昨日、新潟県立吉川高等特別支援学校の開校式が同校体育館で行われました。式典には生徒、教職員、保護者が出席したほか、上越地域選出の7人の県議会議員、創設を考える会の藤田会長、学校評議員、後援会準備会委員などが来賓として招かれました。
県教育委員会の武藤教育長は式辞の中で(草間教育次長が代理として出席し、式辞を代読)、「本校は上越地域では初の高等特別支援学校です。地域で育ち、地域に愛され、地域とともに歩む学校として期待されています。上越地域の福祉、医療、労働など関係者との連携は欠かせませんが、校章の四つ葉のクローバーのように心を合わせ、ご支援くださいますようお願いします。生徒のみなさんは、教育目標の『夢を持ち続け、みんな輝く』のように、希望を持ち続けて輝いてください」と呼びかけました。
赤松校長が経過報告をした後、校旗樹立式が行われました。校旗はステージの緞帳ととほぼ同じ茶系統の色が中心で出来ています。これは、県教育庁の早川義務教育課長から赤松校長に手渡されました。
生徒の「喜びの言葉」は生徒全員がバンド演奏を行って表現しました。曲目は教育目標とマッチしている「夢をあきらめないで」(岡村孝子作詞・作曲)。生徒たちはいつ練習したのでしょうか、力強く素敵な演奏を披露してくれました。
校歌も披露されました。作詞は吉川区吉井出身で明治大学教授の池田功さん、作詞は直江津出身で、県内の特別支援学校などで音楽を教えておられた横山広一さんです。校歌を合唱する前にお二人が校歌への思いを語りました。
池田さんは、「吉川小学校6年生が明治大学を訪ねてくれた時、私の出身校である泉谷小学校校歌を合唱してくれて感激しました。学校は無くなっても校歌は心にしっかりと残ります。この校歌には、緑豊かな吉川の自然の中で学べる喜び、生徒のみなさんが持っている夢と希望、そして、社会に出れば、うれしいことも悲しいこともあるが、どんなにつらい時でもあきらめないで夢を求め続けてほしいという願いを込めました」と語りました。
作曲の横山さんは、4月、5月と2回にわたり、吉川高等特別支援学校を訪問。学校周辺の自然や校舎内での生徒の様子などを取材し、作曲したといいます。作曲にあたってイメージしたのは、「吉川の緑豊かな自然の中で、一人ひとりが夢に向かって輝きながら走りぬけていく姿」だということでした。
校歌の歌詞を紹介します。
1 緑あふれる吉川の
大地の力いただきて
踏みしめてゆくどこまでも
未来を開けはつらつと
おおわが母校輝けり
2 夢にあふれた道を行く
山河を仰ぎ明日を見る
前を見つめていつまでも
希望を胸に歩こうよ
おおわが母校栄えあれ
3 いのちの力燃やしつつ
共に分かちて進み行く
どんなときにもあきらめぬ
ともしびとなり光りゆく
おおわが母校とわにあれ
式典で生徒と教職員のみなさんが一緒になって披露した校歌です。「校歌」のところをクリックしてお聴きください。なお、音声はWindows Media オーディオ ファイルです。
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