本日の午前は、新幹線・並行在来線対策特別委員会でした。会議では、北陸新幹線及び駅周辺整備スケジュール等について説明があり、質疑が行われました。この中で竹田総合政策部長は、脇野田駅の移設工事について、市とJR東日本との施工協定締結は来年2月の見込みであることを明らかにしました。
会議の冒頭、竹田部長は、脇野田駅移設工事など新幹線駅周辺工事のスケジュールについて説明しました。その中で同部長は、「今年度、市が発注した路床改良工事はほぼ終わった。いま現在、乗降場、電気などの実施設計をすすめている。線路などの移設については細部にわたって詰めの協議を行っている。年明けの2月上旬には施工協定を結べるものと思っている」とのべたのです。
委員会では党議員団の平良木議員が、「JRとの工事施工についてはざっかりいって値下げ交渉がすすめられてきたと思うが、いまの段階での交渉の状況を教えてほしい。来年2月には施工協定が結ばれるということだが、結ばれると工事費用もそこでかっちり決まってしまうのか」と質問しました。
これに対して竹田部長は、「減額は当然、頭に置きながら、安全運行とかその辺の話をしながらやっている。協定には三セク会社が入っていないので、われわれとJRが交渉し、その後、われわれと三セク会社とで話し合っている。若干だが下がる方向感は持っている。軌道間除雪のあり方を見直す、ホームの上屋、オーダーカーをどこに置くかなど具体的な詰めをしているところだ。2月の施工協定では、ほぼ施工範囲もキチンと決めるし、施工計画もほぼ決めるが、その後の施工協定をし直す含みも持っている。例えば、電気施設の設計が終わらないうちに結ぶので実施設計をしていくなか、落ちるものも、上がるものも出てくる。金額的なことはいまは言えない」と答えました。
北陸新幹線開業に伴う信越本線脇野田駅の移設工事については、当初の予定よりも10億円も上回る見込みであることが9月に明らかになりました。今後、JR東日本との交渉でどう動いていくか注視していかなければなりません。
コメント (1)
JRは、岩手の被災地の一部路線においては、流され壊れた線路を自前で直そうとはしていません。新たな路線や復興方針を国や自治体が指示するのを待っています。言いだしっぺとして費用負担するのを嫌がっていると関係者から聞きました。他社管理路線の工事はやりたがらないし、所詮(地元民軽視の)そんな体質の会社に思えます。
投稿者: 匿名希望 | 2011年12月20日 10:24
日時: 2011年12月20日 10:24