きょうは市議会の総務常任委員会と建設企業常任委員会が一緒になって市内の長野県北部地震被災地を視察してきました。私が所属する総務常任委員会の被災地視察は今回で2度目です。今回は大島区、安塚区、清里区で道路や住家などの被害状況を見てきました。
大島区では先月28日未明に発生した山地の崩落現場、住家の被害状況を視察しました。崩落現場は応急措置としての工事が終わっているものの、崩落したところに用水路があることなどから早急な復旧が望まれます。住家については、4月28日から5月13日にかけて2次調査が行われています。その結果、一部損壊から全壊に変更したもの1件、一部損壊から大規模半壊に変更したもの1件、一部損壊から半壊に変更したもの12件、新規に判明(半壊)1件という報告が17日にありました。大雪の中での地震でしたので、雪解けとともに被害の深刻さが明らかになってきました。写真は大規模半壊と認定された住家です。
大島区菖蒲では、地元町内会長などから、「菖蒲高原のベルハウスはキューピット並みに早期に復旧してもらいたい」「林道、県道などの災害復旧工事はこのままいくと早くて8月になるのではないか。もっと早く手をつけてほしい」「簡易水道はいまだに仮復旧のまま、(水道の黒ホースが太陽に暖められ)暖かい水を飲んでいる状態だ。早く本格的な工事を」などの訴えがありました。
安塚区のキューピットバレイは5月の連休までに復旧をという要望が出ていました。連休には間に合わなかったものの、5月10日から始まる越後田舎体験には間に合いました。工事が終わったセンターハウスはすっかり片付いて、きれいに復旧されていました。
安塚区細野では市道細野上達線の法面が地震で崩落しています。この現場も見てきました。市道の被害はここと清里区赤池の市道赤池上牧線が一番ひどいですね。上の写真は細野、下は赤池です。
きょうの視察は午後4時半までかかりました。時間がないので後日ということになりましたが、早急に委員会として視察結果をまとめ、関係機関に働きかけることが求められています。