上越市消防団吉川方面隊の演習が午前9時から吉川中学校グランドで行われました。演習は、機械器具の点検、部隊訓練、ポンプ操法など4項目。天気に恵まれ、午前11時前には終わりました。
演習の開始にあたっての挨拶の中で大滝健彦吉川方面隊長は、「日頃の訓練の成果を発表するとともに、来月3日の市長点検の度胸も身に付けて欲しい。3月11日の東日本大震災、12日の長野県北部地震を経験したいま、災害は(必ず)やってくるものと認識し、住民のみなさんと一致団結して住民の命と財産を守っていくことが大切」と訴えました。頚北消防署副署長も、「3月の震災では多くの人命と貴重な財産が失われた。まさに自然災害の脅威を見せつけられた。われわれ防災機関は今後、この震災を教訓に検証、検討を重ね、市民の安全安心の確保を図らねばならない」と挨拶しました。写真は小型ポンプ操法の訓練です。
機械器具の点検で注目したのは最新型の消防車です。今春、吉川方面隊に配置された車は3台。2900ccの四輪駆動車で、冷暖房が完備していて力もあります。この消防車は合併直前の2004年に配置された小型四輪駆動車がよりも、さらに性能が向上しているということでした。