午前はOさんの葬儀でした。出稼ぎ先が父と一緒だったこともあり、わが家とは親しく付き合いをしてくださった方です。父が死んでからも何回か来て、思い出話をしてくださいました。遺影はふだんの姿そのまま、突然の死だったこともあって、亡くなったことが信じられませんでした。
市議会の方はきょうから常任委員会審査です。今定例会では建設企業常任委員会がトップで、文教経済、厚生、総務の順です。
きょうの注目は、(仮称)厚生産業会館の建設問題です。昨日も書いたように、3月議会で市長は、「(仮称)厚生産業会館の建設については、現在実施する環境には至っておりません」とのべていました。当時の担当部長も「今後実施するしないも含めて今後のまた課題だとは思っております」と答弁していました。樋口議員が、こうした発言と今回設置するとしている整備検討委員会との関連を追及しました。部長や副市長とのやりとりのメモを控室に忘れてきたので、正確さに欠けるかもしれませんが、副市長の答弁は、「地域事業費制度の見直しで建設を実施に移す環境が整った」という趣旨だったかと思います。確かに、制度の見直し前のままでは、合併前上越市の事業費枠をはみ出すので建設は公約だったけれども実施に踏み切れない。枠を撤廃する見直しを決めた段階では動き始めることを言いだすことは可能です。答弁を聴きながら、地域事業費制度の見直しの本質が見えたと思いました。
きょうの委員会では、「選挙公約なんだから粛々と進めるべきだ」という発言がある一方で、「(市民の声を聞いて)もっと慎重に進めるべき」との発言がありました。現段階では、総事業費がいくらになるか概算も示さない、建設場所の候補地もいくつか上がっているが言わない、これが市側の対応です。市側は、「議会に示すところまで固まっていない」としていますが、自治基本条例では「市長等は、政策の立案、実施、評価及び見直しに至るまでの過程及び内容を市民に分かりやすく説明しなければならない」(第18条)とあります。市民を代表する議員、議会に対しては、もっと踏み込んで現在進行形の「過程」を示すべきではないでしょうか。
かたい話ばかり書きました。最後にきょうの爽やかな風景をごらんいただきましょう。JAえちご上越吉川支店前から撮影しました。