区内の文化行事の中でみんなが楽しみにしているもののひとつに吉川小学校の音楽発表会があります。きょうはその音楽発表会の日でした。会場は吉川小学校体育館。午前9時45分からの開場となっていますが、9時半過ぎから入口には長い列ができました。
「さあ、はじまるよ、みんなおいで」と歌で開会の言葉をのべたのは1年生たち。「おいで、大きな音がする」と歌ったあと、「ようこそおいでくださいました。最後までごゆっくりお聴きください」と呼びかけました。そして開会直後に歌と踊りで楽しませてくれました。「メリーさんのひつじ」で2つのひつじの張りぼてが登場すると会場は沸きました。体をいっぱい動かして、元気いっぱいの1年生でした。
朗読と歌で「かさじぞう」をやったのは3年生、おじいさん役の児童がおじぞうさんに傘をかけてやるところはなかなかの演技でした。クラスみんなで物語の感じを出そうとしていたのはよかったと思います。2年生は、「かくれんぼ」「あえてよかった」の合唱をしました。「もういいかい、まあだだよ」「あきこちゃん、見つけた。ごろうくん見つけた」。「かくれんぼ」は何度聴いても遊びながら歌えるいい歌です。
4年生は初めて二部合唱に挑戦しました。「次は4年生の発表です」というアナウンスが流れるといっせいに「はい」、とても元気のよい学年です。体を大きく振って、歌ったのは「レッツゴーいいことあるさ」。ラララ……、飛び出そう。リズム感があって、迫力もありました。
5年生、6年生の歌や合奏は貫禄充分でした。5年生が歌った歌の歌詞、「喜びも悲しみも分ちあえたらいいのに 世界中の友だちがひとつになって この願いとどけたい」は災害の多かった年にふさわしい歌詞だと受けとめました。6年生は担任の先生に、「小学校最後の音楽祭だよ。がんばって」と朝、気合を入れられたとか。さすが6年生と言われるだけの力強さとやさしさのある合唱でした。これは動画でごらんください。
吉川小学校の音楽発表会は平成13年度からはじまり、今回で11回目。八島校長は、挨拶の中で、「吉川の子どもたちは素晴らしい吉川の自然と人情の中ですくすくと育っている。文化祭は絵と音楽のふたつで構成されているが、絵では、子どもたちはテーマを決めてがんばっている。上手、下手ではなく、児童の『ぼくはここでがんばったんです』というところに注目してほめてやってほしい。歌と演奏は一人ひとりの協力なくしてできません。明るく元気な歌声をお聴きください」とのべておられました。音楽発表会は約2時間、感動の連続でした。
市政レポート1524号、「春よ来い」の175回、「二次会」を私のホームページに掲載しました。