すぐ近くに住んでいながら一度も見たことがない。そんなことのひとつに柿崎区東横山の野焼きがあります。きょうは次男夫婦とともに尾神岳に向かう途中、偶然にも煙を発見し、東横山へ急行しました。まずは、東横山の民家があるところから撮影したものをごらんください。雲に隠れているのは尾神岳です。
写真でお分かりいただいたと思いますが、燃やしているところは、ほとんど田んぼの土手です。中山間地の稲作は、こういう土手の草刈りが一番の重労働になります。燃やした後に出る草は栄養をたっぷり吸収して生長します。わが家が尾神で酪農をやっていた時代、東横山の土手の乾燥した草をもらったことがあります。
次は大出口と坪野親水公園のほぼ中間点から野焼きを撮ったものです。きょうは黄砂の影響で太陽の姿を見ることはほとんどありませんでした。野焼きをしている人たちは、「日が照っていたら、もっとすごい音が出るんだけどね」と話していました。「うちの子どもは火燃やしが大好きで……」と話すと、「みんな好きだこてね」という言葉が返ってきました。
尾神岳に登ったのは今年初めてでした。昨年よりも雪消えが遅く、かなり残雪がありました。ウドとコゴミも採ることができました。これはお土産用にしようと思います。尾神岳のパラグライダー基地周辺では木々の芽吹きがとてもきれいでした。