上越市議会は議会基本条例に基づき、市民との意見交換会を開催しています。市議改選後は7月に議会報告会を行い、その際にもやっていますが、今月は3会場で「市民との意見交換会」を計画し、きょうがその最初の会でした。会場となった福祉交流プラザには30人ほどの市民がつどい、議会側に意見や注文、質問をしました。
当面する市政の重要課題では、寺町のNさんと高土町のKさんから、「並行在来線維持のためにも高田駅の西口整備は必要でビジョンが求められている。議会としてもうひと押しを」と要請がありました。また、北城町のTさんからは、「総合事務所産業建設グループの集約については、合併の時から予想はしていたが、職員数を減らして、いまの機能をどう向上させるのかが見えない。もっとするどく質問してほしい」と注文がありました。(仮称)厚生産業会館問題では、高田地区のYさんが、「最終案をまとめる前に市民の声を十分聴いてもらいたい」と訴えました。そのほか、空き家対策や雪対策の強化を求める声が相次ぎました。
議会ではあまり取り上げられてこなかった分野についてもいくつか発言がありました。その一つは、東城町のNさんの高田開府400年の取り組みについての発言です。Nさんは、「まちづくりの問題としてもっと議論してほしい。上越市のまちづくり、人づくりがよく見えてこない。市議会はどうリードしていくか問われている。人間を動かす躍動感があり、その高まりが各区の個性を生かし、全体が盛り上がっていくようなプランを」と訴えました。しっかり受け止めなければならない発言だったと思います。
議会の在り方そのものに係わる注文もありました。春日山町のNさんは、「地方自治法第99条に基づく意見書の提出を積極的にやってほしい。そして提出した意見書がどうなったかを追跡し、検証してもらいたい」と発言しました。また、Nさんからは、専決処分が乱発されているのではないかとの指摘もありました。板倉区のNさんからは、「もっと市民から関心を持ってもらえるようにすることが求められている。議会の委員会の様子をテレビやインターネットで中継してほしい」と要請がありました。
市民との意見交換会は明日も開催されます。明日は午後6時半から牧コミュニティプラザと吉川コミュニティプラザの2会場で行われます。私は吉川会場の写真係として参加します。