昨晩は長野市で医師の中野友貴さん宅へおじゃまし、懇親会でした。中野さんは最近、ベトナムへ旅行したばかり。先日、中野さんの旅行記を見て興奮しました。訪ねた場所で次々と似顔絵を描きまくり、現地の人たちとじつに楽しく交流されていたからです。そこで紹介されていた似顔絵は描かれた人の特徴を見事なまでにつかんで表現してありました。ひょっとしたら、性格まで似顔絵に描いちゃっているのではないかと思うくらい、惚れこんでしまいました。
「これなら、おれも描いてもらいたい」そう思ってお連れ合いに連絡したところ、「ぜひ、おいでください。ただ、お酒を飲まないと描けないそうですよ」。それで、昨日は、上越の酒を持参して、懇親会をしたというわけです。
お酒を2合ほど飲んだところで、中野さんの「仕事」がはじまりました。腰に付けたバッグからペンテルの筆ペン、3本を取り出し、まず、私の似顔絵を描き、それから山口さん、橋本さんなどを次々と描いていきます。筆ペンのキャップを口にくわえ、描く対象となった人間をいくつかの角度から観察、その後、一気に描く。まあ、見事でした。
中野さんは若かりし頃、似顔絵を描いたことがあったそうですが、20年ほど前から似顔絵描きにはまり込みました。これまで、勤務先などで似顔絵をたくさん描いてきたそうです。描いている様子があまりにも楽しそうだったので、私も山口さんも似顔絵描きに挑戦しました。中野さんいわく、「おれが描いていると、みんなが自分も描けそうだと思うんだよな」。私が描いたのは、中野さん(中野さんが手にしている絵)ですが、似顔絵描きは久しぶりでした。中野さんの作品と違って、まだ、おそるおそる描いているといった感じです。写真は左から私、山口さん、中野さん。
中野さんは昨晩、似顔絵だけでなく、私の母が作った漬物や私が持って行ったツノハシバミの実なども描いていました。ちょっと時間があれば、すぐに筆ペンをもつ。さすが、似顔絵描き20年のベテランです。昨日の作品をごらんいただきましょう。
長野からは普通列車に乗り、正午前に家に帰ってきました。家に帰る途中、文房具を買ってきました。筆ペンと私製はがき、それにクレヨンです。ちょっと似顔絵描きのまねごとをやってみようと思うのです。さて、どうなることやら。