市役所は御用納めでした。午前に日本共産党上越地区委員会の伊藤誠委員長と党議員団全員で上越市長あての予算編成要望書を提出しました。市当局は稲荷副市長が応対しました。下線の付いたところをクリックすると全文をお読みいただけます。
要望書は、重点・緊急要望として、TPP参加反対、原発対策、津波対策など5項目を掲げたほか、市民の命と暮らしを守る基本要望として、雇用と中小業者を守る対策、市民が安全、安心に暮らせる医療、福祉の充実、すべての子どもたちへのゆきとどいた教育の実現などについても盛り込みました。
伊藤委員長が要望書を手渡したのち稲荷副市長と懇談しました。このなかで、副市長は、「TPPについてはメリットとデメリットについて研究する必要がある」とのべたので、県庁に戻られたら、まず売店の書籍コーナーへ行って、農文協の本(『TPP反対の大義』)を買ってぜひ読んでほしいと訴えました。また、原発や津波対策については国や県の防災計画見直しを待たずに、市民がすぐにでも求めている避難場所の提示など、出来ることを急いでやってもらいたいと要望しました。
稲荷副市長は副市長としての仕事はきょうが最後でした。伊藤委員長に名刺を渡す時には、「きょう限りの名刺です」と言っておられました。この2年間、稲荷副市長とは論戦する場面も多々ありましたが、きょうは「ご苦労さんでした」と挨拶を交わし、握手して別れてきました。県庁ではぜひ県民の立場に立ってがんばっていただきたいと思います。