市議会文教経済常任委員会と放射能汚染を心配する団体のみなさんとの懇談会が昨日、市役所で行われました。団体から参加されたみなさんは約20人で、ほとんど女性です。これまでも中山間地対策特別委員会や新幹線・並行在来線対策特別委員会などが市民のみなさん、団体のみなさんと懇談することがありましたが、こんなに大勢の女性のみなさんと懇談したのは今回が初めてだと思います。
今回の懇談は放射能汚染のない安全な学校給食を願う人たちの申し入れにより実現したもの。会を代表して説明した二人の人からは、「日本の食べ物の基準値は甘い。このままでは、日本の未来はチェルノブイリよりもひどくなる」「比較的安全な上越でも内部被ばくする。内部被ばくの原因は大気と飲食物だが、学校給食では、子どもたちは食べ物を選べない。汚染の心配のない食べ物を食べられるようにしていただきたい」「放射能計測器をもっと増やしてほしい。市内にはしっかりした検査をできるところもあるがお金がかかる。市から補助を出してもらえないか」などの訴えがありました。
参加者からの訴えも次々と出ました。「中学校で出てくる野菜はジャガイモ、玉ねぎなどは地元産だが、あとは地元外だった。できれば、上越のおいしいものを食べられるようにしてほしい」「住んでいる自治体で放射能対策に差が出るのは親としては切ない。しっかりとした対応を」「最初は抽出検査で大丈夫と出たが、あとで出ちゃったでは困る。できるだけ広く検査を」「私はネットは使えない。上越市では、どんな体制でどんなデータとなっているかキチンと伝えてほしい」「チェルノブイリでの被爆の実際を知って、ほんとに怖いことを実感した。テレビではわからない。現実を知る努力をしていただきたい」「上越市ではヨウ素剤を保管しているというが宝の持ち腐れとならないようにしてほしい」。日本共産党議員団では、こうした訴えをしっかりと受け止め、12月議会の質問等に活かしていきたいと思います。