとなどで)総合事務所へ行っても、(用が足りず)産業建設グループが集約された総合事務所へ行くことになり、二度手間になるのではないか。直接、集約されている総合事務所へ行った方がいいと思う」「災害が起きたら、一発で木田の事務所に持っていく方がいいのではないか」などの声が相次ぎました。市側が示した方針には批判的な声が多かったように思います。
委員からの質問では、「産業建設グループ集約化の検証をしたうえで他のグループを集約するのか」「災害対応がメインに見えるが、安塚は豪雪地帯だ。雪で災害がいつも来るということを頭に入れて対応すべきではないか」などの質問がありました。これに対して土橋総務管理部長は、「残りのグループをいつまでにどうするかは具体的には一切考えていない。他のグループに広げることはいまの段階では考えていない」「雪は災害に匹敵する場合がある。地域社会の中で雪にどう対応するかは大きな課題だ。産業建設グループだけでなく、福祉などを含めた総合的な対策が必要だ」と答えていました。
市では昨日のような地域協議会向けの説明、意見交換をお盆前に3カ所で実施していて、今月の終わりごろまでに13区内のすべての総合事務所で一回りしたいとしています。