今朝の新潟日報を読んでうれしくなりました。読書欄にある「にいがたの一冊」のコーナーで山下多恵子さんが『啄木日記を読む』(池田功著、新日本出版社)を紹介してくださったのです。
池田さんは上越市吉川区吉井出身です。この本についてはこのブログでも紹介させてもらいましたが、山下さんは、「日記からの引用は、その時々の等身大の啄木を伝えて興味深い。意気高く未来を語る啄木もいれば、敗残の身を故郷の風に吹かせてい啄木もいる」と書いています。啄木の日記は拾い読みしかしていないので、山下さんの指摘を意識しながら、今度はゆっくり読んでみたいものです。
いまひとつ、今朝の日報の読者投稿欄「窓」には吉川区在住の吉田加代さんの「生まれ変わった母校にエール」という文章が掲載されていました。吉田さんは吉川高等特別支援学校のすぐそばにある旅館、万年堂の若女将です。学校の開校を喜ぶ気持ちが、体育館のボールの音が聞こえる距離に住んでいる人ならでは感覚で書かれていていいですね。校舎の脇に大きな桜の木というのはグランドの土手にある桜でしょうか。いつも遠くから観ていたので、今度はそばで観てみたくなりました。