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野外上映会をやりたくなった

 なんともいえない不思議な感覚、そして感動でした。映画、『シグナル』のことです。ロケ地として上越市内のいろんな場所が使われているということを聞いて、一度は観ておきたい、そう思った作品です。映画は古い映画館を中心舞台として繰り広げられた映画技師・ルカとアルバイト青年・宮瀬恵介の恋をドラマチックに描いた作品です。

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 映画の中心舞台となったのは築100年を超えた高田世界館。一昨日からこの世界館で『シグナル』が上映されています。昨日、観てきたのですが、私が座った席は劇中、アルバイト青年・宮瀬恵介が映画のなかで座っていた席でした。映画には自分が実際にいる建物が出てきて、高田本町からの通路、入り口、受付、二階への階段、正面舞台、座席などが映し出されて登場します。私が座っていた席は正面のカメラから撮られていました。それに登場人物のなかには、昨日、受付をやっていた関川さんや市役所職員のOさんの姿もありました。なんだか自分も映画のなかにいるような不思議な感覚になりました。

 物語では私が時々散歩する吉川区の長峰池も登場しています。池の周りの遊歩道を歩くと、ちょっとユニークな形をした鉄筋コンクリート造りの家があります。ある会社の方の別荘だということですが、ここも何度も登場してきます。この建物の中から(たぶん二階でしょう)見えた長峰池がきれいでした。長峰池をこんな高さ、方角から見たことはありませんでしたので感激でした。「一体、映画のどこを観ていたんだ」という声がかかりそうですが、自分が普段見ているところが出れば気になります。

 さて、物語は最後が一気に盛り上がりました。主人公の映画技師、ルカをストーカーとなった元交際相手から体をはって守り抜く恵介。ストーカーによる恐怖によって、すっかり映画館に閉じこもりとなったルカを最後は映画館の外に連れ出すことに成功します。そして最後、川沿いの広場での野外上映会の開催、これには心を揺さぶられました。昔は野外でも青年会などが主催して上映会をやっていたといいます。私は子どもの頃、源小学校水源分校(現在のスカイトピア遊ランド)の室内運動場で出張映画を何度か観たことがありますが、野外はまだです。ぜひ一度やってみたくなりました。いいだろうなぁ。

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 掲載した写真はいずれも昨日配布されたロケ地マップの一部です。

 

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コメント (2)

馬場秀幸:

街なか映画館再生委員会の馬場です。観に来てくださってありがとうございます。映画館がとてもキレイに撮れていて、まさに映画館、映写技師という働く人が主役のいい映画になっています。8月26日までずうっと上映していますので、支持者の方々に是非宣伝してください。お願いいたします。

ありがとうございました。とてもいい映画なのでビラでも伝えたいと思います。

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2012年08月13日 07:55に投稿されたエントリーのページです。

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