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2012年08月 アーカイブ

2012年08月01日

通学路、防雪柵設置などの要望を受け議員連盟が調査

 昨日は県道新井柿崎線整備促進議員連盟の現地調査が行われました。市議改選後初めての行動です。調査には議員連盟に加入している市議全員(11人)と上越市区選出の県議全員、それと上越地域振興局の担当部課長が参加しました。

 今回の調査では地域から要望が上がっている23か所のうち9か所を選んで、車を降り、現地を歩いて関係地域のみなさんから要望をお聴きしました。このうち、野尻地内の歩道整備に関しては、私が一般質問でも危険個所として取り上げた場所の一つです。これについては県側から注目すべき発言がありました。今年度は幅広路肩として約100メートルを調査し、工事していきたいというのです。これまでの運動が実りました。地元町内会長さんは「古川県議さんの時代から要望してきた40年がかりで、ようやく動いた」といって喜んでおられました。次の写真は野尻地内でのものです。

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 三和区下中地内の歩道整備要望箇所については、そもそも道路幅が狭くて、しかもカーブしていることから極めて危険な個所です。上越振興局としては道路改良という形で要望をあげているといいます。一定額の調査費がついたということではありましたが、急いでほしい個所の一つだと思いました。地元の人が私に、「橋爪さん、ここは春になってゴミ拾いするとホイルキャップがいくつも落ちているんです」と声をかけてくださいました。冬場、対向車を避けて走る車が道路わきの歩道に接触して外れるということでした。

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 県道新井柿崎線は冬になると、地吹雪が荒れ狂う道路として知られています。西風、北風をまともに受ける道路だからです。防雪柵の設置はかなり進みましたが、依然として早期に固定型の防雪柵設置をという要望が上がっているのは、大潟区高橋新田から吉川区梶地内を経由して柿崎区江島新田の間です。私も今冬の地吹雪でひどい目に遭いました。梶十文字付近で車を降り、大潟区総合事務所と吉川区神田町町内会長さんから説明していただきました。県側の説明によりますと、今年、すでに一次調査(概略設計)が終わり、詳細設計に入っているということでした。具体的な整備までもう一歩のところまで来ました。

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 最後にデータを一つ紹介しておきます。県上越地域振興局によると、県管理の道路のうち、歩道整備が終わっているのは61.5%ということです。これは全県データです。まだまだ整備は遅れていますね。

 

特定健診

 きょうは午後から上越医師会館で健診でした。問診の際、職員に「検診は久しぶりですね」と言われました。健診データを見たら、平成17年、18年で終わっています。ということは、平成19年からはずっと人間ドッグだったということになります。おなじ施設での「健診」と「人間ドッグ」でありながら、データがやりとりされていないことを初めて知りました。

 健診の最後は胃のレントゲン検査でした。終わった後で、下剤をもらい、1錠飲んでからがいけません。すでに8時間ほど経過していますが、トイレとすっかり仲良しになってしまいました。パソコンに向かっても何となく落ち着きません。もっとも落ち着かない原因は眼の具合が悪いことも大きいですが……。眼の方は一昨日より、左目の前に黒い蚊がいつも飛んでいる状態になっています。医者の判断では飛蚊症だということです。

2012年08月03日

腰痛で予定狂う

 腰痛は突然やってくるから始末が悪い。原因不明だけれども心当たりがないわけではありません。オリンピックの試合観戦、もちろんテレビですが、それによる寝不足が作用したのかも……。車に乗ろうとしたときに変な姿勢になった……。まあ、とにかく痛みがひどい。今朝は布団から起きるのに苦労しましたから、きょうはたいへんです。

 まずは、朝食後にはり灸へ行ってきたいと思います。その後は、新聞配達、集金、打ち合わせなどの予定が入っていますが、どこまでできるか不安です。明日は越後よしかわやったれ祭りがあります。手作りの祭りとしては最高の祭りです。そこでは正面舞台への上り下りを何回かしなければならなりません。いやー、まいった、まいった。

2012年08月04日

痛みはありますが、何とか動いています

 ハリ治療が効いたのか、なんとか一日頑張ることができました。治療院の話によると、背中左の太い筋ががちがちになっているとのことです。一番つらいのは、車の乗り降りです。ゆっくりした動作でやっていますが、私を見た人は「どうしたのか」と心配してくれます。ありがたいことです。

 きょうはこれから「しんぶん赤旗」日曜版の配達、集金を午後3時ころまでに終え、その後、越後よしかわやったれ祭りに合流します。雨が落ちないので、ペットボトルで作った稲穂竿灯が美しく輝くはずです。午後8時ころが最高の盛り上がりを迎える時間帯となります。ぜひお出かけください。会場は吉川区原之町の商店街です。

2012年08月05日

越後よしかわやったれ祭り2012

 どこまで進化していくのか、どこまで広がっていくのか。昨日行われた越後よしかわやったれ祭りを観てそう思いました。手作りの稲穂竿灯はペットボトルを再利用して作ったものですが、ろうそくで焼け落ちてしまわないように氷が入れられています。子ども神輿は年々広がっている。若者たちはますます熱くなっています。神輿を担いだ人たちの中には福島からの避難者もいます。そして昨日は中郷区からゆるキャラもやってきました。

 まずは夕方の祭り会場の写真をご覧ください。夕陽を浴びた稲穂竿灯と人出。原之町商店街にこれだけの人出があると景色がガラリと変わりますね。

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 私が祭りに参加したのは午後5時過ぎから。屋台で売っていた尾神そばで腹ごしらえをし、生ビールを飲みながら、マジックやよさこいソーランなどを楽しみました。よさこいグループ、百華踊乱のみなさんの踊りがとても楽しそうでした。

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 さあ、陽が落ちてからの稲穂竿灯です。いつもと違った角度から写真におさめてみました。今年の夏のように日中は猛暑で朝晩、気温が低くなるときは豊作です。稲穂が力強く見えませんか。

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 祭りが最高潮になるのは神輿行列です。今年も熱く、熱くなりました。太鼓の音が響き、元気なわっしょい、わっしょいが繰り返される。神輿を担ぐ人たちに水が掛けられても、熱くなるばかりでした。たくさんの写真の中から吉川中学校の生徒のみなさんの神輿を紹介しましょう。

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 そうそう、ひとつニュースを。来年の祭りには吉川中学校の生徒たちが新しいことをやってくれそうです。というのは、現在、吉川中学校でゆるキャラづくりが進行しているからです。どんなものが登場してくるか楽しみです。

 腰が痛いのでなるべく椅子に座っている時間を短くと思い、来賓席周辺をぶらぶらする時間を長くとりました。そこで見つけたものがあります。祭りに寄せられたコメントの中には、「私と周りの人たちが明日も幸せにいられますように」「こげぱんを食べて、こびとを見つけられますように。おねがいします」など優しさと素直な希望が書かれているもがいくつもありました。また奉納された米俵の脇の、大きなろうそく、溶けだして細くなっているのを見ました。もっとも、これは小さな子どもが発見し、私のところに細くなったろうそくの棒を持ってきてくれたので初めて知ったのですが。

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 「豊作じゃ」の三唱をして祭りが終わったのは午後9時ころでした。日頃、なかなか会えない人とも会うことができました。また、筒井代議士とは来賓席が隣同士だったこともあり、農業関係の話をたくさんしました。いまの季節、どこの農家でもきゅうり、なすなどの農産物が余っています。これを都市部に持ち込めないか、などいろいろと意見交換させてもらいました。

2012年08月06日

腰痛和らぐ

 昨日は地元町内会の草刈り、党会議と続きました。地元町内会の普請、草刈りは春から3回目。今年は市議選があったこともあり、一度も出ていませんでした。今度こそはと思っていたところ、激しい腰痛に襲われました。でも2日前でよかった。痛みが和らいだので、痛みを抑えつつ、何とか作業に参加することができました。もっとも、不自然な姿勢をなるべくさけて作業を進めましたが。

 作業中、ハプニングがありました。二度の休憩後、草刈り場所を大きく移動するときに、ひとりの作業者が少し木陰で休むというので、一人で違う場所へと移動を始めたのです。でも、しばらくして気になり、戻って、100メートルほど離れた所から休んでいる人に声をかけましたが返事がありません。驚いて、そばまで行くと、横になって動けなくなっていたのです。お連れ合いに来てもらい、事なきを得ましたが危なかった。猛暑の中で作業は要注意です。

 午後からは日本共産党の地区党会議に参加してきました。疲れてはいましたが、仲間たちの元気な姿を見て力が湧いてきました。夕方からは腰痛を考えて、動かず、オリンピックをテレビ観戦しました。今週は7日、8日と市議会主催の「市民との意見交換会」があります。また、10日には中山間地対策特別委員会もあります。暑さに負けずに頑張りたいと思います。

 市政レポート1564号、「春よ来い」の第214回、「餅まき」を私のホームページに掲載しました。「春よ来い」の方は「しんぶん赤旗」日曜版に入れたレポート掲載のものとかなり文章が変わっています。

肉体労働型の人間かな、私は

 きょうは午前が党議員団会議、午後からは視察の受け入れと続きました。このところ、上越市議会にやってこられる市町村議会が増え続け、議会の日程表にはほぼ毎日、視察予定が入っています。視察のテーマは議会改革と中山間地対策がほとんどです。私が担当する中山間地対策に関しては、きょうは鹿沼市議会の未来クラブのみなさんがやってこられました。今週の金曜日は岩手県宮古市議会のみなさんが来られます。いろいろな意見や質問が出て、いい勉強になります。

 夕方、家に戻ってから、約1時間半、牛舎の周りの草刈りをしました。先日の草刈りで残った部分です。草丈が1メートル50センチほどになっていて、しかもツルがからんでいたので苦戦しました。でも、汗をかいて気分は良好でした。私はやはり肉体労働型の人間のようです。精神労働だけで一日を過ごすよりも、肉体労働をある程度やった時の方が体調も気分もいいですから。今週は墓掃除など盆支度もしなければなりません。草刈りはしばらく続きます。

 牛舎の周りで草刈りをしていたら、母がやってきて、「畑の方も刈ってくれや」と言ってきました。草刈り機の音を聞き、うれしくなったのでしょう。畑の様子も見て、少し草刈りを始めたのですが、日没のためやめました。母は、暑い日中を避け、夕方にやってきたらしく、真っ暗になるまで畑にいました。写真中央に白く見えるのは、暗い中で畑仕事をする母です。

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21日と28日に「市民のみなさんの意見をお聴きする会」開催

 きょうの党議員団会議では市政における当面するいくつかの課題について議論しました。その結果、党議員団としての見解をまとめていくために、今月の21日と28日に党議員団主催で「市民のみなさんの意見をお聴きする会」を開催することになりました。

 8月21日(火) 午後6時半から 市民プラザ第1会議室
    テーマは(仮称)厚生産業会館建設について

 8月28日(火) 午後7時から 安塚コミュニティプラザ大会議室
    テーマは 総合事務所産業建設グループの集約について

 どなたでも参加できます。参加費は必要ありません。ぜひ誘いあってご参加くださいますようお願いします。

2012年08月07日

雨がぱらつく

 夜中から時々、雨の音がしました。久しぶりの雨です。朝5時過ぎから「しんぶん赤旗」日刊紙の配達に出た時も雨がぱらつきました。吉川区や柿崎区などの一部では路面を濡らすほど降ったようです。私の軽乗用車も雨でちょっぴり濡れました。

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 雨が降った後の道路は涼しそうで、とても気持ちがいい。きょうはこのまま、曇り空でいてほしいものです。まだ強い日差しがあるところの方は次の写真をごらんになって涼んでください。写真は吉川区小苗代から川崎へ抜ける道です。

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再び夏空に

 一時は曇っていた空は再び夏空になりました。大きな雲と青い空の下でセミたちが盛んに鳴いています。ただ、昨日までの暑さとはちょっと違ってきていると感じました。何となくからっとしているのです。昨晩からの雨の影響なのでしょうか。写真はわが家の牛舎の近くです。

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市議会主催の市民との意見交換会

 上越市議会は議会基本条例に基づき、市民との意見交換会を開催しています。市議改選後は7月に議会報告会を行い、その際にもやっていますが、今月は3会場で「市民との意見交換会」を計画し、きょうがその最初の会でした。会場となった福祉交流プラザには30人ほどの市民がつどい、議会側に意見や注文、質問をしました。

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 当面する市政の重要課題では、寺町のNさんと高土町のKさんから、「並行在来線維持のためにも高田駅の西口整備は必要でビジョンが求められている。議会としてもうひと押しを」と要請がありました。また、北城町のTさんからは、「総合事務所産業建設グループの集約については、合併の時から予想はしていたが、職員数を減らして、いまの機能をどう向上させるのかが見えない。もっとするどく質問してほしい」と注文がありました。(仮称)厚生産業会館問題では、高田地区のYさんが、「最終案をまとめる前に市民の声を十分聴いてもらいたい」と訴えました。そのほか、空き家対策や雪対策の強化を求める声が相次ぎました。

 議会ではあまり取り上げられてこなかった分野についてもいくつか発言がありました。その一つは、東城町のNさんの高田開府400年の取り組みについての発言です。Nさんは、「まちづくりの問題としてもっと議論してほしい。上越市のまちづくり、人づくりがよく見えてこない。市議会はどうリードしていくか問われている。人間を動かす躍動感があり、その高まりが各区の個性を生かし、全体が盛り上がっていくようなプランを」と訴えました。しっかり受け止めなければならない発言だったと思います。

 議会の在り方そのものに係わる注文もありました。春日山町のNさんは、「地方自治法第99条に基づく意見書の提出を積極的にやってほしい。そして提出した意見書がどうなったかを追跡し、検証してもらいたい」と発言しました。また、Nさんからは、専決処分が乱発されているのではないかとの指摘もありました。板倉区のNさんからは、「もっと市民から関心を持ってもらえるようにすることが求められている。議会の委員会の様子をテレビやインターネットで中継してほしい」と要請がありました。

 市民との意見交換会は明日も開催されます。明日は午後6時半から牧コミュニティプラザと吉川コミュニティプラザの2会場で行われます。私は吉川会場の写真係として参加します。

2012年08月08日

議会と市民の意見交換会、笑いも出て活発に

 今晩の「議会と市民の意見交換会」は牧区と吉川区で開催されました。私は吉川コミュニティプラザ会場での意見交換会に参加しました。市民のみなさんの参加は20人ほどでしたが、時々、笑いも生まれるなどリラックスした雰囲気の中で市民側も議会側も率直な意見を出し合い、充実した意見交換会となりました。

 意見交換会で市民の側から最も多く出た意見は総合事務所の職員体制に関してです。「昨年7月30日の水害でひどい目にあった。担当職員さんは夜中まで一生懸命やってくださったが、赴任してくださったばかりで集落も家庭もわからない状態だった。もう少し地元になじみのある方、理解のある人がおられた方がありがたかった。とにかく右往左往させられた。何とかならないか」(道之下、Nさん)、「総合事務所の職員が少なくなっているが、これで災害時に対応できるのか。議会の考えを聞きたい」(大乗寺、Sさん)、「大雪や大雨などの災害を経験してきたが60%くらいは区出身者にいてもらいたい」(長峰、Tさん)など、災害対策とからめた発言が相次ぎました。また、「市は総合事務所職員を(平成32年までに)50人削減する計画だというが、どういう職種の人をどういう割合で減らすのか。合併前は保健師さんが3人も4人もおられた。各地域を回って保健集会をして、血圧測ってもらったり、保健指導してもらったりして、参加した地域の人たちは安心して帰ってきた。いまは一人、過酷なスケジュールで仕事をしている。こういう人がどんどん減らされていくのは問題だ」(山直海、Mさん)のように、保健、福祉の角度から現在、市役所がすすめているやり方に疑問を投げかける発言もありました。

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 人口減を憂い、地域の将来を心配しての質問もありました。二ヶ字のKさんです。Kさんは、「集落は一軒二軒と減っている。いまの子どもが大人になった時、周りに誰もいなくなるのではと心配している。まず何よりも地元に職があるということ、将来、発展性があることが大事だ。自治体が補助金で生きているところを改善しないと私たちの将来はないのではないか。少子高齢化対策と地域の発展を意識した議会の取組はどうなっているか」とのべました。議会ではこれまでこうした角度からの質問や提言は少なかっただけに重く受け止める必要があります。

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 このほか、「介護保険料は年金生活者の場合、年金から天引きされている。30%値上げは全国第3位だ。(負担増は)年間数万円になる。消費税増税が言われているなかで、負担が増えて生活できるのかと思っている。冠婚葬祭の付き合いができなくなってきている。ぜひ対応してほしい」(長峰、Tさん)、「原発の問題は一生懸命やっておられると思うが、廃止の方向で力を発揮していただきたい」(竹直、Oさん)、「中山間地についてのアンケート結果で課題と現状が示されているが、買い物支援についてはハードの部分だけでなくソフトの部分も大事だ。議会として地域に寄り添ったものを支援してもらいたい」(二ヶ字、Kさん)など、暮らしに係わる重要な注文、要請がありました。

 今晩の意見交換会では、市民の暮らしに根ざした切実な問題を具体的に取り上げたものがいくつもありました。また、答弁者もよく勉強してきているなと思いました。私もしっかりデータを踏まえた答弁ができるようにがんばりたいと思います。上越市議会の意見交換会はスタートしてからまだ3年ほどですが、今後、どんどん進化、発展していきそうな感じになってきました。

2012年08月09日

「高田夜の街オリエンテーリング2012」締め切り迫る

 「夜の飲み屋街をにぎやかに、楽しく」上越民主商工会が昨年から面白い取り組みを始めました。「高田夜の街オリエンテーリング」といって、高田の仲町の飲食街で、2時間のうちに4店をはしごして楽しむ企画です。

 今年は9月5日(水)の午後6時10分から受付開始、午後7時スタートです。参加を希望される方は事前予約が必要です。チケットは一人当たり3000円。申込みは、1グループ4人まで。締め切りは明日の10日です。グループの代表者の住所・氏名・電話番号を実行委員会事務局へ連絡してください。電話番号は025(524)4816、ファックスは025(524)3298です。詳しい案内ビラはこちらをご覧ください。

 高田の町は私が高校時代を過ごしたところで、仲町にはなじみのお店もあります。昨年は他のイベントと重なって参加できませんでしたが、今年はやりくりして参加する予定です。どんな店を回ることになるのか、どんな出会いがあるのか楽しみです。

 

2012年08月11日

お盆前の最後の委員会

 今朝はいつもよりも薄暗く、目が覚めたのは6時過ぎでした。「起きなさい」といわんばかりに雨が屋根をたたきました。数日前から毛布なしには眠れなくなるほど涼しくなりつつありますが、今朝の雨で一気に涼しくなるかも知れません。

 昨日はお盆前の最後の公的な会議、中山間地対策特別委員会を午後から開きました。先日の推進員さんたちとの意見交換会の感想などを出しながらまとめを行い、今後の方針を話し合いました。推進員さんたちとの意見交換会については良かったとする声が多く、今後、必要に応じて開催することにしました。また、若い人たちから意見交換させてほしいという声が出ていることから、その準備に入ることも確認しました。

 今後の活動方針ですが、中山間地域が抱える諸課題を当面する課題と中長期的な課題に分けて整理し、委員会で力を入れていく課題を絞り込むことで合意しました。昨日の委員会では、マイクを使い、委員が立って発言するいつものやり方で進行しましたが、会議終了後、委員全員が自席にとどまり、自由な発言が続きました。しかも、委員会の正式な会議よりも盛り上がった感じがしました。委員長として、次回からの委員会の進め方に工夫が必要だと思いました。

 昨日は市政レポートを8500枚(表裏の両面)ほど印刷しました。午前中はこれを終わらせた後、各地の新聞屋さんへ折り込み分を持ちこみました。これに時間がかかりました。市政レポートに関しては、「うちらの方にも入れてくれ」という声が広がっていて、それらに完全にこたえようとすると約1万枚を印刷することになりそうです。問題は発行費用です。昨日の印刷分だけでも約4万7000円かかっていますので、カンパを集めるしかないかなと、仲間と相談しているところです。

 最後にバッタの写真を一枚載せます。どこにいるか探してみてください。難しいですよ。

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2012年08月12日

次男夫婦帰省

 金沢市に住んでいる次男夫婦が昨日午前、やってきました。玄関まで出迎えた母は開口一番、「待ってたよー」。とてもうれしそうでした。母はいつものように、手作り料理を食べさせたくて用意していました。赤飯、漬物、天ぷら料理です。息子が言うのもなんですが、確かに味は抜群、みんなで美味しくいただきました。漬物はウリ2種、ひとつは白ウリ、もうひとつは名前を忘れました。天ぷらはジャガイモ、ニンジン、ナス、ミョウガです。写真で味わってください。

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 次男夫婦が土産に持ってきたもののひとつはシュークリーム、母は自分の口よりも大きなシュークリームをかぶりつくようにして喜んで食べていました。昼食後、次男夫婦は尾神岳のふもとにあるわが家のお墓へ行き、お参りしました。偶然、私も花立て、蝋燭立などの準備をするために行っていたのですが、すでに花が上がっていました。誰か、墓参りに来てくださった方があったようです。次男が連れ合いの実家に行くとき、母は一口メロンをまず持たせ、それから思い出したように、ぼっちゃんかぼちゃを持たせました。

 次男夫婦と離れてからは「しんぶん赤旗」日曜版の配達と集金で回りました。どこの家でもお盆を迎える用意が進んでいて、すでにお客さんが来ている家も少なくありませんでした。考えてみたら、昨日は土曜日で、お盆前から帰省する人たちが多かったのもうなずけます。

 途中、気に入ったものがあったので、写真に撮りました。ひとつは蚊帳です。これを干している家がありました。まだ使っているのかどうかはお留守でしたので確認できませんでした。そしてもう一つ、盆花です。自分の畑で作っているのを見せてもらいました。うっとりするほどきれいでしたよ。

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 夕方からは高校時代の同級生有志で暑気払いをしました。会場は高田仲町6丁目の町屋、「ますや」です。持ち寄った飲み物、食べ物を囲んで楽しいひと時を過ごさせてもらいました。私は電車で行った関係で一番に到着、同級生で家主でもある石塚正英さんと学生時代のことなどをゆっくり話できました。昨晩、私の隣に座ったのは旧姓Kさん。びっくりしたのは、Kさんのお母さんが吉川区の尾神出身だということを聞いたことです。尾神に何度も足を運んだことがあると聞いて、うれしくなりました。

2012年08月13日

涼感誘う越後高田雁木の風鈴

 雁木通りにリンリンという音が響きます。いいもんですね。昨日、上越市高田の雁木を歩いてみました。風鈴のほとんどはガラスで出来たものでした。このガラスの高い音に混じって、瀬戸物で出来た風鈴の音も聞こえてきました。雁木を吹き抜ける風はちょっぴりであっても風鈴の音が風が流れていることを伝えてくれます。

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 雁木と風鈴は素敵な空間をつくりだしています。このほど行われた景観コンクールには、本町や大町など多くの市民や団体が参加しました。昨日は、妻と一緒に歩きながら、一般の風鈴とともに入賞作品も見てきました。その中の一つ、大町5丁目のみなさんの作品をご覧いただきましょう。風鈴と蝶が見事に一体となった作品で、これは団体の部でグランプリを獲得したとか。

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 私が子どもだったころ、風鈴はどこの家でもありました。もちろんわが家にも……。風鈴の音が聞こえるなかで、団扇をあおいでもらってすやすや眠る赤ちゃんの姿が目に浮かびます。最後にやはり風鈴の音を聞いてもらいましょう。高田の本町通り、高田小町付近の風鈴です。


野外上映会をやりたくなった

 なんともいえない不思議な感覚、そして感動でした。映画、『シグナル』のことです。ロケ地として上越市内のいろんな場所が使われているということを聞いて、一度は観ておきたい、そう思った作品です。映画は古い映画館を中心舞台として繰り広げられた映画技師・ルカとアルバイト青年・宮瀬恵介の恋をドラマチックに描いた作品です。

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 映画の中心舞台となったのは築100年を超えた高田世界館。一昨日からこの世界館で『シグナル』が上映されています。昨日、観てきたのですが、私が座った席は劇中、アルバイト青年・宮瀬恵介が映画のなかで座っていた席でした。映画には自分が実際にいる建物が出てきて、高田本町からの通路、入り口、受付、二階への階段、正面舞台、座席などが映し出されて登場します。私が座っていた席は正面のカメラから撮られていました。それに登場人物のなかには、昨日、受付をやっていた関川さんや市役所職員のOさんの姿もありました。なんだか自分も映画のなかにいるような不思議な感覚になりました。

 物語では私が時々散歩する吉川区の長峰池も登場しています。池の周りの遊歩道を歩くと、ちょっとユニークな形をした鉄筋コンクリート造りの家があります。ある会社の方の別荘だということですが、ここも何度も登場してきます。この建物の中から(たぶん二階でしょう)見えた長峰池がきれいでした。長峰池をこんな高さ、方角から見たことはありませんでしたので感激でした。「一体、映画のどこを観ていたんだ」という声がかかりそうですが、自分が普段見ているところが出れば気になります。

 さて、物語は最後が一気に盛り上がりました。主人公の映画技師、ルカをストーカーとなった元交際相手から体をはって守り抜く恵介。ストーカーによる恐怖によって、すっかり映画館に閉じこもりとなったルカを最後は映画館の外に連れ出すことに成功します。そして最後、川沿いの広場での野外上映会の開催、これには心を揺さぶられました。昔は野外でも青年会などが主催して上映会をやっていたといいます。私は子どもの頃、源小学校水源分校(現在のスカイトピア遊ランド)の室内運動場で出張映画を何度か観たことがありますが、野外はまだです。ぜひ一度やってみたくなりました。いいだろうなぁ。

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 掲載した写真はいずれも昨日配布されたロケ地マップの一部です。

 

恵みの雨

 お昼ごろと夕方の2回、いい雨降りとなりました。この雨は田んぼにとっても畑にとっても恵みの雨となります。そばをまいた畑では芽が出たばかり、とても生き生きとしていました。

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 きょうは午前から親戚へのお盆の挨拶回りでした。明日か明後日、お盆休みにしてゆっくり休もうかと思っています。市政レポート1565号及び「春よ来い」の第215回、「盆支度」をホームページに掲載しました。ごらんください。

2012年08月14日

三夜祭り

 お盆の雨は近畿や東海などの各地で大きな被害を出しています。被災された皆さんには心からお見舞い申し上げます。

 きょうは午前中に中学生時代の友人と同級会の案内文書の作成、発送の作業をしました。同級会は11月10日(土)午後1時から、吉川区坪野にあるスカイトピア遊ランドで開催します。前回の開催は2001年の8月でしたので、久々の開催となります。同級生のみなさん、いまから予定しておいてください。よろしく。

 夕方からは吉川観光協会主催の三夜祭りに参加してきました。この祭りは3年前から始まったもので、今年は12日から3日連続で開かれています。今晩はスカイトピア遊ランド前広場で行われました。区内だけでなく、旧上越市などからも参加があり、にぎわいました。

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 踊りのメインは「十三夜」です。吉川区の盆踊りではどこでも踊られていたものですが、集落の盆踊りの衰退とともに消える寸前になっていました。この三夜祭りで踊り手が増えれば、この踊りは生き残っていきます。今晩は、「十三夜」のほか、「平成音頭」「炭坑節」「吉川町音頭」「佐渡おけさ」などが踊られました。私は踊りは苦手ですが、「十三夜」「炭坑節」などで踊りの輪に加わりました。踊りの上手い人のそばで踊ったものの、手と足はバラバラ、やはり練習しないとだめですね。

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2012年08月15日

ツクツクボウシが鳴いている

 午後、牛舎周辺を歩いていたところ、ツクツクボウシの鳴き声が聞こえてきました。夏から秋へと向かい始めたということでしょうか。下線の着いたところをクリックすると鳴き声を聞くことができます。そういえば、新潟日報の読者の投稿欄、「窓」に松之山の方が、「今年はエゾゼミの鳴き声が聞こえてこない」と書いておられました。吉川区の山間部や大島区などで鳴くセミですが、私も今年は一度も聞いていません。

 牛舎周辺は歩くと、必ずと言ってよいほど、何か面白いものに出合います。昆虫たちの中で、とくにバッタの仲間は隠れ上手なのが多いのですが、キリギリスは隠れたつもりでもすぐ見つけられてしまいます。きょうも、「頭隠して尻隠さず」状態のキリギリスを見つけました。

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 草の上を飛ぶ蛾を写真に撮りました。枯れた木の根のところにとまったので、撮ろうとしたら、こちらを睨みつけるような感じでじっとしていました。オスグロトモエです。目玉模様を眼状紋と呼ぶのだそうですが、ちょっと怖いですね。

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 今晩は、これから盆踊りを観に行こうと思っています。雨が降らなければいいのですが……。

大島区田麦の納涼盆踊り大会

 ひと山越えると盆踊りも違うものだと思いました。大島区田麦の盆踊り大会を観た感想です。吉川区内での盆踊りでは十三夜を中心に、平成音頭とか佐渡おけさなどいくつも踊りますが、ここでの踊りの唄はションガイ節ただ一つ、これを約1時間、延々と踊り続けるのです。

 田麦観音堂境内で行われた盆踊り大会は午後8時頃から始まりました。心配された雨も上がり、太鼓が櫓の上にあげられると、男衆と女衆、それぞれ一人が向かい合って太鼓をたたき続けます。そうですね、10分くらいは太鼓をたたいていたのではないでしょうか。太鼓の音で人を寄せるので「寄せ太鼓」といいますが、確かにこの音が聞こえてくるとそわそわしてきます。息が合った二人の寄せ太鼓をお聴きください。

 踊りはションガイ節。櫓を捲くようにして貼り付けられた白い布には、この唄の文句が書かれています。

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 歌い手の人が歌う文句はここに書かれたものと同じのがほとんどでしたが、若干違うところもありました。歌い手さんの創作部分もあるのかも知れません。「ションガイ、ションガイヤー」で始まる唄は農村の暮らしのなかで歌い続けられてきたものです。「物にたとえて申すなら 山には木の数 草の数 里では田の数 畔の数」「寺の大門 松の木の まつ虫 鈴虫 クツワムシ」などの文句は農村の暮らしそのものを表現しています。そしてちょっとあやしげな文句も……。唄は一節ごとに「ヨイヤナー、ヨイコラセー」などの合いの手も入るので、ずいぶん長く感じました。

 踊りを楽しむ人たちは徐々に増え、踊りの終わりのころには百数十人に膨れ上がりました。踊りの輪の中には地元に住む人はもちろんのこと、旅から戻ってきている人も入ります。よそから来ている親戚の人もです。そして大人も子どももみんな一緒に踊る、いいもんですね。小さな子どものなかには踊りの輪の周りを駆け巡る子もいました。神社への階段を少し上ったところで踊りを撮りました。暗くて、ほんのちょっぴりしか見られないかも知れませんが、動画でごらんください。

 盆踊り大会の最後はお楽しみ抽選会です。歓声があがる場面もあれば、ため息が出る場面もあって、とても楽しい抽選会でした。


2012年08月17日

妻と一緒に小旅行

 昨日は市政レポートを作成してから妻とともに長野県栄村、飯山方面へ行き、午前中に帰ってきました。飯山では高橋まゆみ人形館を訪ねる予定が閉館時間を過ぎて飯山に入ったので断念しました。涼しいところへ行ったつもりでしたが、昨日は猛暑で夜も寝苦しかったですね。

 いま、市政レポートを再編集して印刷中です。いつものことながら、一晩寝かせると原稿は書きかえたくなります。昨日書いた原稿はまた一部手直ししました。印刷中、時間があるので仕事場付近を歩いていたら、アカタテハが飛んでいます。カメラで追っかけました。なんとか撮ることができて良かったです。

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 これから、「しんぶん赤旗」日曜版の配達です。きょうは50部くらいは配達しておかないと……。

田んぼはすでに秋色

 残暑の厳しい日でした。まだ20日前だというのに、このところの暑さで田んぼの稲の色はどんどん変わってきています。とくに酒米、五百万石はすっかり黄色になりました。きょうは「しんぶん赤旗」日曜版を配布したのですが、出荷用のコメ袋を玄関に置いてある家がありました。おそらく農協が配達したのでしょう。収穫の秋がもうすぐのところまで来ていることを感じました。

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 上越市では、お盆に雨が降ったところがあります。でも、たいした降雨量にならず、田の水を確保するために苦しんでいる地域が少なくありません。「しんぶん赤旗」日曜版の配達の途中、大島区板山の不動尊の上流を見て驚きました。川の流れはほとんどなかったからです。

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 市政レポート1566号、「春よ来い」の第216回、「納涼盆踊り」をホームページに掲載しました。

2012年08月19日

十三夜の踊りの輪、二重に

 第1回黒川・黒岩ふれあい祭りが昨日から始まっていて、昨晩、参加してきました。この祭りについては、先日、市議会中山間地対策特別委員会と集落づくり推進員、元気な農業づくり推進員さんたちの意見交換会で話題となっていたイベントです。意見交換会では「中山間地だけでなく、その周辺を含めた取り組みで活性化させたい」という発言があり、どんな取り組みになったかを見てみたかったのです。

 訪れた時はちょうど夕食時、会場となった黒川小学校グランドでは「ピース16」など地元の団体が屋台を出し、飲食物を販売していました。どこの屋台も行列ができていて、私が並んだ焼きそばのところでは一番長い列になり、焼きそばを手にするまで約20分もかかりました。でも、味は抜群、美味しかったです。

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 午後7時からのキャンプファイヤーは黒川小学校児童の司会で進められました。グランドの真ん中で点火が行われ、その火を子どもたちが囲みました。私がカメラを向けた時、炎が大きく上がっていて、その形はアメリカの「自由の女神」そっくりでした。火の周りでフォークダンス、「マイムマイム」が踊られましたが、キャンプファイヤーを囲んだ踊りはフォークダンスが似合いますね。写真は「自由の女神」です。

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 続いて行われた樽太鼓の演奏。まずは黒川小学校児童による演奏です。同校は来春、下黒川小学校と統合しますので、ふれあい祭りでの演奏は最初で最後、みんながんばっていい音を出していました。これは動画でごらんください。

 児童に続いて樽太鼓の演奏をしたのは、同校を卒業した若者たち。最初はぎこちなさがあったものの、力強い演奏で、感動を与えました。私のそばにいた人は、「まったく練習をやらなかったのに、これだけの音が出せるなんて」と言って拍手を送っていました。

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 昨晩、私が興味深く見せてもらったのは十三夜の踊りです。この地区の米山寺では、いまも踊られていると聞いていましたので、どんな歌詞で、どんな踊りとなっているのか楽しみにしていました。驚いたのは、踊りを知っている人が大勢いて、踊りの輪がどんどん大きくなっていったことでした。輪は二重となり、踊り手はおそらく150人くらいにはなったでしょう。私がこれまで、この踊りで一番印象に残っているのは吉川区尾神の盆踊りの時のものでした。みんなで楽しみ、踊りが広がっていく姿は子ども時代の忘れられない思い出となっています。今回の踊りはその規模といい、力強さといい、見事としか言いようがありません。素晴らしかった。これも動画でごらんください。

 最後は近くの農道で打ち上げられた花火です。打ち上げではアナウンスなしでした。アナウンスなしの花火もいいものです。次はどんな花火かなと期待を持たせてくれました。

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藤野やすふみさんとともに活動

 昨日は日本共産党の衆議院北陸信越ブロック比例代表の藤野やすふみさんが上越市入りしました。衆院選が間近に迫っていることもあって、藤野さんの活動は精力的です。街頭演説、支持者回り、演説会、後援会行事参加と大忙しでした。

 午前は高田で平良木市議とともに街頭からの訴えです。私は午前中は「しんぶん赤旗」日曜版の配達で参加できませんでしたが、消費税、原発の問題を中心に力のこもった、いい演説だったそうです。

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 午後からは私と一緒に吉川区、柿崎区の支持者、後援会員まわりでした。当初は街頭演説をという予定でしたが、時間帯がお昼寝の時間帯だったこともあり、訪問活動に切り替えさせてもらいました。1時間半くらいしか時間がなく、私の事務所の近くしか訪問できませんでしたが、総選挙に向けての協力をお願いしてきました。途中、今年の稲の生育状況も見てもらいました。いま、上越市では酒米の五百万石(ごひゃくまんごく)が実って、穂を垂れ始めています。藤野さんは、大粒で、どっしりした感じの穂を手に取り、見ておられました。私が酒米の説明をするときに、「尾瀬あきらの漫画、『夏子の酒』の12巻の最終章の舞台がここです」と紹介するとびっくりされていましたね。

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 午後3時からは上野市議の後援会行事、焼き肉の会に藤野さんとともに参加してきました。上野市議は総合事務所の産業建設グループの集約のことをあげながら、市の行政改革の動きについて報告、私からも「もっと市民の声を聴くべきだ」と訴えさせてもらいました。藤野さんは言うまでもなく、総選挙に向けた決意表明でした。

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 上野市議の後援会行事にはいろんな人が参加して来られます。昨日は並行在来線を守る活動をしている幹部の方たちや女性の生活向上をめざす活動をしている人たちも大勢でした。なかには手品で会を盛り上げてくださった方も。本当にいいムードでした。

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 会の最後は総選挙勝利に向けての“団結、がんばろう”でした。

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2012年08月20日

衆院小選挙区候補勢ぞろい、元気に挨拶

 昨日は三条市で日本共産党の会議がありました。衆院の解散・総選挙をにらんで、政治方針を決めることが狙いです。この会議ではこれまでに決まった衆院新潟1区から5区までの各予定候補者と衆院北陸信越ブロック比例代表の藤野やすふみさんが元気に挨拶、参加者に感動を与えました。

 このうち、新潟1区の武田勝利さんは、「政治の流れが変わってきている。街頭宣伝を行っても本番並みだ。30代、40代の女性の反応がいい。世論が変化し、有権者の意識が変わりつつある」とのべました。2区の宮路敏裕さんは、「消費税は国会で通ったが、有権者には絶望感とか白けた感じがない。怒りに燃えていて、『庶民を踏みつける政治がいけいけどんどんといったことが許されるか』という感じだ。民主や自民に負けない奮闘をしていきたい」と挨拶しました。

 各予定候補の挨拶を聴いて始めて知ったこともありました。そのひとつは3区予定候補の田中真一さんの話に出てきた福島からの避難者支援ボランティアの訴えです。「体内被曝を検査するホールボディカウンターという検査機が少なくて、順番待ちになっている。福島から何月何日に検査に来てくれという連絡待ちで、わざわざ福島に帰らなければならないが、何とかならないか」というものでした。福島からの避難者は最近、自主避難者が増えてきているという情報もあります。あらためて、福島からの避難者の声をもっと聴かなければと思いました。

 衆院北陸信越ブロック比例代表の藤野やすふみさんは、一昨日は私たち、上越市の仲間と行動を共にした後、見附市で演説会に臨み、昨日は三条で挨拶したのち、長野県でオスプレイの問題で現地調査だということでした。まさにフル回転です。頑張らなければ……。

2012年08月21日

安塚区地域協議会を傍聴

 昨日は午前から市役所へ行き、政務調査費事務や当面する課題の整理などの作業をしました。お盆をはさんで1週間ほど家で仕事をしてきたので、市役所での仕事は久しぶりでした。

 午後からは安塚区地域協議会を傍聴しました。目的は9月議会準備です。というよりも、もっと具体的に言うならば、7月27日に行われた総務常任委員会での議論を踏まえて、総合事務所の産業建設グループの集約問題を地域協議会にどう説明しているか、またそれに対してどういう反応があるかをこの目で見ておきたかったのです。

 説明にあたって市は、総務常任委員会で説明資料として使った「将来的な行政組織の再構築に向けた総合事務所の在り方について」という文書を17枚のスライドにまとめ、それを使って説明していました。スライドにすると、長い文章の大事な点をクローズアップして短く書くことになるので、わかりやすかったですね。

 委員からの意見表明では、「地震だって、原発(事故)だってある。産業建設グループの集約だというが、できないことをやろうとしているのではないか」「災害対応のために新たな体制整備を行うというが、現在いる部署を離れ、人間だけ集まっても、応援に行った人はお客さんになりやすい。現状の方がいい」「(相談ごとなどで)総合事務所へ行っても、(用が足りず)産業建設グループが集約された総合事務所へ行くことになり、二度手間になるのではないか。直接、集約されている総合事務所へ行った方がいいと思う」「災害が起きたら、一発で木田の事務所に持っていく方がいいのではないか」などの声が相次ぎました。市側が示した方針には批判的な声が多かったように思います。

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 委員からの質問では、「産業建設グループ集約化の検証をしたうえで他のグループを集約するのか」「災害対応がメインに見えるが、安塚は豪雪地帯だ。雪で災害がいつも来るということを頭に入れて対応すべきではないか」などの質問がありました。これに対して土橋総務管理部長は、「残りのグループをいつまでにどうするかは具体的には一切考えていない。他のグループに広げることはいまの段階では考えていない」「雪は災害に匹敵する場合がある。地域社会の中で雪にどう対応するかは大きな課題だ。産業建設グループだけでなく、福祉などを含めた総合的な対策が必要だ」と答えていました。

 市では昨日のような地域協議会向けの説明、意見交換をお盆前に3カ所で実施していて、今月の終わりごろまでに13区内のすべての総合事務所で一回りしたいとしています。

2012年08月22日

(仮称)厚生産業会館は全区地域協議会に諮問をの声

 昨晩、党議員団主催で「(仮称)厚生産業会館について市民のみなさんの意見をお聴きする会」を開催しました。会場となった市民プラザには、高田、直江津、安塚などから10数人のみなさんが集まってくださいました。

 会では、最初に、平良木議員がこれまでの経過と現在の状況について報告し、その後、参加者のみなさんから意見や質問などを出していただきました。

 出された質問や意見は、「造ることが前提となってすすめられている。覆すことはできないのか」「そもそもこの問題は地域事業費の見直しから始まった。13区のみなさんからねたみもある。果たして、いま必要なのかどうか疑問だ」「議会と検討委員会のどっちが大事かという議論があったようだが、もっと議会を重視せよと大きな声を出すべきだ」「13区の市民から見れば、高田区の私物化に見える。13区はいま、総合事務所の産業建設グループの問題で頭がいっぱいだ。まだ使える施設があることを市民が知らない状況もある。本当に必要なのか。議員にもっと頑張ってほしい」「これを造る金があるなら、子どものためのプールを造ってほしいし、中高生のための学習の施設がほしいという声もある」「合併した以上、こういう施設は全市で考えて、すべての地域協議会に諮問し、議論すべきだ」などとなっています。

 全体として多かったのは、「この施設に関しては高田区だけでなく全市の問題として全区の地域協議会に諮問すべき」という意見と、「そもそもこの施設が本当に必要なのか、議会でもっと議論してほしい」という要請でした。これに対して、私からは、「地域自治区の設置に関する条例の改正もふくめ検討していきたい」「そもそも論については党議員団を含めて議論が不足していると思うので、しっかり受け止めて頑張りたい」と答えました。

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 昨晩の「市民のみなさんからご意見をお聴きする会」は、上野議員に急用ができて、結果として平良木議員と二人で取り組むことになりました。二人でやることは想定していなかったので、マイクの係や会場係もおけず参加者にご不便をおかけしました。お許しください。でも、取り組んで良かったです。9月議会に向けてとても参考になるご意見をたくさん寄せていただきました。

 次回の「市民のみなさんの意見をお聴きする会」は28日(火)午後7時から、安塚コミュニティプラザにて行います。テーマは総合事務所の産業建設グループ集約についてです。ぜひお出かけください。

五百万石は刈り取り目前

 私の住んでいる上越市吉川区は県内有数の酒米・五百万石の生産地です。この五百万石の穂が色づき、刈り取り目前のところまで来ました。このまま順調にいくと、早ければ次の土日あたりから稲刈りが始まりそうです。写真は本日午前、吉川区下町の圃場で撮影したものです。

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 日本共産党議員団が昨晩、取り組んだ「市民のみなさんの意見をお聴きする会」の様子が上越のニュースサイト、上越タウンジャーナルで紹介されました。「場所よりも必要性の議論を」というタイトルで紹介されていますのでごらんください。

上越市の山間部の一部で干ばつ被害

 上越市の山間部、大島区、牧区などの田んぼで干ばつ被害が発生しているというので、牧区、板倉区の現地を視察してきました。きょう、視察した田んぼで一番ひどかったのは、牧区切光(芋ノ坪)です。

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 写真の田んぼは畔元の数列が完全に色が変わり始めていました。土の色は白っぽく、幅3センチほどの亀裂があちこちに見られました。この田んぼよりも少し標高の高いところでは、稲の生育障害が出ていて、こちらも田の土は乾ききっていました。

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 カメラを田んぼの亀裂に近づけると、こんな感じに写ります。亀裂をまたぐようにして置いてあるものは私の携帯電話です。

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 耕作者の方は、「もう、田に入れる水はない。共済の人たちが数日前に来ていったが、もう回復は望めないだろう。早く雨が降ってほしい」と訴えておられました。

厚生常任委員会が老人福祉施設経営者などと意見交換会

 上越市議会の厚生常任委員会は22日、市内の老人福祉施設協議会に加盟している施設の施設長、事務長など12人と意見交換会を行いました。同委員会がこうした人たちと意見交換会を行うのは今回が初めてです。今回の意見交換会では、介護保険制度や施設運営の現状と課題などについて意見を出し合いました。

 冒頭、柳沢委員長は挨拶に立ち、「これまで委員会では、医師会など3団体と意見交換会をしてきた。いずれも所管する分野の現場の共有ができた。今年度、市の介護保険料は3割値上げがされた。このことの反響が大きく、市民からは原因と対策を問う声が多い。現場の実態と課題を浮き彫りにできればと考えている。また、介護保険や施設などについて、これからの在り方についても率直なご意見をお聞かせ願いたい」と今回の意見交換会の趣旨を説明しました。

 続いて施設側部会長の特別養護老人ホーム、「さくら聖母の園」の松矢園長が現況報告を行いました。このなかで松矢園長は、「各施設ごとにいろいろな問題がある。とにかく現場を見ていただきたい。4月に介護報酬が改訂された。新聞は1.2%介護報酬アップと書いたが、現実は違う。1割近いダウンだ。介護職員処遇改善交付金は前回の衆院選で、民主党のマニフェストでは1カ月に4万円にアップ、自民党のマニフェストでは1万5000円だった。実際は1万5000円にもならなかった。そして、今度の介護報酬の改定で、これまで別枠であったものを介護保険料に入れた。ごまかしの政治だ。いま、施設はどんどん増えているが、看護職員が足りない。看護師がいなければ、施設は成り立たない。通所で6割の人が利用していれば経営は成り立つという人もいるが、とんでもない。損益分岐点は7.5割だ。私たちは霞を食って生きてはいけない。今回の会合を契機にぜひ施設を見ていただいて、足しげく通っていただき、協議を進めていきたい」とのべました。

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 意見交換のなかでは、「施設の利用者が重度化してきている。胃ろうの人も一気に増えてきた。看護師は奪い合いになっている。5年後、10年後を見据えて、子どもの時から関心を持ってもらえるようにしてほしい」「介護職員の専門性が求められている現実があることを理解してもらいたい」「経営費のなかでの人件費比率は70から75%だ。安定経営のためにはこれを改善しないとやっていけない」「居宅サービス、施設サービス含め、利用者と施設側がマッチングできるようなネットワークを」「職員の定着率は3年から5年、長くて7年だ。処遇改善が必要だ」「施設の中での見取りについても理解してもらうことが大切ではないか」などの声が出ました。

 今回の意見交換会で出された意見や提案は、私の勉強不足もあるのか、初めて聞くことがたくさんありました。また、施設経営に携わっておられる人たちの苦労は並大抵ではないこともわかりました。今後は、きょう出された意見や提案を利用者の立場から見てどうなのか、しっかり議論していくことが必要だと思いました。

2012年08月24日

飯館村酪農家の講演に期待

 「つなげよう脱原発の輪 上越の会」が8月26日(日)午後7時から上越市の市民プラザにおいて講演会を開催します。講師は福島県飯館村酪農家、長谷川健一さんです。

 世論は原発ゼロが大きな流れになっているにもかかわらず、政治の世界ではいまだに原発にこだわる政治家が少なくありません。こうした中、福島第一原発の事故で被災した酪農家がどんな言葉で原発を語るのか。

 私は長年酪農家をやってきました。それだけに今回の講演会に注目し、期待しています。ぜひ誘いあってご参加ください。

葬儀にセミの鳴き声なく

 旧吉川町議だった北井義尚さんが一昨日、熱中症のため亡くなりました。北井さんは1978年(昭和53年)秋の町議選で当選、以来3期にわたって一緒に仕事をさせてもらいました。この前に会った時はとても元気だったので、亡くなったことが信じられません。

 きょうは北井さんの葬儀でした。残暑が厳しく、参列者の多くは上着を脱いでいました。焼香が終わってから、外に出たら、日陰は思った以上に涼しく感じられました。おそらく、親戚の人だと思いますが、この日陰のところで、若いお母さんが赤ちゃんを寝かせていました。コンクリートの上に段ボールを敷き、ハンカチを枕に生後6カ月くらいの赤ちゃんが「大の字」になって寝ているとき、お母さんと3歳くらいの子どもがかわるがわる団扇で赤ちゃんに風を送っていました。素敵な光景でした。

 不思議だったのはセミの鳴き声がほとんど聞こえなかったことです。私だけかなと心配になり、近くに住む人に訊くと、普段はセミ時雨がすごいとのことでした。二人で本当に鳴いていないねと確認しました。きょうはどうして鳴かなかったのでしょうか。

大島区足谷の干ばつ被害状況などを調査

 きょうは午後から大島区へ。足谷の干ばつ被害を目で見てくるのが目的です。従兄に案内してもらい、田んぼへ行ったのですが、足谷川は水が溜まっているだけで、水が流れているように見えませんでした。

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 田んぼは一昨年の干ばつに比べればまだ良いように見えましたが、田んぼのなかの土は真っ白で、ひび割れが始まっていました。畦元には大きな亀裂が入っていました。従兄は、「田んぼの稲は猛暑による倒伏も始まっている。早く雨が降らないと大変な事態になる」と心配していました。

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 昨年7月末の豪雨災害で決壊した市道足谷入場線の復旧工事、そのすぐそばの田んぼの復旧工事現場も見てきました。昨年の被災直後の写真ときょうの段階での写真を掲載しますので、比較してみてください。

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2012年08月25日

稲刈り始まる

 吉川区で稲刈りが始まりました。先日お伝えしたように、酒米・五百万石はすでに刈り取ってもいいほど実っていました。きょう、刈り取りが行われたのは吉川区下町です。

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 きょうの刈り取りで、吉川区での刈り取りは次々と始まることでしょう。

顕法寺城での狼煙上げ

 きょうからの謙信公祭に合わせて上越市内の山城で狼煙上げが行われました。私は地元の顕法寺城での狼煙上げに参加しました。今年は風もなく、狼煙の煙がまっすぐ、上に上がりました。これは珍しいことです。

川谷運動会2012

 上越市吉川区の川谷運動会に招かれ、参加してきました。高齢化が進み、地元参加者が少なくなる中で、これまでずっと続いてきた集落対抗の競技は出来なくなり、今回から個人の点数争いに変わりました。会場となった川谷運動場の後ろにぽつんと置いてある黒板には昨年度の運動会記録がそのまま残っていました。さみしいもんですね。

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 今回から新競技種目として採用されたものは「小豆ひろい競争」と「縄ない競争」のふたつ。どちらも、私は初めて見ました。「小豆ひろい競争」では地元の松浦隆司さんが、2分間の制限時間で65個を拾い、1位になりました。「縄ない競争」は、私も参加したのですが、録画したくて、実際に縄ないをしたのは30秒ほどでした。1分30秒ほどの制限時間で最も長い縄をなったのは、地元の曽根一志さんです。曽根さんがなった縄は2メートルの長さになりました。ちなみに、私がなった縄の長さはわずか40センチでした。

 運動会後の懇親会は恒例となっています。今回は茄子の漬物と法政コメコメクラブのみなさんが揚げてくれたポテトチップスが美味しかったです。この材料となったジャガイモは同クラブのみなさんが川谷地区で栽培したもの。ポテトチップスにつけるソースは「たらこ」とマヨネーズを混ぜたもの、川谷味噌を使ったもの、そしてチョコレート味の3種、いずれも個性的な味がして話題になりました。このポテトチップスとソースは法政大学の学生たちに川谷地区での学習と交流に誘うために活用するということでした。なかなかやりますね。

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2012年08月27日

初めて母親大会に参加

 新潟市で全国母親大会が25日から2日間開かれました。新潟で開かれることなんてしばらくないよ、とすすめられ、昨日午前中だけ参加してきました。

 目当てはジャーナリスト、斎藤貴男さんの講演です。「貧困と格差のない社会を─3.11以後、私たちはどう生きるか」というテーマで1時間ちょっとの講演でしたが、いまの政治状況をじつに分かりやすく語っていて、とても参考になりました。

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 いまの自民党、民主党、そして大阪維新の会の動きを見ていて、私が一番気になるのは憲法改悪の動きです。斎藤さんは、「近代立憲主義をやめる。憲法を国家権力の暴走を防ぐためではなく、国民の生き方マニュアルとして位置付けるというのが自民党の考えだ。それを民主党は全く否定していないし、消費税増税のためだったら自民党の言うことは何でも聞くというのが民主党のやり方だった。自民党が憲法改正を強く打ちだしたときに民主党は逆らうことはないだろう。そして、アメリカと共にいつでも戦争ができる体制を支えるのが格差社会だ」とのべていました。貧困と格差が戦争とどう結びついているかは、アメリカの話で具体的につかめました。

 会場では、「えーっ」「まあ、たいへんだ」などといった声がたびたび聞こえてきました。国民総背番号制、カメラなどによる監視社会がすでに出来上がっていて、これから悪用される可能性について斎藤さんが語った時がとくに多かったですね。聴衆のみなさんがこれほど反応する講演は久しぶりでした。

 新潟ではわずかの滞在時間でしたが、樋口前市議や長野の橋本さんなど懐かしい人と再会できました。みんな元気に頑張っている様子を見て、うれしくなりました。

悲しみがいっぱい、怒りがいっぱい

 こんなにも悲しくて、こんなにも激しい憤りを感じる講演は初めてでした。福島県飯館村の酪農家、長谷川健一さんの講演のことです。原発の当事者として語られた言葉には、牛飼いとしての愛情があふれていました。私が知らなかった事実がたくさんありました。

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 「戻るとは思わなかった息子が「『オヤジ、おれ、ベコやる』。そういって声をかけてきた。そのうちに嫁さんが来る。孫が生まれる。うれしかったなあ。何をやるかという話になって、仔牛用の牛舎をつくることになった」長谷川さんは原発事故が起きる前の幸せから牛の話を始めました。そして福島第一原発事故が起きました。搾乳した牛乳は穴を掘ってそこに流し込む日が続きます。飯館村の放射能汚染がひどくて人間が避難することになった時、「人間は避難しろ。牛は移動しちゃだめ」と言われます。「こんなバカなことがあるか」という思いは牛飼いをした者としてよくわかります。

 牛飼いたちが夫婦で集まって対応策を話し合います。でも、結果は決まっていた。牛飼いをやめるしかなかったのです。その時、「廃業という言葉を使うのはやめよう。牛飼いを休止するんだ。再開できるまで、その間、ずっと東京電力に賠償請求をしていこう」長谷川さんはそう語ったと言います。集まった人たち、とくに奥さんたちはみんな泣いたそうです。

 長谷川さんはスライドを使って講演をされました。そのスライドの中には切なくなるものが何枚もありました。中でも、牛を殺処分するために牛舎から牛を出し、家畜商の牛運搬専用のトラックに乗せる場面はつらかったです。映し出された映像の中に出てきた牛舎はわが家の牛舎そっくりでした。

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 スライドの中には牛舎の中で死んでミイラ化した牛の姿も映し出されていました。豚が餓死した牛を食べていたとも言います。この画像はとても見ていられませんでした。

 福島第一原発事故被爆の実態は新聞などで見聞きしていましたが、講演を聴いて、大事な真実は国も県も村も隠し続けてきたことがよくわかりました。東電などが放射線被爆を少なく見せるために、あの手この手を使ってきたことは聞いていましたが、飯館村でも放射線量を測定する場所で鉄板をしいたり、特別丁寧な除染をするなどの事実があった。住民に大きな被害が出る数値なのに、その数値を明らかにしないようにと行政当局に働きかけられたというのもショックでした。

 長谷川さんは最後に、「かわいそうなのは子どもたちだ。子どもたちが大きくなったときに差別が起きないようにしてしてほしい。また、風化させないようにしてほしい」と訴えておられました。

産業建設グループ集約問題で意見書提出へ

 柿崎区地域協議会が24日開かれ、総合事務所の在り方について市側が説明し、その後、質疑が行われました。質疑の中では、「これは絵に描いた餅だ」「何かおかしい」などといった反発の声が相次ぎました。そして地域協議会として、今後、町内会長連絡協議会などと意見交換しながら市に対して意見書を提出することを確認しました。

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 会議では意見や質問が相次ぎました。今後の地域協議会や議会の審議に大きな影響を与えるものを含んでいますので、主なものを紹介します。まず意見です。

 ●機動力を発揮できるというが、柿崎に集約した時は吉川、大潟、頸城にどれくらいで行けるか。警察の場合も集約されて機動力発揮されるということだったが発揮されていない。本当に区出身の職員がいなくなったときに機動力が発揮されるか不安だ。
 ●集約先については、「業務や災害発生時の円滑な対応に最も効果的な位置にある総合事務所」に設定するというが、各区において10年くらいに起きた災害発生の頻度を見ていただき、頻度の多いところに近い総合事務所に設定すべきではないか。
 ●新しい体制では、集約されたところに他のグループの窓口から連絡が行くことになるが、窓口から集約されたところへ行って、また木田庁舎へ行って、集約されたところへ戻って、また元のグループのところに行く。二度手間になり、タイムロスがあるのではないか。
 ●柿崎の場合、産業建設グループには農林水産、商工観光などたくさんあって、市民のみなさんがたくさん相談に見える。その人たちが全くいなくなった場合、総務・地域振興グループが取り次ぐといってもなかなか話が見えず、時間ばかりかかっていくことが目に見えている。確実に市民のみなさんの足が行政から遠のいていく。災害対応を前面に出し、集約して災害対応するというが、うまく機能するか疑問だ。集約先以外で災害が起きた場合、発生した区へグループを移動させるというが、そうなると一か所に集めておく必要性が全く感じられない。ケースバイケースで、災害状況に対応しながら対処療法でやっていく方がいい。
 ●去年の4月に異動してきたある職員と話をしたが、総合事務所の近辺はわかってきたが、山の方はわからないということだった。勉強する時間もない。産業建設グループを1カ所にまとめることによって、今度は総務・地域振興グループが窓口を一部務めることになる。人間が減らされて、いまでも手が回らない状態だ。職員は自宅と総合事務所の往復だ。自分の休みを使って自分の管内を歩く努力をしている人が一部にはいるかも知れないが、一部だ。そうすると、職員同士の資質が向上し、組織全体の水準が高まって、サービスの質が向上するというが絵に描いた餅にならないか。それと、一業務を複数で担当して、複数区を対象に業務を執行することで、各区の市民と接する機会が増え、複数区に精通した職員の育成が可能というがこれも絵に描いた餅じゃないか。外に出ている暇がないのに、何もない時に外に出て、ここは危ないとこだという風になっているか。そこをはっきりさせないと、区民はたまらない。自宅と職場の往復という実態を改めていただかないと心配で不安で、こんな提案に賛成できない。
 ●率直に申し上げますが、なんかおかしい。「複雑多様化する市民ニーズへの円滑な対応」というが、これは定員削減ではなくて、むしろ職員を増やさないと対応できないのではないか。それを定員適正化計画と称して削減するという。これは言葉の綾というか大変な問題だ。平成32年度までに財源不足が71億円とあるが、こんなに深刻だったらいま計画している厚生産業会館やめればいいんです。それから、(今回の方針では)「総合事務所の統廃合を想定するものではない」としているが、これは本当ですか。信用できない。「市民への影響に可能な限り配慮」するというが、職員減れば影響するのは決まっている。これは逆行している。この取組で具体的な効果が上がるというが、これ本当に上がるんですか。あなた方の願望にしか見えない。

 次は主な質問と行政側の答弁です。

 【質問】産業建設グループを集約して機動力を発揮するというが、柿崎区のグループをどこに集めるのか
 【答弁】総合事務所間のやり取りなどの結果を見て、総合的に判断するなかで整理したい。現段階では申し上げられる状況ではない。
 【質問】産業建設グループのほかに他のグループを集約の方向性がないので、行政改革の定数の削減=産業建設グループの集約で終わっているイメージを受ける。グループ分けをするメリットというのは、ただ単にスケールメリットを生かして職員を削減するということなのか。集約された総合事務所については決済区分などの権限を与える検討をしているのかどうか。
 【答弁】産業建設グループ以外の集約は考えていない。行革のスケジュール、目標はいずれかの段階で見直すことも必要と考えている。集約先の総合事務所の所長の権限、複数区を担当するので権限、判断、行動力、高いものが求められることになる。内部での調整作業を進めているが、それぞれの所長の意見を十分聞きながら、今後の在り方を整理していきたい。
 【質問】13区出身者、例えば柿崎区のだんだん人が減っていくと、地理的な面(の把握等)でおろそかになるのではないか。いままでもあった。(今回の産業建設グループの集約によって)技術職のみなさんのスキルの向上についてどのような形で協議していくのか。3年ないし5年で異動しているが、人事異動の形を変えることになるのか。ハード面で除雪車の配置も含めて考えるのか。
 【答弁】地理的なもの、そこに生まれ育った職員はよくわかっている。他から来た職員は来た時点ではかなわないと思うが、どこに異動しようが一時も早く熟知するように職員は主体的に努力していくことが必要だと思う。地元出身の職員だけに頼る行政運営は改めていかねばならない。異動パターンですが、区には合併前からずーっといる人もかなりいた。職員には同じ場所に長くいるということよりもいろんな部署を経験して、木田庁舎で企画立案も経験して、幅広い知識と経験を得たうえで上に立ってほしいと思っている。区に長くいる職員については2カ年をかけて異動してもらった。除雪車については基本的には、除雪の体制は委託でやっているので、影響を受けることはなくいままでどおり行われる。
 【質問】試行的に実施して全般的な検証するとあるが、試行でいろんな問題が発生しても本実施するのか。 【答弁】まずは25年度試行する。このなかでいろいろな課題の整理とか必要な対応をする。とはいえ、みなさんの関心は高いので、24年度はそれに向けた下ごしらえを十分行っていきたい。なるべく課題やかい離がないようにしたい。ただ実際に動いてみないとわからないこともあろうということで、25年度は試行して、実際に動いてみてそのとおりになるか、どうすればより良くなるか検証する。26年度以降も適宜、見直し改善を行いながらより良い在り方を求めていきたい。
 【質問】「絵に描いた餅」「なんかおかしい」というのは同感だ。総合事務所はなくさないといわれても疑心暗鬼だ。効率化と集約は相反する部分があると思う。こうありたいという思いはひしひしと伝わるが、地域事情に精通した職員をより多く育成することで対応力を強化すると書かれているが、どういうふうにどんな人を職員として育成していくのか。職員のモチベーションをどういうふうにして高めていくのか。どんどん総合事務所の職員が減っていくと、活気がなくなるし、さらに産業建設グループを集約する、事務の繁忙期にそれぞれの総合事務所に分散配置し、円滑に対応するというが、そんな円滑に対応できるものなのか、非常に疑問だ。
 【答弁】確かに効率化を図ることと集約化がイコールになるかと言えば、議論のあるところだ。同じ体制で仕事のやり方を変えるというのも理論の上ではあると思う。私どもが考えているのは、それぞれのところに少しずつ配属されている職員を一定のエリアの中で集約し、そのなかから効率化を図ろうというものだ。

2012年08月28日

母のつくった寿司

 残暑が厳しいですね。こういった時には酢のきいた料理がいい。昨日、母がつくった寿司の写真を撮りました。葉は笹の葉ではなく、ミョウガの葉です。味はまずまずでした。

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干ばつ被害だけでなく塩害も

 中山間地の田んぼで干ばつ被害が出てきていることはすでにお伝えした通りです。水不足は依然として深刻な状況が続いています。こうした中、河川の下流域にある田んぼでは塩害が出たという情報が入ってきました。海から海水が河川をさかのぼり、その水を田んぼに入れたために塩害がでたというのです。

 場所は上越市下五貫野地区。ローソンの近くです。被害面積は4~5ヘクタールにもなっているそうです。今朝、市役所に来る途中、現地を視察してきました。赤茶色になった稲姿が広がっていました。すでに枯れていて、水を入れても回復不能です。共済などでしっかりと補償していくことが求められています。

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 市政レポート1567号、「春よ来い」第217回、「みんな一つになって」を私のホームページに掲載しました。ごらんください。

野球場、干ばつ被害田の調査

 上越市高田にある高田公園野球場を党議員団で視察してきました。野球場を利用している人たちなどから、野球場を拡張してほしい、駐車場を整備してほしいという陳情が議会に提出されているので現地の状況を確認したかったのです。

 私たちが訪ねた時はちょうどある大学の野球部の合宿で使われていました。左翼、右翼とも90メートルの野球場は思った以上に広い感じがしました。でも、この長さだとホームランが出すぎて、高校野球の公式戦開催が出来ないということです。この球場を拡張するとなると、外野の方を伸ばすしか方法は考えられません。その場合、お濠と野球場の間の道、場合によってはお濠の一部まで伸ばさざるを得ないのでしょうか。その点、確認して、ぜひ拡張を実現させたいものです。

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 内野席から打撃練習をしばらく見学しました。ピッチングマシーンを使っての練習でしたが、スピードが速くて、ボールが目に見えませんでした。これじゃ簡単に打てないなと思いました。

 私個人としては何回か行ってきましたが、党議員団としての干ばつの調査は今回が初めてです。浦川原区法定寺へ行ってきました。田は乾き、白くなっていて、あちこちにひび割れができていました。それに加え、ここでは暑さにやられ、倒伏が始まっていました。干ばつ被害はどんどん広がりつつあると感じました。

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 干ばつ被害については市議会の文教経済常任委員会でも調査することになりました。予定としては31日になる見込みです。

2012年08月29日

雪対策や総合事務所の在り方などで活発な議論

 昨晩、安塚コミュニティプラザで「市民のみなさんの意見をお聴きする会」を開きました。党議員団主催です。同区での開催は私たちとしては初めて。地元の安塚区や浦川原区などから8人のみなさんが参加してくださいました。

 私の方からスライドを使って30分ほど説明したのち、参加者から意見や質問などを出してもらいました。昨日の会のテーマは総合事務所の産業建設グループの集約についてでしたが、いきなり出てきたのは雪対策です。「中山間地で新たに除雪機補助が出るようだが、その中身を教えてほしい。申し込むにはどうしたらいいのか」「高齢化率が50%以下の集落でも昼間には高齢化率が70、80%になる。そういう集落にも支援してもらいたい」などといった声が相次ぎました。

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 産業建設グループの集約については、「市役所の本音、ねらいは総合事務所の統合ではないか」「分権を明確にして、総合事務所長にもっと権限を与えるべきだ」「これまで、いちいち木田庁舎に訊かなければわからないことが多かった。今回の新たなやり方でますます、そうしたことが濃厚になるのではと心配している」「新提案は行政側が事務をスムーズにすすめ、行政にとって、使い勝手のいいものにしようとしている。住民にとって使い勝手はどうかという視点でがんばってもらいたい」「4つのグループ分けのなかに1つのグループで5つの総合事務所が入っているのは無理がある。また、板倉区では地元で大きな地滑りが発生しているというのに、今春の人事異動で産業建設グループの区出身職員を異動させ、残ったのは2人だけとなった。こんなことでいいのか」などという声が出ました。また、他のグループの動きについても目を向けるべきだとして、「これまで市は、保健師や栄養士を木田に集めた。これについてどうであったかの検証も必要だ」との声もありました。

 産業建設グループの集約の問題は当初、8月の下旬に総務常任委員会を開き、市側から地域協議会などでどんな意見が出されたかなどの説明を聴いて、議論をすることになっていましたが。その会議は9月議会にずれ込むことになりました。昨晩出された意見や要望などはそこで活かしていきたいと思います。

あさひ荘の現状を視察

 「ある日、突然、お客も従業員もいなくなった感じがそのまま残っている」「再開を急がないと使い物にならなくなるものがある」…昨日の夕方、大島区にある大山温泉あさひ荘を党議員団の仲間や他会派議員とともに視察してきました。そのなかで聞こえてきた言葉です。

 久しぶりにあさひ荘に入って、懐かしかったですね。ここは私の市内のお気に入りのお風呂の一つで、1年に20回や30回は入っていましたから。玄関から入って最初に目に入ったのは、食堂入り口のところにあるメニュー案内でした。「いらっしゃいませ。本日のおすすめ。寒い季節にぴったり、あつあつの鍋焼きうどん」とありました。おそらく閉鎖する前日のものでしょう。

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 どこの場所へ行っても目に入ったのは、「上越市備品」という貼り紙です。受付前の椅子、テーブル、休憩室のテーブルなどあちこちに貼られていました。次は男性用の風呂場の写真です。3枚続けてごらんいただきましょう。着替えをする場所では、湿気に弱い部分があるんですね。床の一部にカビが生えていました。浴室の中のタイルは乾きすぎたせいでしょうか、浮き始めているタイルが何枚もありました。げんこつでコンコンとやると音が他のタイルと違いました。風呂にはもちろんお湯は入っていません。心配された源泉の水量ですが、毎分16リットルから17リットル出ていて、以前より少なくなったという事実はないそうです。少しでも入浴気分を味わいたいと思って、頭にタオルを載せて入ってみました。

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 二階は客室、大広間、神前結婚式場などを見せてもらいました。畳をあげ、かびないようにしてありましたが、気になったのは座布団、浴衣類でした。議員からは「使えなくなるのでは」という声も出ていました。でも、二階は一階よりも管理状態は良いと思いました。

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 最後は一階にある食堂、厨房施設です。茶碗やどんぶりなどは出しっぱなし。厨房はまだ仕事が行われている最中の雰囲気がそのまま残っていて、切なくなりました。

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2012年08月30日

夏バテ?

 昨日は午前からずっと市役所にてデスクワークでした。9月議会の議案の調査と総括質疑の準備が中心です。腰が完全に元に戻っていないことや連日の猛暑の中での活動で疲れが出たのでしょうか、夕方になったらぐったりしてしまいました。それも家に着いたら、階段を歩くとフラフラする状態になりました。

 今朝は待望の雨です。まだほんの少しの雨量ではありますが、それでも稲や野菜にとっては恵みの雨となりました。私の方はだいぶ回復したので、いま、市政レポートの原稿書きです。先週から昨日まで書きたい記事はたくさんあるので、どういう内容にしようかと迷っています。

野菜ポット

 朝、雨が降って生き生きしたものがあります。母が種をまいて毎日世話をしていた野菜ポットです。大根なのか、それとも白菜なのか、2つの葉っぱがかわいい。

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