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編入区域で3年間の地域づくりプラン

 視察の2日目は滋賀県長浜市でした。長浜市は昨年1月1日に周辺6町を編入合併しました。編入されたところには中山間地域があって、集落の維持・強化対策や集落連携等に取り組んでいるというので余呉支所の幹部から説明してもらいました。上越市で中山間地域支援対策を充実するうえで参考になりました。

 説明を聴いて、「えっ、こんなところもあったんだ」と驚いたのは、編入区域で「地域づくりプラン」が策定されていたことです。このプランは、長浜市総合計画の地域計画として位置づけられていました。計画期間は3年、ただし、地域特性に応じて、短縮または延長することもあるといいます。上越市においては、第5次総合計画の見直しの時に、地域計画を策定すべきと主張したのですが、実現できないでいます。

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 余呉地域(旧余呉町)まちづくりプラン重点事業のトップには克雪・利雪・親雪対策事業が掲げられていました。平場でも1~2メートル、山間部では3メートル以上降るといいます。地域除雪作業委託、雪弱者世帯除雪支援に注目しました。2番目の重点事業は水源の里再生事業、昨日視察した岡山県と同じく、地域外からの集落応援活動のほか、コミュニティビジネス起業支援にも取り組んでいました。重点事業の中には山村文化等保存活用事業もあります。山村集落景観の保全や伝統的な祭りの保存などの視点は新鮮でした。

 今回の視察は北陸線などの電車の旅となりました。片道で6時間以上電車に乗っていたのではないかと思います。電車の中では勉強もできるし、本も読めます。昨日はずっと総務常任委員会(明日開催予定)資料を読み続け、きょうは岩波新書1冊と漫画本1冊を読みました。岩波は新刊の『本へのとびら』です。昨晩、岡山市のジュンク堂で求めました。宮崎駿が選んだ岩波少年文庫50冊の紹介がすごくよかった。文庫を読みなおして、ほんの数行で本の魅力を紹介する、しかも、すべて紹介の仕方が違っていました。ほれぼれしてしまいました。漫画本は金沢駅売店で購入しました。新書を読んでしまい、時間があったので気分転換がねらい。でも『思い出食堂』(お弁当の秋編・少年画報社)はなかなかアジのある漫画本でした。

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2011年10月26日 23:46に投稿されたエントリーのページです。

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