いまも耳の中で太鼓の音が聞こえます。神輿を担ぐ若者たちの「ワッショイ、ワッショイ」の声も……。越後よしかわやったれ祭りは今回も盛り上がりました。感動的なドラマがいくつもありました。
今春開校したばかりの県立吉川高等特別支援学校の生徒のみなさんが区体育祭に続いて祭りにも参加してくれました。原発事故で福島県から避難してきている人たちも初参加です。子ども神輿は今年も増えました。まだ増え続けるに違いありません。普段はあまり見かけないのに、祭りとなるとたくさんの子どもたちが祭りに参加してくれます。先日の豪雨でたいへんな目にあった人たちの顔も見えました。うれしいですね。
私が祭りに参加したのは夕方からとなりました。地元吉川区のよさこいグループ「百華踊乱」は「ハレルヤ」などリズム感あふれた3つの踊りで集まった人たちを惹きつけました。
続いてストリートダンスです。こちらはリズムとスピード感が何とも言えない。見事でした。
祭りでは屋台があり、美味しい食べ物が並びました。地場産の野菜は初登場かな。私は一口メロンを買いました。ゲームコーナーもできました。大勢の人が寄って、語りあい、買い物も楽しむ。そして、みんなが集中するものがあります。早食い、くじ引き、それから、最大の盛り上がりをつくりだすのは神輿行列です。まずは、子ども神輿、子どもも若いお父さんもお母さんもみんなうれしそうでしたね。
子ども神輿はペットボトルで作られた稲穂竿灯の中を進みました。きれいでしょう。さて、大人神輿、今年は稲穂竿灯を県道柿崎牧線沿いに移動させてから、ダイナミックな動きで観衆を魅了しました。原之町十字路で電話工事用のトラックの高いところから大人神輿を「さあ、来い、来い」と指揮していたのは大滝健彦さん(上越市消防団吉川方面隊長)。乗りに乗っていました。大人神輿で張りぼてをつくって行進したのは、よさこいグループのみなさんでした。
昨年から登場した吉川中学校の生徒のみなさん。今年も「吉中参上」の旗を掲げての参加です。
原之町十文字では神輿に乗った人たちが餅撒きもやってくれました。これもまたいいもんですね。
閉会式は太鼓と神輿のリズムのなかで行われました。私の担当は閉会の挨拶です。ビールを5杯もいただきましたが、子どもたちの元気な声に後押しされて、感動いっぱいの気持ちを語らせてもらいました。
越後よしかわやったれ祭りは今年も大成功でした。何か月も前から準備をし、祭りを成功させる原動力となったのはいうまでもなく実行委員会のみなさんたちです。ありがとうございました。