上越市は今年度末までに、公の施設としてほとんど利用がされていないとか、耐震基準を満たしておらず現状のまま利用継続が難しいと判断した23の施設を廃止する予定です。こうした中、市議会総務常任委員会は27日、廃止予定の施設のうち7施設を見て回りました。
最初に視察したのは、国府1丁目にある上越青少年文化センター。建築後41年経過していて、老朽化が進んでいます。写真は雨漏りなどの状況を見ているところです。数十年前は、星の観測、科学実験などで先端を行く施設だったと思いますが、昨年度の施設利用者は約6万人で、ここ数年の間に急速に減っています。
次の写真は警察官が事件現場を調査しているように見えますが、板倉区針にある板倉郷土館を視察する総務常任委員会メンバーです。懐かしい民具や記録写真などたくさん置いてありました。明治初期の建物で、こちらも老朽化が著しい状態です。年間利用者は100人から200人ほどしかいないといいます。
きょう、視察した施設の中にはテニスコートが2つもありました。三和区の西部テニスコートと板倉区の板倉北部運動公園コートです。写真は板倉のコートです。どちらもまだ十分使える施設ではありますが、利用者はほとんどなく、困っているということでした。テニス人口が増え、昼も夜もテニスという時代は終わったのでしょうか。さみしい感じがしました。