きょうから9月議会です。市長による提案理由の説明の後、総括質疑に入りました。通告を出した6議員のうち、4人が登壇して昨年度決算、一般会計補正予算などで質疑を行いました。
注目したことのひとつは、高波議員の「総合事務所のブロック化」についての質問にたいする村山市長の答弁です。市長は、「現行体制の課題の検証をはじめ、求められる機能や組織の再編案について検討を進めてきた。具体的には、複数の総合事務所について、そのなかの基幹的な総合事務所に土木技師などの専門職を集約し、広域的に業務を行うことで効率化が図れないかとの考えから今年度にモデル地区を設定し、試行的に実施することをめざした。しかし、木田庁舎を含めた業務分担の精査や業務の集約化による影響等の検証を慎重に行うべきとの判断から引き続き詳細な業務分担の整理を行っている。できるだけ早い時期にその実施を考えている」と答えました。「特定の総合事務所の廃止は考えてはいない」とのことですが、「基幹的な総合事務所」という言い方がひっかかりました。
もうひとつ注目したのは、信越本線移設事業費についてです。これは北陸新幹線新駅に現在の脇野田駅を併設するための事業費ですが、2005年度に専門のコンサルタントに委託して弾いた概算事業費は約30億円でした。ところが、今回、JR東日本が試算した数値は、それよりも12億円も多いものでした。市長は事業費が大きくふくらんだ理由について、路床改良、消雪設備、民間通信ケーブルの移設などが考慮されていなかったことをあげ、「当初の段階で、条件設定について精査されていなかった」とのべていました。市長の答弁を聞き、疑問がいくつも湧いてきました。疑問点はここでは具体的に書きません。明日の平良木議員の質疑でそのいくつかを訊いてもらう予定です。残りの疑問点は総務常任委員会で私が質問することになります。
明日も総括質疑が行われます。まず、山岸前議長が久々に登壇し、その後、党議員団の平良木議員の番となります。