発行されたらすぐ読んでみたい、そう思っていた上越市版レッドデータブックをきょう入手しました。レッドデータブック作成検討委員会の長谷川康雄委員長が書いておられるように、「すべての生物は、種の多様性といった一つの系のなかで存続してきた」ことを考えると、この本で市内の動植物の絶滅危惧の現状を知ることができることの意義は大きい。ぜひ、今後の対策に活かしたいものです。
まだ読みはじめたばかりですので、全体的なことは言えませんが、植物のなかでヒトリシズカ、コシノカンアオイなど私がよく目にしているものまで準絶滅危惧種になっているとは思いませんでした。全体的には減ってきているということなのでしょう。レッドデータブックでは、それぞれの種について、環境省や県のカテゴリーとの比較もできるし、市域における分布の状況も知ることができます。確認地区についての記載もあるので、私の記憶と照らし合わせて読んでいます。レッドデータブックは普及版と合わせて2冊で3000円、市役所環境保全課または各区総合事務所で購入しすることができます。
ところで、先日、初めて出合った野の花の名前をきょう確認できました。キク科の多年草、キッコウハグマ(亀甲白熊)です。小さな白い花がひとつだけポツンと咲いていて、散歩の足が止まったのですが、名前を確認できた時はいつもうれしくなります。これで、久しぶりに私のホームページの「野の花」を更新できます。