大晦日は家族でゆったりと過ごし、新年の夢や希望を語り合いたい。そう思っている人が多いはずです。ところが、あと3か月ほどで会社のリストラにやられてしまいそうだ、助けてもらいたい。そんな電話がきょう、日本共産党上越地区委員会にあったそうです。
電話で教えてくださった方の話によると、パナソニック新井工場は、一番新しいE棟以外は閉鎖する計画で、そこだけでは現在約1000人いる社員を吸収できず、300人をリストラ(3月31日での「希望退職」)するとともに、富山工場への配置転換を強行しようとしていると言います。
しかも、その配置転換については、約束破りだというのです。パナソニックの社員は、本給のカットはないが、海外を含めどこへでも配置転換可能な「グローバル社員」と、本給を3割カットされるかわりに地域以外への配置転換を免除してもらえる「地域限定社員」に分けられています。今回の配置転換は、「地域限定社員」といえども配置転換の対象だということでした。
パナソニックはいま、全国的にリストラ、合理化を進めており、国会でもとりあげられました。
パナソニックの各工場は企業立地補助金を受けるなど地元自治体からさまざまな支援を受けてきた経過があります。当然のことながら、そうした企業は雇用や地域経済を守る社会的責任があります。国会だけでなく、県議会でも関係市議会でも問題にしていかなければなりません。