久々に板倉区国川の地滑り現場を見てきました。すごい土砂の量です。こんなにも大量の土砂が滑り落ち、住宅を襲ったのですね。雪解け前に見た時は雪が大量に混じっているから大きな山になっていると勝手に思い込んでいましたが、この土砂の量は半端ではありません。
現場ではすでに壊れた住宅、作業所などの建物部分の撤去作業は終わっていました。先月15日、市長が地滑り災害に伴う廃棄物処理費用、約2200万円を専決処分したことにより、21日から撤去作業が始まっていました。いまは、コンクリートのがれき撤去などの作業が行われています。きょうの厚生常任委員会での担当課の説明によると、廃棄物の量は約370トンで、資源化できないものは最終処分場に持っていくとのことです。また、大量の土砂の撤去については秋ごろを予定していると説明がありました。
ところで、住宅を失ったみなさんの住まいを今後どうするかですが、きょうの委員会で山岸副市長は、「当初、被災者の方々はここでは住めないという気持ちが強かったようだが、同じ国川に集団移転するか、いまのところに建設するかなど話し合っている。いまの段階で、いつまでにどうするかは定まっていない」とのべました。