日本共産党上越地区委員会と上越市議団は2011年5月17日、岩手県大槌町桜木町の西大通りで無料青空市を開催しました。現地に出向いたのは、私と上野議員のほか、大潟区の後藤さん、頸城区の芳賀さんの4人です。
私たちが青空市に持ち込んだ支援物資は、お米約300キロ、讃岐うどん225袋、洗剤アタック130箱、台所洗剤ファミリーフレッシュ120本、ティッシュペーパー5個入り130セット、婦人服50着、スニーカー25足などです。いずれも上越市民のみなさんからお寄せいただいたものです。
私たちは前日の午後、桜木町の被災者の避難先であり、ボランティアセンターとなっている保健福祉会館前で無料青空市の案内チラシを配布しました。そのこともあって、会場となった西大通りには青空市の開始1時間前から並ぶ人が出て、午前10時前には長い列ができました。
青空市を開く直前、私と上野議員がハンドマイクを使って挨拶しました。私からは、「中越沖地震の際は、岩手県のみなさんをはじめ全国のみなさんから励ましていただきました。きょうはその恩返しの意味も込めて、上越市民から寄せていただいた支援物資をお届けにあがりました。頑張ってください」とのべました。挨拶が終わると、拍手が起きました。これは、うれしかったですね。
青空市は午前10時から2時間を予定していました。しかし、開始からわずか15分で品切れとなりました。集まった人は160人から180人くらいでしょうか。一番人気があったのはお米です。続いてうどんと味噌、洗剤、スニーカーも人気がありました。これらの品物を手にした人たちからは、「助かります」「ありがとうございます」などの感謝の言葉をたくさんいただきました。
日本共産党大槌町議の阿部佑吉さんによると、人口比率でみると、同町は岩手県内の自治体の中で地震・津波で亡くなった人が最も多いということです。桜木町にはこの日、清掃ボランティアや建築ボランティアなどの人たちも入っていました。悲しみを乗り越えて、ぜひ頑張ってほしいものです。
日本共産党上越地区委員会と上越市議団では、今回の支援活動の経験を生かし、第2、第3の支援物資届け、青空市の開催などに取り組んでいく予定です。いっそうのご支援をお願いします。