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2011年12月 アーカイブ

2011年12月01日

きょうから12月議会

 早いもので、今年もあとひと月となりました。議会はきょうから16日まで定例議会です。昨日も私たちは党議員団会議を行い、市民のいのちと暮らしを守る立場に立って見た時、今の時点で何をどう問いただしていくかの議論を重ねました。原発事故と放射能、TPP、行財政改革など課題はいくつもあります。しっかり頑張りたいと思います。

朝、目が覚めなくて

 朝の3時半に目覚ましをセットしておいたのに、起きたのは5時少し前でした。この遅れが響いた一日となりました。「しんぶん赤旗」日刊紙の配達もあったので、市政レポートの原稿書きと印刷が終わったのは8時45分。その結果、市政レポートのポスト下ろしがすべて終わらないうちに市役所へ向かうことになってしまいました。

 これまで、目覚ましをかけておいても、鳴らないうちに目が覚めたものです。それが最近は全くダメ。起きようとしても腰がなかなかいいことをきかなくて、再び眠ってしまいます。どこかでゆっくり休んで、腰を早く治さないと……。

 きょうから12月定例市議会がはじまりました。一般質問の通告の締め切りもきょうです。議員団会議で、質問テーマを決め、その分担までは決めてありましたが、通告文は書いてなく、午後3時半ころにようやくまとめました。私の担当はTPPと組織機構の見直しです。

2011年12月02日

放射能測定などを求める請願、まさかの不採択

 12月市議会2日目。午前から厚生常任委員会でした。注目は放射能測定などを市に求める請願審査です。私は全会一致で採択されるものと思っていたのですが、なんと日本共産党と市民ネット改革の委員が賛成しただけで、あとの委員は反対したのです。市民のみなさんもびっくりすることでしょう。

 放射能測定などを求める請願は、「上越市の子ども達を放射能から守る会」から提出されていたもので、「市内のすべての教育機関などのグランド、通学路などにホットスポットがないかの調査をして、速やかに結果と調査方法をHP、広報などで公表してほしい」「学校などで使う給食の食材に関して市独自の安全な放射能基準値を設定してほしい」「弁当の持参希望者に許可をしてほしい」ことなどを求めているものです。

 きょうの委員会での採決の先立つ意見表明では、日本共産党の平良木委員などが国の基準の甘さなどを指摘し、子どもたちの健康を守る立場から賛成しました。しかし、「新政」、「創風クラブ」所属委員が、「文科省が新たな基準を作成した。これでいい」「上越市には独自基準をつくる能力がない」などと言って反対しました。

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2011年12月04日

囲む会で初めて朗読

 昨日開催された「橋爪法一を囲む会」では、志位委員長の党創立89周年記念講演ダイジェストを視聴し、その後、私の話を聞くという流れになっていました。日本共産党をよく知ってもらい、私への支持を広げてもらおうというわけです。

 私の話は、これまでの私の議会での活動とこれからどんなことをやっていこうとしているのかが中心となりますが、今回初めて、この話の中に朗読をとりいれてみました。朗読したのは、「春よ来い」の中に書いた私の入党物語です。思った以上に反応があり、その後の懇談では、「日本共産党にたいするイメージは戦前からのデマ宣伝の影響を依然としてうけている。どうしたらいいか」などといった質問が相次ぎました。戦前から一貫して戦争に反対し、常に働く者の立場に立ってがんばってきた党のことを語り、理解してもらえないと、私への支持は簡単には広がりませんので、昨日はとても良い経験をさせてもらいました。

 夕方、「しんぶん赤旗」日曜版の配達を終え家に戻ったら、友人が天然のなめこを届けてくれました。これから1、2か月、山を歩けば、ひらたけ、なめこなどに出合うこともあるのですが、私がそうした時間をとれないことを知って、お裾分けしてくれたのだと思います。ありがたいです。

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「市政レポートを読んだよ」の声が次々と

 午前から夕方まで親戚の人と一緒にビラ配布をしました。生憎の天気でしたが、気分は上々でした。というのは、あちこちで今朝の市政レポートを読んだとの声を寄せていただいたから。まあ、5軒に1軒ほどの割合でしょうか。びっくりしたのは、私が生まれた当時のことを語ってくださったお母さんがいたことです。うれしい出会いでした。

 その市政レポートは1530号です。ホームページに掲載しましたので、ごらんください。「春よ来い」の第181回、「母が嫁いだ頃のこと」も合わせてごらんください。

 おもしろいことを発見しました。パソコンのデスクトップの背景に貼り付ける写真のことですが、サイズの小さな写真を使った場合、同じものがズラーッと並ぶんですね。例えば、私が描いた似顔絵だと下のようになります。今後はいろんな写真で試してみようと思います。

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2011年12月06日

柿崎総合運動公園人工芝グランド視察

 昨日は市議会建設企業常任委員会でした。委員会審査の前に見ておこうと思ったのに、審査後になってしまったのは柿崎区の総合運動公園人工芝グランドです。夏に発注されていた同グランドの工事は12月20日までが工期ですが、すでに完了していて、きれいになっていました。

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 同グランドは人工芝グランドとしては市内で2番目、サッカー愛好者などに活用されるものと思います。供用開始は来年の4月です。昨日、審査されたのは都市公園条例の改正で、同グランドの使用料を1時間につき800円とすることが提案されました。ただし、営利または営業上の目的で使用する場合は1600円となります。利用時間は日の出から日没まで。16日の本会議で可決されると本決まりです。

 同グランドについては当面、市直営とする方針です。その理由は、現段階では利用者数、収入がどれくらいになるか見込めないので、一定の実績をつかんでから、指定管理制度に移行するかどうかを検討するということでした。

 なお、小林都市整備部長は説明の中で、「(都市公園施設の)使用料については来年度、本施設を含め、精査していく」とのべました。

人間ドッグ

 午前11時45分まで市議会文教経済常任委員会を傍聴し、その後、人間ドッグでした。ドッグの結果は後日郵送されてきますが、体重などきょうの段階でわかった数値は昨年よりも若干改善されていました。例えわずかであっても、良い方向に向かっていると医師から言われると気分がいいですね。

 もっともこれで安心していられるわけではありません。肝臓の数値は依然として芳しいものではありませんし、栄養士さんからは夕食のご飯の量を減らすことを意識すること、食後、起きている時間をもう少し長くするようアドバイスされました。話を聴いていて、数値が良くなったのは、最近、歩く時間が長くなっているからだと思いました。運動も意識して取り組まないと……。

 そうそう、きょうのドッグでは、肺機能、肝機能検査など通常の検査項目のほかに新たな検査も3つほど追加検査してもらいました。ひとつは動脈硬化検査、あお向けに寝た状態で両腕・両足首の血圧と脈波を測定して、動脈の詰まりやかたさを検査するものです。それから、CT検査による内臓脂肪測定と消化器系がん検査もやってもらいました。ドッグの費用は追加検査を含めて2万7750円でした。

2011年12月07日

総合事務所の見直しに厳しい意見相次ぐ

 きょうは私の所属する総務常任委員会でした。北陸新幹線開業に伴う信越本線脇野田駅移設工事の実施設計、工事ともJR東日本にやってもらうことになっていますが、総工事費がいまだに確定していません。市当局は9月議会以降、JR東日本と3回にわたり協議を重ねてきており、大詰めを迎えているとのべるにとどまりました。9月議会では、4年前に概算ではじいた数字よりも10億円も多くなる見込みとのことでしたが、設計も工事もJR東日本におまかせではなく、並行在来線新会社などの協力を得て、専門的な見地からのチェックをきちんとやってほしいものです。最終的にいくらになるか注目していきたいと思います。

 所管事務調査では、第4次行政改革推進計画に記述されている行政組織の再構築に向けた総合事務所のあり方についての議論が活発でした。質問のトップは私です。人事異動で総合事務所の職員を減らし、地元職員を減らす中で災害対応などに支障が出てきたのに、その点について反省がないまま、基幹的総合事務所づくり、総合事務所の事実上の再編をやろうとしていることを批判しました。また、市の方針を記述した文書で、基幹的な総合事務所の設置にあたっては、「白紙の状態から今後の総合事務所の在り方を検討」するとしていることについても追及、合併協議の積み重ねの中で決まった地域自治区の設置を意識し、これをベースにすべきだと主張しました。

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 他の委員からも、「まずは地方分権時代にふさわしい木田庁舎の組織改革がなされているかどうかが問題だ。部と部の壁も高いし、課と課の壁も高い。木田庁舎は全然変わっていない。ここも含めてどうするかの議論をしないといけない」、「課題となっている総合事務所の量的・質的な変化はみなさん方が人事異動でつくりだしたものだ。災害ひとつとってみても一番大事なのは、初動の対応だ。そこが人命にからむことになるが、きちっと対応できるのか。災害復旧にあたっては、災害を受けていないところから応援をしていけばいいことで、基幹的な総合事務所をつくらなくてもいい。これができると、総合事務所から基幹的な事務所へ行って、さらに木田事務所にということで、ワンステップ増えて、ますます時間がかかることになって住民は困る。総合事務所は合併の大きな柱であって、人員が減ると地域の住民の元気がなくなる」、「すでに定員適正化計画で総合事務所職員を50人減らすと明文化されていて、人員削減の算定根拠になっている。技術職の人を集めて対応したが、派遣されて不在となったところはどうなっていたか知るべきだ。(基幹的な総合事務所に)すべてを集めるというのは疑問だ」などの声が上がりました。

 

2011年12月09日

昨日から一般質問始まる

 昨日から一般質問が始まりました。今回は総勢24人。私たちの議員団では、4人が登壇します。私は21番目、13日の火曜日の午後の予定です。議員団で検討して、質問テーマを分担したのですが、私に与えられたテーマはTPPと行政組織機構の見直し問題です。そのうちの一部はすでに常任委員会で一定程度議論していますので、一般質問でどう切り込んでいくか、これから検討します。

 さて、昨日は市政レポートの作成日でした。「しんぶん赤旗」日曜版に折り込む分を印刷しポスト下ろしが終わったところで間違いに気づき、困りました。きょう、折り込む分はすべて破棄し、新たな原稿のものを印刷することにしました。これに伴い、「春よ来い」の最新版も全面的に直しました。一晩おくと、文章はがらりと変わります。さて、時間です、きょうもがんばろう。

初雪

 とうとう雪がやってきました。朝、印刷の仕事をしている時ですから、6時頃でしょう、雪が降ったのは。タイヤはスノータイヤ替えているけれども、雪が降ると雪道が心配です。写真はわが家の牛舎付近です。

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2011年12月10日

昨晩は忘年会

 今朝も寒いですね。昨晩は地元地域協議会の忘年会でした。地元の人たちとゆっくり酒を飲み、地域のいろいろな話が出来ました。話も弾み、楽しい夜になりました。正確な時間はよくわかりませんが、たぶん、家に着いたのは夜の10時過ぎだったのではないかと思います。

 議会の方は昨日で12人の一般質問が終わりました。私の一般質問は13日の火曜日午後になる予定です。この間の日記や市政レポートに曜日を間違えて書いたようです。失礼しました。

柿と青空が素敵な風景

 初雪が降ったあとの初めての晴れ、冬の青空の気持ちの良いこと……。朝の段階では屋根にあったうっすらとした雪も消え、米山や尾神岳でも見ない限り、冬とは思えない景色が広がりました。まずは吉川区下町地内から見た米山と尾神岳をごらんください。

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 次は国田地内で撮った風景です。遠くに小さく見える山が尾神岳です。柿と青空がとてもいいので撮りました。

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 もう一枚、柿の木の写真をごらんください。先日からずっと気になっていた木です。今年は柿が大豊作でした。この木と同じように実が鈴なりで、枝が折れそうになっている木がたくさんありました。木をじっと見ていると、雪が降ったときにどうなるだろうかと心配になります。

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2011年12月11日

百華踊乱よしかわ10周年祭

 吉川区のイベントでは必ずと言ってよいほど盛り上げ役を果たしてきたのがよさこいソーラングループの「百華踊乱よしかわ」です。よさこいがあるから賑やかになり、元気が出ました。きょうは、このグループの結成10周年記念の演舞が多目的集会場で行われました。

 演舞は全部で10曲。このブログでも紹介したことのある天地人(あまちびと)、ハレルヤなどが次々と披露されました。踊る人たちは笑顔を見せ、観客は手拍子。きょうは踊る人も観る人も気持ちがひとつになりました。

 きょうの演舞で強く印象に残ったもののひとつは「酒や唄」です。吉川中学校の先生だった鈴木栄太郎さんが関わって作られた、杜氏の里よしかわの地場産の踊りです。越後よしかわ酒まつりなどで何度か観てきましたが、きょうは初めて動画で撮りました。

 17人の子どもたちが色とりどりの衣装で踊った「See tha Rainbow」、これもよかった。ユーモアたっぷりの司会で会場を沸かせた竹田敏夫さんの説明で踊りだけでなく、歌詞にも注目して観たのですが、「違いを認め合って信じあおう」という言葉が心に響きました。写真はメンバー全員で演じた「よっちょれ」です。

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 百華踊乱よしかわのスタートは10年前の「越後よしかわやったれ祭り」でした。会長の山岸実さんは挨拶の中で、「正直、ここまで出来るとは思っていなかった。皆さんのおかげです。これからもお客さんを主体に頑張っていきたい」とのべていました。ぜひこれからも頑張ってほしい。

 きょうは、この10周年記念に来賓として参加した後、直江津に行き、2つの会議に出席してきました。

 市政レポート1531号、「春よ来い」の第182回、「ぼたもち」をホームページに掲載しました。時間がありましたら、ごらんください。

2011年12月12日

上越市、後期高齢者の人間ドッグ助成等の検討へ

 きょうの市議会一般質問で村山市長は、後期高齢者医療広域連合が保険者として行う支援制度を活用して行う人間ドッグ助成や肺炎球菌ワクチン接種助成について検討することを明らかにしました。これは日本共産党議員団の樋口議員の質問に答えたものです。

 村山市長は、「現在、市は後期高齢者健康診査を実施しており、希望される方には、各種がん検診との組み合わせにより、人間ドックの検査項目に近い総合的な健診を、自己負担なしで受診していただいている」ことなどから、市として更に人間ドックを勧奨し助成を行う予定はないとのべつつも、「後期高齢者医療広域連合が保険者として行う支援制度については、高齢者の受診機会の選択肢の一つとして、その周知と窓口としての役割を果たすよう、実施に向けて検討していく」と答えたのです。

 75歳以上の後期高齢者に対する人間ドッグ助成、肺炎球菌ワクチン接種助成についての県内自治体の実施状況については、樋口議員が明らかにしたように、県内30自治体のうち、10自治体で人間ドッグ助成を、5自治体で肺炎球菌ワクチン接種助成を実施しています。上越市も、これに続いてほしいですね。

 特別養護老人ホームの入所待機者についても新たな展開がありました。樋口議員が、「待機者の実態調査を踏まえ、第5期の整備計画をどのように進めるのか、考えを聞きたい」と質問したことに対して、村山市長は、実態調査の結果、「特別養護老人ホームへの入所について緊急性や優先度の高い方は、調査対象とした999人のうち350人であることがわかった」とのべ、「緊急性の高い方が優先的に入所できるよう、特別養護老人ホームの入所指針の見直しのほか、保険者として市がそれぞれの施設の入所判定に関わる手法についても検討してまいりたい」とのべたのです。ただ、肝心の整備計画については、現在、介護保険運営協議会で審議中であるとして具体的な数値などは示しませんでした。

 先日のブログでも明らかにしたように、今回、市が行った実態調査では、特別養護老人ホームの入所待機者の状況が詳細に出ました。介護保険運営協議会に示されたデータを入手しましたので、一つひとつ丁寧に分析してみたいと思っています。下のグラフは、介護度別に見た平均待機日数です。「医療依存度あり」と「医療依存度なし」で区分されていますが、「医療依存度あり」の方が平均待機日数が短いことを初めて知りました。

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2011年12月14日

政府寄りの答弁目立つ

 いったいこの市の幹部はどこの市の人かと思った人もいたことでしょう。昨日の一般質問では、原子力災害対策でもTPP問題でも市民の願いにまっすぐ応えない答弁が目立ちました。TPP参加は亡国への道です。上越市の先進的な農業施策もズタズタにされることが目に見えているはずなのに、さらなる情報と国民的な議論を求め、反対を表明しない。これでは市民はがっかりです。

 一般質問は昨日で終わりました。日本共産党議員団からは、昨日、上野、橋爪、平良木の3人が登壇し、津波対策、原子力防災対策、TPP問題などをとりあげました。とり上げた問題の多くは、「防災計画の見直しを待たずにもっと避難所設置を」などこの間の議会報告会などで寄せられた市民の切実な願いです。個々の問題では一定の評価ができるものがありましたが、全体的には国、県の動き待ち、政府寄りの答弁が目立ちました。

 議会はきょうは休会です。党議員団では議員団会議を行い、16日の最終日に行われる討論の準備を行います。時間があれば、この議会中に寄せられた生活相談にも対応したいと思います。

議員団会議とデスクワークの一日でした

 朝から議員団会議でした。議員団ニュースの編集と16日の最終日の討論の準備で、昼過ぎまでかかりました。思った以上に時間がかかったのは、副市長についての同意案件です。担当する上野議員が討論原稿素案を準備してきてくれましたが、二元代表制や議会改革の動きなどについての議論が続き、素案は6回ほど書き直しました。最終原稿をプリントして読んだ時、集団の知恵ってすごいなと思いました。

 副市長についての同意案件については、今朝の地元紙で記名投票を求める動きと無記名投票を求める動きが報じられました。市民からは、「事実上の議会からの引き抜きだ」「市長選の論功行賞ではないのか」「週刊誌などでうわさになった政治家がいち早く情報を知っていたのはなぜか」などの声が上がっています。市民がもっと深く知りたいことを調べて、本質に迫る報道をしてほしいと思いました。

 お昼は上野議員と外食しました。上野議員は議会開会中はいつも弁当を持参してきて、「おれは愛妻弁当だ」と自慢しています。弁当で日々、お連れ合いの愛情を確認できるとはうらやましいかぎりです。私は市内の外食産業を支えるために、ほぼ毎日、ささやかな貢献をしています。きょうは中華料理屋さんで「五目あんかけご飯」を上野議員とともに食べました。

 午後からは平良木議員とともに控え室で仕事をしました。主に原稿書きの仕事です。私の方は昨日の自分の一般質問をインターネットなどで振り返り、質問のやりとりなどを記録しました。一日経ってから聞いてみると、準備不足が目立ちます。「もっと詰めればいいのに」とか「理論展開が弱いな」などと感じてしまいます。原稿を整理するために答弁の確認もしました。このうち、農林水産部長が答えた、TPPに参加し、関税がゼロになってなんにも補助しない場合の上越市農業の影響額についてはデータをもらいました。下線の付いたところをクリックするとごらんいただけます。

2011年12月15日

降雪予報を聞いてフル回転

 朝から「しんぶん赤旗」日刊紙の配達、市政レポートの作成・印刷・ポスト下ろし、「しんぶん赤旗」日曜版の配達とフル回転でした。目覚ましは午前3時にセットしておいたのですが、実際に起床したのは午前4時45分。この1時間45分の遅れが響き、このところ、毎週書いていた随想は途中で断念しました。

 「しんぶん赤旗」日曜版の配達はいつもなら金曜日からはじめています。きょうは、夜から雪になるという天気予報だったので、夕方から山間部に向かいました。ある家で新聞を手渡ししたところ、私の目の前で新聞を開き、市政レポートの裏面を見ようとされました。「あっ、ごめんなさい、今週は書けなかったんです」と言うと、「『春よ来い』の続きがどうなったかと思って…」という言葉が返ってきて、びっくりしました。「続きもの」として読んでいてくださる方があるんですね。

 夜から降雪という予報で心配になったのは、主要地方道上越安塚柏崎線の災害復旧工事です。先日通った時には完了までもう少しという段階だったのですが、午後7時前に通ってみたら、舗装が終わったばかりでした。どうもきょう終わったらしい。よかった、よかった。これで雪が来ても大丈夫です。

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2011年12月16日

平場でも本格的な雪か

 今朝から雪が里でも本格的に降ってきました。ただ、現在(午前9時40分)は落ち着いています。

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 牛舎脇の写真は午前7時半頃、市役所控室からの写真は午前9時半頃撮ったものです。

副市長人事で5議員が討論

 12月議会はきょうが最終日でした。注目されたことのひとつは副市長人事案件です。これは、12月いっぱいで副市長を退職し県庁に戻る稲荷善之氏に代わって、12月1日に辞職した山岸行則氏を副市長とすることに同意を求めるもの。記名投票の結果、賛成33、反対11で同意することになりました。写真は投票風景です。

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 投票に先立つ討論には5人が登壇しました。わが議員団からは上野議員が登壇し、「提案された山岸氏は、長い政治活動の中で培われたさまざまな見識を持ち、議員在職中には、議長として議会改革にも積極的に取りくまれた実績ももっている。一般論としては、議員経験者が副市長として市政に関わることはありうることだ。しかし、12月1日まで現職議員として二元代表制の一方で市長の政治執行をチェックしていた人が、日を置かずして執行機関幹部に登用されることは疑問だ。また、今回の副市長登用の要請と内諾にいたる動きは、山岸氏が現職議員であったにもかかわらず、議長や会派代表者会議、議会運営委員会などに、正式には伝えられておらず、議会としては、まさに寝耳に水の状況であり、議会をまったく無視するものだとの声もある。今回の提案は、二元代表制のもとで議会の役割と権限が縮小され、今でも強い権限を持つ首長の力を強め、議会の形骸化につながりかねないものだ」と反対理由をのべました。

 上野議員以外の討論も一部ですが紹介しましょう。まずトップに登壇した水澤議員は反対の立場から、「山岸氏が任期を全うし、次の選挙に出馬せず、引退が確定した後であれば、ほとんど問題はなかったと思う。行政のプロとしての村山市長からの信じがたい提案にただ、ただ驚いている。周到さもなければ手堅さもない、ただ唐突で性急であり、違和感がある」とのべました。

 賛成討論のトップは山岸氏が先日まで属していた市民クラブの塚田俊幸議員。同議員は、「市長が市政遂行にあたって最も必要とする人材登用の提案であり、市長の考えをしっかりと受け止めなければならない。山岸氏は常に住民自治の定着したまちづくりを追求するとともに、開かれた議会活動をめざして活動してきた。議員経験で培ってきた政策能力を持ち、常に市民目線で市政の課題と解決策を見極め提言してきた。豊富な経験をいかす立場で頑張ってもらうことは多くの市民の利益につながるものだ」と強調しました。

 新政の田村議員も賛成討論でした。同議員は、「これから合併の真価が問われる時だ。議会と行政は車の両輪と言われているが、両者を熟知している山岸氏は大きな強みだ。議長として4年間、旧上越市はもとより13区の市民の声を真剣に聞き、行政施策へいくつかの提案を行ってきた。行政財政に明るく、先見性と指導力のある山岸氏に期待する」とのべました。

 討論の最後は永島議員。「山岸氏とは政党もイデオロギーも違うが、一人の人間としての技量は大変立派なものがある。行政は仕事が遅いなど市民は不満を持っている。それを解消するのは大事なことだが、山岸氏は官僚上りではない、一般市民の代表だ。行政のどこがどうなっているか一番熟知している人だ。村山さんは長年の行政マンだが、山岸氏に政治的な観念からの行政改革、職員の指導してもらいたい。上越市にとっては大事な時だ」と賛成しました。

2011年12月18日

雪景色とキラキラ大作戦の花火にうっとり

 昨日は一日中、ぐずついた天気だったのですが、短時間、晴れ間もありました。山間部では30㌢から40㌢の積雪があり、雪化粧した山々はじつに美しかったです。吉川区石谷と名木山で撮影した風景を2枚ごらんいただきましょう。山は国造山といいます。2枚目の写真にはわが家の昔の畑も写っています。

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 昨日はブルが出動しました。山間部ではすでに先日の雪で出動しています。平場においては初出動です。写真は村屋地内です。ここも初出動でした。

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 夜は原之町で恒例のキラキラ大作戦が行われました。私が行った時はゲームの真っ盛り、子どもたちの楽しそうな声がたくさん聞こえてきました。やったれ祭りもそうだけど、子どもたちが大勢集まるイベントは気持ちがいいですね。昨晩、一番盛り上がったのは、やはり花火でした。これは動画でどうぞ。

2011年12月19日

夢を見る人がいた

 「そば会をやるから、その前に議会報告をしてもらえませんか」と誘われ、喜んで出かけてきました。パワーポイントも使わず、口頭だけでの議会報告は久しぶりでした。10数分の時間で12月の質問を中心に語りましたが、いいもんですね、口だけというのも。聴衆の表情を見ながら話をしているので、何に関心が高いかもわかります。昨晩の私の話の中で一番反応があったのは総合事務所の見直し問題でした。

 報告が終わって、そばを食べる時間になっても、「TPP参加後、減反はどうなるのか」「中山間地域振興基本条例制定後、何をやるべきだと考えているのか」などいろんな質問が出ました。もちろん、質問、話題は政治のことばかりではありません。フキノトウの天ぷらが出てきたので、「柿崎で蝋梅(ろうばい)の花がもう少しで咲きそうだ」という話を私からしたら、花の話題で盛り上がりました。

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 花の話題で私もひきつけられたのはヒマラヤ桜の話です。自分の故郷には雪がいっぱい降る、この雪景色の中でピンクの桜を咲かせて全国から人を呼びたい。そんな夢を語ってくれたのは牛飼いだったYさんです。この桜は、1月から2月にかけて咲くのです。わざわざネパールまで出かけ、種子を入手、木は現在、2メートル以上に生長したといいます。高山性の植物ですので、高温多湿型の気候風土の中で育ってくれるかどうか心配ですが、夢はとても素敵です。ぜひ成功させてほしいと思いました。

 昨晩、そばを準備してくださったのは高校の先輩、高田のNさんでした。私もいろんなそばを食べてきましたが、抜群の味でした。Nさん、ありがとうございました。

 市政レポート1532号、ホームページに掲載しました。ごらんください。

脇野田駅移設工事の施工協定締結は来年2月の見込み

 本日の午前は、新幹線・並行在来線対策特別委員会でした。会議では、北陸新幹線及び駅周辺整備スケジュール等について説明があり、質疑が行われました。この中で竹田総合政策部長は、脇野田駅の移設工事について、市とJR東日本との施工協定締結は来年2月の見込みであることを明らかにしました。

 会議の冒頭、竹田部長は、脇野田駅移設工事など新幹線駅周辺工事のスケジュールについて説明しました。その中で同部長は、「今年度、市が発注した路床改良工事はほぼ終わった。いま現在、乗降場、電気などの実施設計をすすめている。線路などの移設については細部にわたって詰めの協議を行っている。年明けの2月上旬には施工協定を結べるものと思っている」とのべたのです。

 委員会では党議員団の平良木議員が、「JRとの工事施工についてはざっかりいって値下げ交渉がすすめられてきたと思うが、いまの段階での交渉の状況を教えてほしい。来年2月には施工協定が結ばれるということだが、結ばれると工事費用もそこでかっちり決まってしまうのか」と質問しました。

 これに対して竹田部長は、「減額は当然、頭に置きながら、安全運行とかその辺の話をしながらやっている。協定には三セク会社が入っていないので、われわれとJRが交渉し、その後、われわれと三セク会社とで話し合っている。若干だが下がる方向感は持っている。軌道間除雪のあり方を見直す、ホームの上屋、オーダーカーをどこに置くかなど具体的な詰めをしているところだ。2月の施工協定では、ほぼ施工範囲もキチンと決めるし、施工計画もほぼ決めるが、その後の施工協定をし直す含みも持っている。例えば、電気施設の設計が終わらないうちに結ぶので実施設計をしていくなか、落ちるものも、上がるものも出てくる。金額的なことはいまは言えない」と答えました。

 北陸新幹線開業に伴う信越本線脇野田駅の移設工事については、当初の予定よりも10億円も上回る見込みであることが9月に明らかになりました。今後、JR東日本との交渉でどう動いていくか注視していかなければなりません。

2011年12月20日

農業委員会駐在室も基幹的総合事務所に集約化か

 昨日の市議会中山間地対策特別委員会において、農業委員会の寺田清二事務局長は、来年度、大島・安塚・浦川原の3区で試行される産業建設グループの集約化にあたっては、農業委員会の駐在室も「ついていくことが大前提となる」とのべ、注目されました。これは山崎一勇委員の質問に答えたものです。

 山崎委員は、「農業委員会事務まで基幹的事務所に集約されると、大島や安塚でやっていたものを浦川原でやるということになると、面倒くさいということで(農地の)荒廃に拍車がかかるのではないかと懸念を持っている。農業委員会事務だけは各総合事務所に置くということならいいが、どうなっているか」と質問しました。

 これに対して寺田事務局長は、「人員配置については基本的には人事課の判断となる。各駐在室は産業建設グループと、特に農林水産部と表裏一体だ。農業委員会だけが残っていても連絡というのもあるし、うまくはない。グループに付いていくというのが大前提となる。ただ、駐在室は動いても地元には農業委員がおるので、そこで対応することになる」と答えたのです。これにはびっくりしました。

 山崎委員は、この答弁に納得せず、「机上の議論でやるとそうなる。だけど現実論から言えば、懸念されることがあれば、住民説明の中でしっかりとやってもらわないと困る。そのことが中山間地対策で大事なことだ」と批判しました。

 私も「(総合事務所の見直しが)駐在室の再編まで来年及ぶということになると、これは関係農家にとっては重要な問題となる。議会ではまったく議論されていない。市長部局ではなくて、農業委員会という独立した行政機関の仕事をどうするかという問題だ。産業建設グループがどうなるかこうなるかということに伴って農業委員会をどうするかという話ではない。農業委員会としてどう地域農業を守るかという観点で独自の検討をすべきだ」と発言しました。

 14市町村の合併に伴う農業委員会の合併協議には私も参加してきた経過があります。合併で懸念されたことのひとつは、現地調査や農家からの相談に対応できるかどうかでした。合併後、旧町村には駐在室が設置されたものの、合併前に比べて組織は弱体化しました。昨日の説明では、農家からますます遠い存在となるという感じがしました。農業委員会は市長部局の下請け機関ではありません。もっと主体性を持ってほしい。

 きょうは午前中、市役所で仕事をしました。昨日の中山間地対策特別委員会の録音テープを議会事務局から借りて聴くこと、議員団ニュースの編集をすることなどが主な仕事でした。午後からは安塚区地域協議会を傍聴してきました。帰りは大島区から吉川区上川谷へ抜けて戻りました。すごい雪でした。写真は大島区と吉川区の境付近です。

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2011年12月22日

大浦安の産業建設グループ集約化に批判相次ぐ

 一昨日、昨日と安塚区、大島区の地域協議会が開催され、総合事務所の見直し問題で激しい議論が繰り広げられました。特に、豪雪、地震、豪雨と災害が続いた大島区では、「市民サービス低下になるし、過疎化にもつながる。しかも24年度からすぐするなんてもってのほかだ。納得できない」など強い反対の声が相次ぎました。

 総合事務所見直しにあたって市は、平成24年度から大島区、安塚区の産業建設グループ職員を、浦川原区に集約するなかで、13区のブロック化と基幹的な総合事務所の試行をやろうとしています。両区の地域協議会では、人事課の幹部が方針の説明にあたりましたが、地域協議会委員の理解を得られない事態となりました。「ここは反対だ。再考してもらえるか」(大島区・内山實委員)との質問に、岩野人事課長は、「報告する。そういうなかで上司がどう判断されるかだ。持ち帰らせていただく」と答えざるを得ませんでした。

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 以下は安塚区と大島区地域協議会で出た主な意見、質問です。

●合併して10年も経たないうちに職員が(大きく)減るというのは困る。豪雪地帯であるので産業建設は大事なグループだ。隅々までまわっていただけないのではないか。
●今回の見直しは唐突に出てきたという感じだ。事前にスケジュールを示していくべきだ。
●役所を一つにするために合併したわけではない。ひとつにすれば、確かに役所の中の動きは良くなる。図面なんか描くには良いかもしれない。でも、私たちの山の現場がぬけた時に対応できますか。お金がないからやるというのが見え見えだ。もって行ったら、こういうふうによくなるという具体的なものがほしい。
●こういうことを進めるにあたって、最初からサービス低下しますよという説明する者はいない。サービス低下しないと言われても、果たして、その通りに進むか不安だ。もっと市民に説明する機会をつくるべきだ。
●総合事務所と区民との信頼関係ができている。総合事務所へ来れば安心して相談できる。統合して知らない人が来るというのは仕方がないことかも知れないが、できるだけ、地元、顔見知りの人がいる人事をやってもらいたい。
●新聞で初めて見た時、たいへんなことだと思った。合併すれば良くなるという気持ちで合併したが、まったく良くならない。市民サービス低下になるし、過疎化にもつながる。しかも24年度からすぐするなんてもってのほかだ。納得できない。
●当面にしても産業建設グループが集約される、それだけでも住民のみなさん、町内会長さんの負担が非常に大きくなる。いままでよりも時間がかかるし、二度手間、三度手間になる可能性がある。しかも、今回、災害復旧が途中だ。その段階で集約されたら困る。なんでこの時期に急いで集約しなければならないのか。
●基幹的総合事務所をつくることによって、大島区から木田庁舎へ行くまでにワンクッション多くなるのではないか。
●大浦安の3区の地域協議会向けの説明会が7日にあったが、あの時は専門職を集約するということだった。産業建設グループそのものを集約するという話は明確にはなかったはずだ。これは、来年度からというわけにはいかない。
●なんでいま話が出て、なぜ諮問しないのか疑問でしょうがない。いまの組織は合併協議の決定事項だ。日常生活に必要な行政サービスを身近な総合事務所で迅速に提供していくことになっている。合併して10年も経たないうちに骨抜きにするというのは理解できない。諮問があってしかるべきだ。報告事項としてわれわれに説明するというのはおかしい。
●地理的に見ても、歴史的にみてもつながりがあるところで集約するというが、歴史的にみれば、牧村との付き合いも深い。大浦安だけでなく、牧も入ったパターンがあってもいかったのではないか。試行期間がなんでこんなに長いのかも理解できない。
●上からの目線で住民サービス低下しないなんていわれても、みんなそう思わない。検証・改善というけれど誰がやるのか。木田の上の方でやるんだったらなんにも意味がない。そこの部分のシステムができていないのではないか。みなさんは丁寧に説明するというが、確かに説明は上手だ。しかし、私たちは説明を求めているというよりも私たちの意見を聴いてほしいのだ。何を言おうといっさい聴く気がないというのでは困る。
●人件費だけを見なくたって、(旧上越市内に)大きな箱ものをどこにつくるかという話が出ている。合併の時の協議に、新市建設計画が終わるまでは、大型事業は新規にやらないものとするという申し合わせがあったはずだ。大型(建設事業)もやるとなれば、金が足りなくなるのは当たり前だ。

2011年12月23日

柿崎、浦川原の区地域協議会を傍聴

 朝早くから一日中、動き回って家に着いたのは午後8時前。1週間の流れの中に祭日が入っただけでずいぶんと忙しくなります。昨日は、市政レポートの作成、「しんぶん赤旗」日刊紙、日曜版の配達、地域協議会の傍聴と続きました。浦川原には昨日だけで3回も行きました。

 さて、地域協議会です。議会日程などとダブっていない時にはなるべく傍聴することにしていますが、昨日は柿崎区と浦川原区の地域協議会を傍聴してきました。私が関心を持ったのは、両区の地域協議会で総合事務所の見直し問題がどう議論されるかでした。

 このうち、柿崎区では、地元議員による議会報告もあり、それをうけて二人の委員が質問しました。委員のひとりは、「地元議員はよく頑張っているが、もっとがんばってもらいたい」として、「事務事業の総ざらい、地域事業費制度の見直しのあとで(仮称)厚生産業建設会館の建設問題が本決まりしてきた。反対してもらいたい」「(ブロック化)については、合併協議の段階ではこんな話はまったくなかった。おかしな話だ。これにも抵抗してもらいたい」と発言しました。この人はある議員の後援会大幹部のひとりです。これにはびっくりでした。写真は柿崎区でのものです。

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 地域協議会の審議の中でも発言がありました。小池会長は、「(総合事務所見直しの方針について)説明するけれども、(我々の声を聞いて)直すつもりはないという話が聞こえてくる。これだとやる気がなくなる」とのべていました。また、ある委員は、「職員がこのまま減るのは重大な問題だ。将来的には柿崎区はなくなってしまうのではないか」と発言していました。さらに、別の委員は、「総合事務所の権限が木田庁舎に集中していく気がする。ブロック化をする意味が果たしてあるのか。真綿で首を絞めるようなやり方はいかがなものか」と疑問の声をあげていました。みんな、心配しているんですね、総合事務所見直し問題の行方を。

 柿崎、浦川原区の両地域協議会では、独自の取組に注目しました。柿崎区は地域協議会の活動報告会をやる計画を持っていましたし、浦川原区は「小学校のありかたフォーラム」をやるというのです。すごいですね。

雪の中、安塚、大島区へ

 寒い一日でした。きょうは、安塚、大島、吉川とまわり、最後は直江津まで行きました。一時、車の前方が真っ白になるほど激しい降雪がありましたが、その後は比較的おだやかで助かりました。

 大島区の母の実家は従兄の連れ合いがひとりでした。先日は伯父の月命日ということで、仏壇にぼたもちをあげてあったことは「春よ来い」に書きました。偶然にもきょうは5年前に亡くなった伯母の月命日でした。今度は赤飯をあげたといいます。ほんとうに感心してしまいました。

 板山では災害復旧工事が完全に終わった不動尊のそばの県道を通ってきました。11月27日の段階で施工業者の代表は、12月半ばには終わらせると言っておられましたが、その言葉通りになりました。これで、雪がいくら降っても大丈夫です。写真は11月27日の時のものときょうのもの、よく終わったなと思います。

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 年末まであと8日、年賀状書き、市政レポートと議員団ニュースの原稿書きもあります。明日も忙しい日になりそうです。

2011年12月24日

雪のち晴れ

 今朝は雪が激しく降りました。これはたいへんだと思っていたら、午前11時頃から青空が広がりました。雪の後ですので、どこへいっても美しい景色ばかり……。これがあるから雪国から離れられない。写真はいずれも吉川区の源地内で撮影したものです。

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2011年12月25日

町家で祝賀会兼忘年会

 昨晩は楽しかったです。先日、国の登録文化財に指定されたばかりの町家、「大鋸町ますや」(上越市仲町)で祝賀会兼忘年会が行われたのです。町家を保存しようと頑張っている人たち、NPO法人頸城野郷土資料室のメンバー、高田高校の同級生などが大勢集まりました。

 「大鋸町ますや」での飲み会は、私にとってこれで二度目。家主は高校時代の同級生、石塚正英さん。二年前にお邪魔した時も、天井や台所などの雰囲気に何とも言えない魅力を感じたものですが、この建物の中に集うだけで心の中まで暖まるように思います。国の登録文化財に指定されたのはすばらしい。明治元年に建てられたこの町家は、いうまでもなく老朽化しています。でも、この点は同級生で建築家の清水恵一さんがしっかりフォローしてくれています。ずっとずっと大切にして、大いに利用させてもらいたいものです。

 昨晩集まったメンバーはじつに多彩でした。大学の研究者、マッサージ師、マスコミの記者、花火師、会社員などが集まったので、いろんな話を聞くことができました。私の隣の席に座ったのは東京からやってきた谷夏樹さん、まだ20代だと思いますが、町家に関心を持っていて、しっかりしているのでびっくりしました。彼は短い論文をみんなに見せてくれました。読んでみてください。

 昨晩の飲み会の後半、石塚さんは参加者にテレビニュースのDVDを見せてくれました。それは平成3年に放映された県立吉川高校の酒造りのニュースです。「若泉」が登場し、生徒や杜氏さんも出ていて感動しました。杜氏の松村さんはいまと同じ顔をしてうつっていました。あまり老けていないんですね。みんなも、「こんないいものなくしちゃいけないよ」と映像に集中してくれました。石塚さん、ありがとう。

除雪機動かせず

 雪が降ったというのにすっかり忘れていたのは除雪機の手入れです。7月30日の水害では50センチほどの水に浸かったこともあり、早めに点検しておかなければと思っていたのですが。

 スイッチを入れたところ、「カチッ」と音がしてそのまま動きません。バッテリーがダメになっていました。それと、バッテリーを支えていた鉄製の金具、これはもうボロボロになっていました。これじゃ、除雪どころではありません。明日にでも農機具屋さんに連絡を取り、直してもらおうと思います。

 きょうは強風だったため、街宣の予定を変更して、母の買い物の助手を務めたり、精米をしに行ったりと主に家のことで動きました。一番時間がかかったのは除雪機関連の仕事です。それから、長野の須坂市からリンゴを運んでもらいました。これで注文したりんごはすべて到着です。

 市政レポート1533号、「春よ来い」第183回「対面キッチン」をホームページに掲載しました。ごらんください。

2011年12月26日

今冬初の地吹雪

 午前は中山間地対策特別委員会作業部会でした。新規就農希望者と農地取得下限面積、荒廃した森林整備の基本方針などについてフリーに討論しました。いずれも地域に入った時に出された要望ですが、こうしたらどうでしょうかという提案にまとめるにはまだ多くの知恵が必要だと感じました。

 午後からは党議員団会議です。上野議員は岩手県の被災地へ行っているため、明後日28日に市長に提出する予算要望をまとめる作業を3人でやりました。原発や津波など緊急課題があることから、今回はいつもと若干違う形式でまとめることにしました。原子力防災対策のひとつとして、富山県又は長野県に避難先として受け入れを要請することも初めて盛り込むことにしました。

 きょうは市役所へ行く途中、猛烈な吹雪に遭いました。前方が真っ白になり、思わず車を止めてしまいました。まだ12月です。一昨年のように2月頃なら地吹雪もしょうがないかと思いますが、12月というのは早すぎます。今冬は大雪と地吹雪で悩まされる悪い予感がします。写真は上千原付近の信号機のところで停車中に撮ったものです。

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2011年12月28日

原子力防災対策などで県に要請

 原発問題住民運動新潟県連絡センターが県原子力防災対策の抜本的見直し、柏崎刈羽原子力発電所の再稼動などについて県知事に申し入れるというので参加してきました。昨日の午前です。申し入れ(全文はこちらをクリックしてください)には同センター代表の関根征士さん、持田繁義さんなど8人が参加、新潟県側からは原子力安全対策課の幹部が出席しました。

 今回申し入れたのは、県原子力防災対策素案の抜本的見直し、柏崎刈羽原子力発電所の再稼動を認めないこと、福島原発事故による放射能被害から県民の命と健康を守る対策の強化など5項目です。県原子力防災対策の見直しを早急に進めるとともに、福島原発事故による放射能の危険から県民を守るとりくみに全力をあげるよう求めました。原子力安全対策課の熊倉原子力安全広報監は、「防災対策の見直しの最終的な結論を待たずに、できることから手をつけていきたい」「我々は国とは別に検討を進めてきた。国との間には濃度のちがいがある。素案を示したので、今日の時点で得られる英知を集め、透明度の高いものにしていきたい」とのべました。

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 センター側と県との間で議論になったのは、ヨウ素剤の扱い、避難準備区域の設定、原子力発電所の監視体制など。このうち、原子力発電所の監視体制については、持田代表が「原発の運転状況に関してはこれまで事業所はウソをついてきた。事実関係を確認するためには県が実態を把握していないと県民をどう守るかという対応ができない。専門的な知見を持った職員を配置するなど監視体制を抜本的に強化すべきだ」と厳しく指摘しました。

 私は12月議会での議論や議会報告会で市民から寄せられた意見等を基に、避難先を早期に決めるよう求めました。また、ヨウ素剤の配備と服用についても「全県配備を決めたというが、どこにどう配備するのか。服用についてもどうするか早期に対応策を決めるように」要請しました。県は避難についてもヨウ素剤についても、一定の方向性を示しただけ、具体的な検討はこれからという答弁でした。いつ事故が発生するかわからないのに、対応策の検討のスピードが遅いと思いましたね。

党議員団が予算編成で市に申し入れ

 市役所は御用納めでした。午前に日本共産党上越地区委員会の伊藤誠委員長と党議員団全員で上越市長あての予算編成要望書を提出しました。市当局は稲荷副市長が応対しました。下線の付いたところをクリックすると全文をお読みいただけます。

 要望書は、重点・緊急要望として、TPP参加反対、原発対策、津波対策など5項目を掲げたほか、市民の命と暮らしを守る基本要望として、雇用と中小業者を守る対策、市民が安全、安心に暮らせる医療、福祉の充実、すべての子どもたちへのゆきとどいた教育の実現などについても盛り込みました。

 伊藤委員長が要望書を手渡したのち稲荷副市長と懇談しました。このなかで、副市長は、「TPPについてはメリットとデメリットについて研究する必要がある」とのべたので、県庁に戻られたら、まず売店の書籍コーナーへ行って、農文協の本(『TPP反対の大義』)を買ってぜひ読んでほしいと訴えました。また、原発や津波対策については国や県の防災計画見直しを待たずに、市民がすぐにでも求めている避難場所の提示など、出来ることを急いでやってもらいたいと要望しました。

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 稲荷副市長は副市長としての仕事はきょうが最後でした。伊藤委員長に名刺を渡す時には、「きょう限りの名刺です」と言っておられました。この2年間、稲荷副市長とは論戦する場面も多々ありましたが、きょうは「ご苦労さんでした」と挨拶を交わし、握手して別れてきました。県庁ではぜひ県民の立場に立ってがんばっていただきたいと思います。

2011年12月29日

『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』にショック

 足元から冷えてきて、とても寒い一日でした。朝起きて一番にやろうと思っていたことは市政レポートの印刷です。吉川区内の商業新聞に折り込む分は、通常、金曜日の夜に印刷するのですが、今回は年末で、新聞屋さんも早く折り込み作業をやるにちがいない、そう思ったのです。「しんぶん赤旗」日刊紙の配達前に表面をすり、配達後に裏面をすりました。これで市政レポートの今年の印刷は終わりです。

 印刷が終わってからは、夕方まで「しんぶん赤旗」新年号の配達、集金、りんごの配達でした。雪の中での仕事ですし、対話も弾んで時間がかかります。明日からは山間部ですので、うまくいって明日の夕方までに終われればいい方かな。場合によっては明後日の午前までかかるかも知れません。強い風が吹いています。明日は荒れなければよいのですが。

 一昨日、県庁売店書籍コーナーで一冊の本を購入してきました。日経BP社の『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』です。衝動買いしたものですが、これが大当たりでした。今晩から読みはじめたら、簡単には止まらなくなりました。この本を読んで一部でも身につけることができれば、聴衆にしっかりアピールするしゃべり、議会などでの説得力のある質問にかなり接近できると思いました。すごい本と出合ったものです。

2011年12月30日

あと1日

 きょうも一日、「しんぶん赤旗」日曜版の配達と集金でした。年内最後の配達ですので、一年の購読のお礼をのべて、言葉を交わすと結構時間がかかります。残りはあと30部ほどになりました。明日の午前中ではちょっと無理かも知れません。

 昨日あたりから帰省客の姿が見えるようになってきました。道を走る車の台数も増えた感じがします。母の実家でもすでにお客さんが来ていました。雪のないところからやってきた小さな子どもさんにとっては、1メートルからある雪はビッグプレゼントです。写真の雪像は昨日からきょうにかけて2日がかりでつくったものといいます。なかなか上手なものです。

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 わが家の次男も今晩、帰ってきました。とても元気そうなので安心しました。来る途中、高速道で事故に巻き込まれそうになったと言っていましたが、きょうは気温が低く、道路の路面に雪が残っているところがたくさんありましたね。下の写真は、吉川区上川谷から下川谷へと向かうときのもの。正面の山は尾神岳です。

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2011年12月31日

安塚区町内会長協議会が地域協議会などに要望書

 安塚区からの情報です。総合事務所のあり方の問題で安塚区町内会長協議会が27日、安塚区地域協議会と同区選出市議会議員に要望書を提出したというのです。内容は、安塚区内の現状や住民の意見を十分尊重したうえで行政組織を再構築するよう市に働きかけてほしいというものです。

 要望書では、「14市町村の合併から、組織・財政等を含め合理化は避けて通れない」としつつも、来春から大浦安(大島、浦川原、安塚の略称)をモデルとして、浦川原区に基幹的な総合事務所を設置し、産業建設グループを集約する市の試行計画は、災害の初動対応に不安があることや住民の声が聞き入れられていないことなどから反対だと表明しています。そして、緊急に市に対して意見書を提出するなど市への働きかけをしてほしいとしています。

 市役所が住民不在のまま、行政主導で行政組織の見直しをすすめてきたことに対する反発はこれまでも地域協議会などの議論で出てきていましたが、いよいよ町内会にも波及しました。こうした動きは隣の大島区においても出てきており、今後、村山市長がどう出てくるか注目されています。

 安塚区町内会長協議会が地域協議会に提出した要望書はクリックするとご覧いただけます。

来春、パナソニック新井で300人のリストラ強行か

 大晦日は家族でゆったりと過ごし、新年の夢や希望を語り合いたい。そう思っている人が多いはずです。ところが、あと3か月ほどで会社のリストラにやられてしまいそうだ、助けてもらいたい。そんな電話がきょう、日本共産党上越地区委員会にあったそうです。

 電話で教えてくださった方の話によると、パナソニック新井工場は、一番新しいE棟以外は閉鎖する計画で、そこだけでは現在約1000人いる社員を吸収できず、300人をリストラ(3月31日での「希望退職」)するとともに、富山工場への配置転換を強行しようとしていると言います。
 
 しかも、その配置転換については、約束破りだというのです。パナソニックの社員は、本給のカットはないが、海外を含めどこへでも配置転換可能な「グローバル社員」と、本給を3割カットされるかわりに地域以外への配置転換を免除してもらえる「地域限定社員」に分けられています。今回の配置転換は、「地域限定社員」といえども配置転換の対象だということでした。

 パナソニックはいま、全国的にリストラ、合理化を進めており、国会でもとりあげられました。

 パナソニックの各工場は企業立地補助金を受けるなど地元自治体からさまざまな支援を受けてきた経過があります。当然のことながら、そうした企業は雇用や地域経済を守る社会的責任があります。国会だけでなく、県議会でも関係市議会でも問題にしていかなければなりません。

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