午後から吉川区内の国田、まるたき温泉付近、川谷地域の災害現場を見て回りました。
まるたき温泉近くの大規模地滑り現場では、電話工事の人たちが復旧作業に全力をあげていました。土砂とともに崩れ落ちていた大きな木は切られ、電話線の張り替え工事が行われていました。長さは約200メートルです。現在、川谷地区で不通となっているNTTの普通電話は早ければ明日、遅くとも明後日にはつながる予定だといいます。
工事現場に近づいたところで仕事をしていた一人の男性が、「橋爪さん」と声をかけてきてくださいました。「私がわかるんですか」と訊いたら、「Aだよ」と言われるのでびっくりしてしまいました。私が20代の前半の時、一緒に仕事をした先輩のAさんだったのです。38年ぶりの再会でした。うれしくて、手を取り合って喜びました。Aさんからは、「応援しているよ。がんばってくれ」と励ましてもらいました。
まるたきの地滑り現場を歩き、災害発生後、初めてまるたき温泉側に出てみました。崩落個所は長さが100メートルからあって、思っていた以上に規模が大きいなと思いました。6年前に川谷地内で発生し、復旧までに1年半を要した地滑り現場と比べて、勝るとも劣らない規模です。
国田地内では農災調査が始まっていました。
浦川原区経由で川谷地域にも行ってきました。上川谷では土砂で埋まり、沢水が道路にあふれ出ていた箇所の排水工事がスタートしました。明日には水がぬける見込みだということでした。